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 秀郎とはそうしたデートを何度か続けた。

 

秀郎と初めて出会ってから三ヶ月が過ぎた。

 ある日仲人さんと秀郎と雅子の三人で食事に行くことになった。

 雅子は秀郎に気になる部分はあったが、(いきなり声がでかくなる、やはり鼻毛がたまにでている等)それらは秀郎が女慣れしてないからだ、と自身に言いきかせた。

 遊び慣れている広告関係に勤める、雅子の男友達達は身だしなみや女性に対するエスコートは完璧である。だからこそ、女性にモテるし、彼等自身も派手に遊んでいる。彼等は女性の心を掴む心得を保持し、夜な夜な麗しき美女達を謳歌している。そんな彼等と秀郎は対極に思えた。

 

だから、秀郎さんは真面目で女遊びもしない不器用な男性なのだなと、雅子は考えるようになっていた。


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