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13:

 後日、秀郎の母親から聞いたのだが、この日秀郎が遅れたのは車の運転の練習をしていたからだそうだ。

 いや、それであればわざわざ運転しなくても良かったのではないか。事実、秀郎の運転は上手いとは言えず、かなり危険で帰りは家まで送るという秀郎に、行くところがあるからという理由をつけて、雅子はタクシーで帰った。

 しかし秀郎の遅刻事件について、一つの謎が解明され、雅子はほんの少し安堵した。

 結局、結婚式会場は秀郎と最初に行った老舗ホテルの会場にした。

 上品でセンスの良い式や披露宴ができるように思えた。

 結婚式の準備は、ほとんで雅子が決め、秀郎はイエスマン状態だったのでまるで自身が開くバースデーパーティの様に、全てにおいて雅子の趣味、嗜好で楽しく決めることができた。


 そんな中、母親から、秀郎が雅子に指輪を渡す、という話を聞いた。

「婚約指輪を買って雅子に持って行くみたいよ」

「どんな指輪だろう……?」

 雅子は自分の気に入ったデザインが良いと思っていた。付け加えると、気に入ったブランドの。


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