表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/144

15:

***

 その結婚式までに雅子と秀郎は週に一回のペースで二人で御飯を行く、というルーティンができていた。

 店の地図をネットで探すのも雅子である。

 秀郎は店の予約をしたりもせず、またグーグルマップの使い方さえもわからない様だった。

 雅子はリードをしない秀郎に時折苛立ちを感じたが、彼は女性慣れしてないのだ、だから仕方がないことと、自身に言い聞かせた。

 しかしもう一つ雅子には大きな不安があった。

 それは秀郎が手も繋いでこないことである。

 男女の行為がもっぱら無い。雅子はこんな男性は初めてだった。

 秀郎はおかしいのではないか? 恋愛経験はあるのか? とさえ、思うことがある。

 雅子は心配になり、ある日、秀郎に質問をした。

「今まで女性と付き合ったことはある?」

「あるよ」とは言っていたが、何やらあいまいだった。

「どんな人と付き合ってたの?」という雅子の問いには

「同い年の子と一年ほど」という答えだった。

 しかしその秀郎の話しは具体生が無く、とってつけたような答え方だった。

 それから、何度か秀郎と会っていたものの、男女の行為は全くなかった。

 お見合いとははこういうものなのか。

 一緒に住んで、初めて男女の行為がスタートということなのか。

 雅子は秀郎の行動に対して自然とそう捉えていくようになった。

 確かにそういうケースもあると聞く。

 

あまり腑に落ちない気持ちの中、結婚式の日が迫る。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ