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大砲

 初期の大砲は鋳鉄製の大砲でしたが炭素含有率の高い銑鉄で作られていたので硬く脆く壊れやすいので、青銅製の大砲に変わっていきましたが青銅は鉄よりも高く強度が足りないので肉厚な方針となり同じ口径でも火薬の衝撃に耐えれるように砲身は肉厚になり重量が増加しました。

 なぜ鉄が安く青銅が高いかというと鉄鉱石は多くの地域で採取でき鉄鉱石価格が安いのですが、銅は採取地域が限られ銅の方が高くなります。


 戦国時代の大砲というのは現代使われているような着弾や時間になると爆発するような榴弾などではなく、ただの丸い鉄の塊を飛ばすものでした。

 鉄の塊といっても当時の木で作られた門や鉄筋コンクリートのように中に木材を交差させて土を盛った土壁では質量のある鉄球を防ぐことはできず十分な効果があったと思います。

 ただ爆発したりしないので大砲と着弾点の間でしか効果が無く相手に与える人的被害は少なかった兵器です。

 大砲よりも小さい上杉家で使われていた30匁の大筒では7人程度吹き飛ばす威力があったと言いますが、さすがに誇張が過ぎると思うけど複数の人を吹き飛ばすだけの威力はあったと思い大砲も直線状の敵を複数吹き飛ばすだけの威力は十分にあったと思い攻城戦などで城門や城壁などを破壊できる威力は十分にあったと思います。


 複数の弾を合わせたぶどう弾が使われたりましたが射程距離が非常に短く拡散されやすいので海では船の帆布に対して使われ敵船の帆を破壊することで航行不能としていましたが、陸では30~40m以下の射程とされ非常に短い射程のため使われることは少なかったようです。

 ぶどう弾が射程の短いわけは砲身内で弾が跳ね返るなどして砲身内でエネルギーが消費され砲口から放たれた弾はすぐに拡散されたいして威力が無かったようです。

 鉄以外にも石なども使われたりしましたが、青銅製の大砲では銅合金が柔らかいためぶどう弾などの算段を使用すると砲身内で跳ね返った鉄球や石などで青銅製の大砲はすぐに使えなくなるので青銅砲で散弾を使うのは射程も短く砲身もすぐに壊れるので使うメリットはないと思います。


 現代ではキャニスター弾という容器に散弾を詰めて発射される弾頭が現代でも使われています。

 容器に散弾を詰める事によって砲身内で拡散しないので砲口から出た時点で拡散せず十分なエネルギーを持った散弾が空気抵抗などで容器から分離して放たれると散弾は空気抵抗などで拡散していき数百mの射程と数mの拡散範囲をもって現代でも有効なタイ人兵器として使用されています。

 キャニスター弾は射程が短いとされていますが射程数kmが当然の世界で射程1km以下の兵器が短いと言うだけで長射程の兵器が無い時代においては圧倒的な兵器となる物です。


 広範囲の的を撃ちぬける銃として散弾銃ショットガンがあり戦国時代の日本で作られた中筒や大筒の弾丸に貫通力は低くなるが小さな鉛玉を散弾として使用することで複数並べて使えば面制圧としては十分な効果が発揮できると思います。

 散弾銃は約50mの位置で50~100cmの範囲に拡散されるので通常弾で撃ち始める100~200mでは通常弾を使い接近した時に散弾銃を使えば十分な効果が発揮できると思います。

 200mを世界で一番早い人でも20秒以上かかり武具などを装備して不整地を走ることを考えれば30秒以上はかかるため、1発撃つのに弾と火薬を紙で包んだ早合を使えば十分対処可能と思います。


 銃の散弾は射程に入れば撃ってから後方に下がるなどでき兵器として使えるが、大砲の散弾は射程の短い大砲が最前列となり簡単に動かせず大砲が邪魔となり戦列が崩壊するのでキャニスター弾として運用しなければ使えないと思う

榴散弾として大砲の弾の中に鉄球と火薬を詰めて火縄などで時限信管にする方法もあったけど、鉄球と火薬が運搬する時の摩擦によって暴発リスクが高いみたいです。

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