水田で栽培できる稲以外の作物
水田で稲以外に作れる作物について考えてみる。
最初に思い浮かぶのは歴史の授業でも習う定番の二毛作で、稲を育てた後の水田の水を抜き裏作として麦を育てる農法で鎌倉時代から普及したとある。
麦というのは弱アルカリ性の土壌や乾燥した気候を好むが、日本は雨が多く土壌は酸性に傾きやすいため麦の生育環境としては適している土地ではないが、狭い土地で穀物の収穫量を増やすために長く続けられていた農法だ。
江戸時代に入り米の裏作として冬の寒さに強い菜の花が菜種油を採る目的で植えられていき普及していった。
マメ科植物であれば根粒菌の働きによ土中に窒素を固定し次の米の収穫量を増やす事が出来るためエンドウ豆やそら豆と言った寒さに強く冬でも育つマメ科植物も昭和の時代までは植えられていたとある。
他には緑肥として使用するためにマメ科のレンゲを植え、次の米の収穫量を増やす植物などもある。私が道路から見る範囲ではそら豆やエンドウ豆といったものを裏作として植えているのを見たことはないがレンゲの花が咲いているのは何度か見かけたことがある。
マメ科植物や菜の花は水田であっても連作障害が発生するため、いろいろな作物を輪作でまわして連作傷害を防ぎながら収穫量を増やす方法が内政チートとしては使えるのではと思う。
他には江戸時代に水田に隣接する畦道に大豆を植える事が普及していったが、なろうでは見たことない気がする。
戦国時代に主人公が現れたなら貿易が自由化されるまでの第2次大戦前ぐらいの農法を参考にしつつ、現代栽培されている作物を調べたほうが良いのではと思う。