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魔法が使えないエルフと最強魔法使いの冒険譚  作者: タライ
タイタニア編下
202/413

最終決戦

 魔封じの効力もすでに切れている。

 先ほどと同じで解放されている感じがする。

 これなら、いける


「アリ、みんなと一緒に合流してくれ。」

「わかったにゃ、あっカイトこれセレスから渡してって言われてたにゃ」


 そういって、アリが俺に渡してくるのはあの神具

 俺はそれを無言で受け取る

 アリが何か言おうと口を開くが、俺の表情を見て口を閉ざす

 俺はそんなアリに一言言ってやる


「んじゃ、行ってくる。ちゃっちゃっとあのでかぶつ倒して、またみんなで面白可笑しく冒険しよう。」

「うん!」


 アリは満面の笑みで応えると行ってしまう

 俺はというと、手渡された神具に着替える

 ジャージで戦う英雄ね


「ったく、最高にカッコ悪いなちくしょう」


 だけど、気分は悪くない

 行こう、ヒガンテスを圧倒しに


「ワープ!」


 俺はワープで王城の門まで行くと、そこからフライを使って空を飛ぶ

 向かうはバカでかい魔力の方向

 そこにいる、新たな魔王へと


「おいコラ!ヒガンテス!お前とっちめてやる!」


 帝国の門近くまで来ていたヒガンテスを視界に入れる

 俺はヒガンテスにさもスーパーマンのように空を飛びながら


「なっ、すでに魔封じが解除されてというのか!?」


 そんなことを言うヒガンテスの腹に突っ込む


「ぐふぅ」

「ここからが、反撃タイムだ!」


 腹を押さえて倒れるヒガンテスに俺は魔法を使おうとするが

 手のひらに魔力を集中していた時に、後頭部を叩かれる


「ぶべらっ」


 何が起こったと思い、辺りを見ると


「そういえば、まだ倒してなかったな」 


 そこには、羽根を広げて空中に浮遊するパハロウの姿があった


「ヒガンテス、私達二人でカイトを叩くよ!もう魔法も使えるんだ。もう一回あんたに悪夢を見せてやる。」

「我一人でかたをつけたかったが、致し方ないな」


 魔王二人が相手かよ。

 こりゃ辛いな…たぶん


「おっしゃ、かかってきやがれ!お前らに負けている場合じゃないんだよ!ほら、マリオネット!」


 俺のマリオネットを魔素の動きで感知したらしいヒガンテスが避ける、避けた先でそのまま地面に手を触れると


「ビックマウンテン」


 そこから、土が盛り上がって、いや岩も交じってるな、大地が盛り上がって鋭くとがった部分が俺のほうに向けて伸びてくる


「おいおい、マジかよ。」


 俺がそのヒガンテスの攻撃に目を奪われていると

 後ろからパハロウの魔法がとんでくる


「あっぶね!お前の魔法は絶対に受けられないな」

「殿!」


 俺がパハロウの攻撃を避けたと同時に、タマが俺に近づいてくる


「すみません、殿ヒガンテスを倒すことができませんでした。」

「いいよ、大丈夫、それは俺の役目だ。」

「なにか、お役に立ちたかったのですが」

「それなら、一個お願いしたいことがある」


 俺は二人の魔王の攻撃をいなしながら、人間の姿になって空を飛んでるたまに耳打ちする


「分かりました、それでは!また後程」


 タマは俺にそういうと、雲の上へと飛んでいく


「アマリオス、一緒に来て!」

「分かっただっちゃ!」


 アマリオスもタマと共に雲の上へ飛んでいく


「よっしゃ、お前ら二人に余裕で勝ってやるよ!」

「なめるな!」

「むかつく!これでもくらえ!」


 俺はパハロウとヒガンテスの攻撃をよけながら、何とか自分の魔法で倒そうと思うも


「っち、やっぱり隙がないな」


 俺の魔法は確かに強い、だけどタメが長い

 そのせいで、常にパハロウとヒガンテスの攻撃をいなしながらためるなんて無理だな

 でもセレスから神具を返してもらったおかげで、身体能力的に負けることはないだからヒガンテスの拳などの攻撃も何とか魔法を使わないで返すことができる


 ヒットアンドアウェイを繰り返すこと数分

 悪天候になる中俺と二人の魔王の戦いは難色を見せ始めていた。

 徐々にだが、俺が押され始めた。


「ちくしょう、やばいな」


 一方を狙えば、もう一方からの攻撃が来る

 しかもパハロウの攻撃は受けちゃいけない、受ければ俺の魔力量に関係なく無防備になってしまう

 俺がそろそろ限界を感じていた時

 一筋の光が俺と魔王たちの中央に落ちる

 続く轟音でそれが雷だとわかる

 そして、その雷は


「準備が整ったか、さすがタマは優秀だな」


 俺はにやりと笑うと、二人を無視して空に、雷雲に向けて飛ぶ


「なにを、血迷ったか!」

「待て!させないよ!」


 俺の行動を止めようと二人の魔法が同時に攻撃してくるが


「さぁ、もう終わりにしよう。」


 うお、今めっちゃ主人公っぽいこと言ったな、じゃなくて

 俺は右手で銃のように構えて、左手は空に手の平を向けたまま


「くらえ、レールガン!アンド~水爆!」


 俺がそういうと、雲から大きな雷が落ちてきて右手に溜まる、そして溜まった瞬間にパハロウに向けて撃つ

 左手に水素の塊である雲を集めて、その雲を操ってヒガンテスの周りに集め、一気に温度を上げ爆発させる

 レールガンをくらったパハロウは黒焦げになって落ちていく

 そして、ヒガンテスも黒焦げにで倒れていた


「俺の勝ちだあああああ」


 俺は二人の魔王に勝った。

作者「あの~」

カイト「前回の投稿にいつもの茶番が…後書きがなかったのはなんでだ?」

作者「え~っと、そのうちまた編集するかもだけど、それでも言わなきゃダメ?」

カイト「・・・」

作者「すみません、人間眠気には勝てないもんで」

セレス「ねぇ、それよりもいい加減私の傷を治してくれない?結構いたんだけど」

作者「やめろやめろ、お前はしゃべるな、君は今瀕死的な扱いなんだから」

カイト「みなさん、後書きに出てくるキャラと本編のキャラは別物だと考えてください。」

作者「なるほど、まぁそういうことなら、んじゃみんなもしもいいなって思ったら、感想、評価、レビュー、ブックマークなどよろしくお願いします。」

カイト・セレス「んじゃね~」

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