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1:オミアイアドベンチャー。それは突然やってきた

「たいしたことじゃないのよ。全く」

 自分にそう言い聞かせ、雅子はカモミールティーが入ったティーカップを口に運んだ。

 開催された自身の結婚式から二ヶ月。

 永遠の伴侶となるはずの夫から予想以上に、いや、予想外にとんでもない発見が次々と沸き起こる。

 ここ数ヶ月で嬉しくない発見は積み重なり、ミルフィーユのようである。


 召し上がれ!



***

 まだ残暑が残る秋だった。

 母親が突然、「雅子、お見合いの話が来たのだけど」と、少し微笑みながら言った。

「えっ! 何? 誰? なんで?」

 私は驚きと同時に興味が湧いた。

 話を聞くと、母の知り合いのおばさんが、条件が良くて娘さんにぴったりだという男性がいるので、紹介したいのだという。

 以前から人生に一度は『お見合い』というものを体験してみたいと思っていた。

 ドラマ等でよく見る、「ご趣味は?」のイメージである。

 ただの好奇心だけで雅子はその話を受けることにした。

 まさか、これがとんでもないことになるとは、その時は知る由もなかった。


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