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2:始まりの一枚

 お見合い当日の服装はお洋服でいいということでワンピースを選んだ。

 シンプルで膝丈の薄いピンクのワンピース。

 イタリアのブランド『ミュウミュウ』で数年前にアウトレットで購入したものだ。

 

華やかで派手すぎず上品で、その日に相応しいように思えた。

 男性受けも御母様受けも良いだろう。

 場所は知り合いがやっている和食屋を貸し切りにし、母親達も同席してお食事をするという、お見合いにしてはカジュアルな形である。

「はい。これがお相手の釣書」

 母に手渡された釣書と呼ばれる、A4サイズの一枚の紙。

 そこには相手の男性の経歴が記載されていた。


『三上 秀郎』

 学歴:医大卒

 趣味:ゴルフ

 肩書きは医師で、近い日に開業をするという。

 雅子は数ヶ月前に偶然ネットで見た記事を思い出した。

 その記事には『女性が結婚したい職業一位:医師』と書かれていた。

 安定した収入で長年首位の職業とのことだった。


 雅子にとってこの秀郎が持つ条件はかなり良いように思えた。


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