表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/144

30

 すぐさま雅子は秀郎の部屋をでて台所に行った。

 雅子は気分を落ちつかせようとカモミールティーをコップに入れた。

 えぇと、とにかく冷静に分析すること。

 取り乱してはだめ。雅子頑張るのよ!

 そう自分に言い聞かせ、カモミールティーを一口飲み、考えた。

 雅子の中で疑問と疑惑がたくさん浮かんでくる。


 そもそもなぜ女性用の水着とストッキングを?


 ケース一:ブルセラショップで購入し、一人でコレクションし、そういう癖で楽しんでいる。

 まっ、趣味、嗜好は個人の自由。でも……。うん。ノーコメント。


 ケース二:愛人の物、もしくは愛人と楽しむお道具ちゃん達。

 うーん。それはそれは、さぞかしお楽しみなのね?


 ケース三:風俗店でプロの方に着て頂き、楽しむ為。

 プロの方にコスプレをしてもらい楽しむ人がいると誰かに聞いたことがある。

 きっと、お店ではすごく、発散してるのね?

 だとしたら、どのくらいの頻度で行ってるのかしら?


 ケース四:自身が着て楽しむ癖

 テレビで見たことあるけど……。

 秀郎さんが着ているのを想像すると……。げげっ! ムリ! ごめん!


 ケース五:雅子への贈り物

 はいはい! あなた! ありがとう! 素敵な素敵な使用済み水着とストッキング!

 バラの花より嬉しいわ!

 ……なんて絶対ありえない! 勘弁して!


 とにかく私は、

 純粋で私を大事にしてくれる、条件の良い真面目な男性と結婚したはずだったわよね?


 そもそも、条件ってなんだっけ……?


 雅子はカモミールティーを勢いよく口に流し込んだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ