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魔法が使えないエルフと最強魔法使いの冒険譚  作者: タライ
トント王国転覆偏
210/413

対策と恩知らずな姫

「あの、殿これは…その」

「うん、やっぱりタマ似合うな、めっちゃエロ…可愛いぞ!」

「うぅ、あ、ありがとうございます。殿ぅ」


 恥ずかしそうにうつむくタマをじろじろと見る俺

 そんなタマが身に着けている服は非常にボーイッシュな見た目の服であり

 下はホットパンツを着せており、上は肩紐のあるTシャツで胸もとには若干のダメージを与えることでタマの素晴らしい谷間が見る仕様に仕上がっている。

 手足の長いモデルスタイルのタマだからこそ着こなせるこの服

 ホットパンツから生えるむっちりとした太もも、ダメージ肩紐Tシャツのおかげでちらりと見える谷間

 うん、我ながら素晴らしい出来だ。

 あと、俺に帽子を作る技術があればな~これにキャップなんかをエロ被りさせれば、完全にボーイッシュだったのに


「うーん、まぁこれくらいでいいか。」

「それで、殿その…魔王に対する対策のほうはどうなさいますか?」

「それなんだけどな~」

「いえ、殿が言わずとも私分かってます。」


 ほう、俺の言わんとすることをすでに理解しているのか、さすが他の奴らと違い優秀な仲間


「今、なんだかまたバカにされた気がするわ!カイトね!」

「やかましい!人の心を覗き見るなこの変態がってかなんで神具つけてないのにわかるんだよ」

「勘よ、女の勘…ってやっぱりバカにしてたのね!ふふんいいわよ別にそれならカイトの分の昼ご飯ないんだからね!」

「あぁ、それなら自分で作るからいいや」

「えっ、あっそう」


 急にシュンとするセレスに俺は特に何も言うことなく、タマのほうに向きなおる


「それで、俺が言おうとしていることが分かったんだな?」

「もちろんでございます!」

「さすがタマだ、言ってみてくれ」

「っは、殿の考えた対策とは、失態をしたこの私がこれから最低でもアニマレスに着くまでの数日を寝ずに監視をしろ言うことですね!」

「違うわ!俺はどんだけひどいリーダーだよ!」

「ち、違うのですか!?」

「いやな、これからは寝るときに馬車のまわりに罠を張るんだよ。」

「罠ですか?」

「おう、俺の性格が色濃く出た、いい~感じの罠だ」


 俺はそう言いながら笑うと、テーブルについている、チィエラとモーノが


「あぁ、その顔そそるっち」

「顔きもいわよ…ってか怖い」

「うるせ!おいこっち来るなチィエラ!」


 腰をクイクイと動かしながらチィエラが近づくものだから俺はチィエラから逃げながら、馬車の手綱を持つアリのほうへと行く


「アリ、どんな感じだ?」

「どうも何も、暇にゃ。っていうか空から行けばもっと早く着いたんじゃにゃいの?」

「まぁ、確かにタマに持って貰えばそれも可能だけどよ。でもタマはまだ前の戦いでの傷が治りきってないんだ。魔力も完全に回復しきってないらしいしな」

「お役に立てずに申し訳ございません」

「いいよ、無理はしてほしくないからな、アリそろそろ昼飯にするらしいからお前も食べて来いよ。俺が手綱を持っててやるからよ」

「そう?じゃあ、お願いするにゃ」


 俺はタマから手綱を受け取ると、そのまま後ろでみんなが楽しそうにご飯を食べる姿をちらちらと見ながら馬車を進める。




「まずいわ」


 これじゃもう…トント王国は

 せめて私の意志をカイトに…

 あぁだめ、もう足が動かない

 自分の部屋にもたどり着けそうにない

 こんな…こんな


「無様だな、リリシャよ。」


 地に這いつくばる私を見てそういうのは


「父上…」

「お前がまさか裏切っていたとはな、私はこんな子にお前を育てた覚えはないぞ、恩知らずにもほどがあろう、この王族の恥さらしが」


 うつろう景色、朦朧とする意識

 次第にその歪みは大きくなっていく

 

「必ず…必ず!カイトが!」

「あんなものは来ない、いや来たとしてももう終わりだ。お前の部屋からこんなものを見つけたんのだが」


 父上がそういって見せてくるのは一枚の羊皮紙


「それは!」

「こんなおんぼろな羊皮紙からとんでもない魔力が検知された。なるほどこれを使って賊と情報の交換をしていたのか、一体何を話して、何を知った?」

「くっ」

「ふん、まぁいいさ。これからゆっくりと教えてもらおう。あんなインチキな魔法使いと手を組んだのがお前の運の尽きだ、リリシャよ」


 父上はそう言うと、近くに誰かいたのか、何かを命じると、私の体が持ち上げられる

 そして、そのまま私は地下へと連れていかれる

 鉄のにおいに混じってわずかん腐臭がする

 ここには王に逆らった囚人も多く入れらている監獄ともなっている

 王城以上に管理が厳しい所もないことから、王城の地下に設置されたこの監獄からの脱獄は不可能

 しかし、私は牢に入れらるころなく、とある一室に通される

 そして、手足を縛られる感覚がしてから、私の意識は途絶えた…

 カイト…トント王国に…来ないで!!

残り二つ

はぁ…今日はやばいなって思ったそこの君、正直小話を作るほどの体力が残ってないから、もしもいいなって思ったら、感想、評価、レビュー、ブックマークなどよろしくな!

んじゃな~

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