最強の助っ人達
「ここは、どこだ?」
「ふふん、おっしえな~い」
俺は大規模なワープを使って、城ごと移動をした。
みんなはユカを覚えているか?
そう、俺の幼馴染にしてせっかく命を助けたのに、俺のいない世界に耐えられずに自殺をしてしまった。俺のこと大好きっ子だ。
そのユカの主という形になっている、例のヴァンパイヤ、アリシアだ。
そのヴァンパイヤが以前に魔界からこっちの世界に来た時に転移の魔法陣を書いていた。
俺はこの魔法陣に少し手を入れたことがある、つまりはこれももしかしたら、俺の書いた魔法陣、つまりはワープのためのマーキングとして使えないか、っとセレスが言っていた。
そして、ワープは成功した、ということはこれは成功になる。
いいことを知れた、マーキングは必ずしも俺が直接書く必要はないっと言うこと
それに、お城の外壁にあるマーキングは俺ではなくアリやチィエラが書いてくれたものだ。
ついでに、俺に直接触れてなくてもいい、方法のワープがわかった。
これで一度に数百人も一緒にワープできることが可能になった。
「なにが、一体…なぜ?ここはトント王国ではないのか!?」
慌てる征服王にセレスが近寄ると、セレスは声高々に
「ふふん、私の作戦がうまくいったようね!」
非常に満足そうに、そういうと、俺のほうを向いてくる、おそらくは褒めて欲しいのだろうが…
「まぁ、うん。よくやったよ、正直アリシアの魔法陣に触れてたことなんて俺は忘れかけてたしな。よく覚えてたな」
「そうでしょ!そうでしょう!」
俺は今回は正直に褒めてやることにする。
そして、今度は俺が征服王に向かって
「観念しろ、征服王」
「っく、人間如きの命令など!聞くわけないだろう!」
そういうと、征服王は鞭を手にこちらを襲い始める
「っというか、お前!先ほどは私がお前の質問に答えたら、私に手を出さないということと、聞かれたことには何でも応えるといったではないか!」
「ああいったな、でも俺はお前に手を出してないぜ、お城に手を出したんだ。ただ応えるとは言ったからここがどこかだっけか、いいだろう教えてやるよ。ここはタイタニア付近の岩山だ!」
「なに!タイタニア付近だと!」
鞭での攻撃を軽くいなす、俺とセレス
征服王も攻撃が当たらないことにいらつき始めたのか
「エスクチャメ!」
来た!バッキャロウが言ってた魔法
俺はその言葉を聞いた瞬間…
(あれ、体が!体が動かない!)
征服王は俺が魔法にかかったのを知ると、高々に笑い声をあげる
「あーっはっはっはっは!やはり私の魔法は無敵だ!これを破れる者はもはや存在しない!なんせこの魔法を使えば、森の大精霊ドリアードや漆黒の大天使ルシフェラですら、屈服させられるのだから!」
俺の視線の先にいるせれすもうなだれており、これは完全に不意打ちかつ、防ぎようのない魔法だ。
ちくしょう、やられた!
この魔法は、パハロウが使ってたナイトメアよりも質が悪い
一度聞いてしまえば、征服王の配下になってしまう
そういう魔法だ、今の俺は征服王に逆らう気が起きない
でも、自分の考えは、思考はできる分、ほんとに質が悪い、洗脳ではなく、体の完全掌握
体だけが、勝手に動く
「おい、お前らお互いに殺し合え、生き残ったほうを部下にしてやる。」
征服王はそう言うと、玉座に腰を下ろす
前にいたセレスがこちらに振り替える
ちくしょう!こんなことが!こんなことが!
顔を下に向けてるセレスが、こちらに一歩踏み出してくる、それに合わせるように俺の体も前に出る
「やれ」
その言葉が合図だったかのように、急に俺の体が走り始めて、多少遅れてセレスも走り出す
そして、俺が懐から出したダガーナイフがセレスの首元にへと突き出された瞬間
セレスは、それを避けて、俺の頬を思い切り殴ってくる
「ほうほう、いいぞ!もっとやれ!お互いで殺し合え!」
征服王の言葉が俺らにかけられる、しかし
俺は、その言葉を受けて口の端が若干にやける、なぜなら
「どうした?はやく殺し合え!この私の言うことが聞けないのか!この愚図どもが!」
「だれが愚図だって!」
「なっ、魔法にかかっている状態でこの私に歯向かうだと」
「っへ、なんだ、そのおとぎ話しは?お前がかけた魔法はすでに解かれているし、約一名に関しては、そもそもお前の魔法なんて効いてないぞ」
「なっ!なんだと!」
俺がそういうと、セレスが大声で笑いながら
「あーっはっはっはは、確かこんな感じの笑い方だったかしら?残念でしたぁ~!私がこの神具を着てる間はどんな状態異常にもなりはしないのよー!」
「なんだと!だが、それじゃそいつの魔王は解けたわけが!」
「お前に、この神具を着てる状態で誰かにふれれば、その触れた人に限って状態異常を解除できるのよ!」
「そんなの!反則だぞ!」
「うるさいな、反則でもなんでも、これが俺達の力だ、あーあと。実はここに魔法の羊皮紙があるんだがな~。これ切れ端でも持ってれば、他の羊皮紙にも同じように書かれたことが伝わるようになっているんだがな~、実は以前にタイタニアにいる仲間に羊皮紙の切れ端を渡してあってな」
「なっ!」
「お察しの通りだ。もうすでにここに俺らがいることはタイタニアに伝わっている。巨人の足なら、後数分もすればここに」
っと俺が言っていると、お城の壁が破壊される、落ちてくる瓦礫からセレスを守り、開いた穴からを外を見ると
「おー!会議ぶりだな、ミニマム!」
「そうですね!カイトさん」
なんとすでにミニマムが駆け付けていた。
「なっ!そんなバカな」
そしてそんなミニマムに追いつく形で、タイタンも到着する。
「タイタン~、久しぶりだな」
「また、カイトはこんなところに魔王を連れてきおって」
「いいじゃねーか、ここが以外この城事ワープできるところが思い浮かばなかったんだよ。まぁ正確にはセレスが考案したんだがな~文句ならセレスに言ってくれ」
「いいえ~この作戦を許可したのは、私達のリーダーである、カイトでしょ~部下の責任はリーダーがとってよね~」
「いやいや、恐れ多い、仮にも元ではあるが~貴族の位にいた、なんちゃってお嬢様がリーダーに決まってるだろう~」
「だれが、なんちゃってお嬢様ですって!」
「お前こそ!人に責任を押し付けるんなよ!自分の作戦には自分で責任をもちやがれ!」
いつもの喧嘩を始める俺らをみて、征服王はさらにイラついたようにプルプルと震えると
「もういい!全部だ!全部この俺様の手中に収めてやる!この私がなぜ征服王と呼ばれているか!その真意をとくと見せてやる!覚悟しろ!この征服王!イスカンダルの本気を見せてやる!」
征服王、イスカンダルはそう言うと俺らに襲い掛かった。
はい~やっと、伏線を回収できてよかったです。
いや~ほんとにもう、その疲れます。はい、もちろん楽しいんですけどね。
でもやっぱり疲れます。
いや~、にしてもイスカンダル…征服王でイスカンダル…、ライダーのクラスにいそうですが、皆さんご安心をそこからの引用ではないですからね~、こちらは伝記とかに記されてるイスカンダルのほうを元ネタとしてますからね。
もちろんライダーのほうのイスカンダルも大好きですが、関係はないですはい。
いいですよね~特に声優さんがあのスネークですもんね~
はい、さすがに知らない人もいるかもですから、この話しはここまでにしておきます。
それでは、皆さんもしもいいなって思ったら、感想、評価、レビュー、ブックマークなどよろしくお願いします。
それでは、またね~