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蒼い華  作者: ぽよまる
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プロローグ(2)

第2弾!!

この家には2人しか居ないというのに4人がけの大きなテーブル。

そこに向かい合わせになって食事をとるのがいつものルーティーンだ。

兄がキッチンで片付けをしているなか自分はポットに湯を沸かす。兄にはコーヒー、自分は苦いものは飲めないため牛乳を、。わいたお湯をひいたコーヒー豆の上からカップへと注ぎ込む。フワリとコーヒーのいい香りが一瞬広がる。兄はもう既に椅子に座って机につきテレビをつけていた。


< 「 ……〜〜、日本初の“ トラバー ”が出現してから本日5月8日で7年となりました。トラバーの存在が当たり前と化し日常にもだいぶ溶け込んできました。政府の研究によひ54名のトラバーが存在することは判明していますが現在確認されているトラバーの数は32名と22ほど見つかっていません。政府は引き続き捜索を続けて行く方針で…… 」 >

ー プツッ ー

「 あっ…… 」


思わず声が漏れた。


「 ほら、リンー?テレビに気を取られすぎ。遅刻するぞ 」


どうやら飲み物を持ったままテレビに見入って居たようだ。兄の声でようやく現実に引き戻される感覚になった。小走りで机につき手を合わせる。

兄弟声を揃え「「 いただきます 」」朝食を取り始める。あいも変わらずしょうにぃの作ったご飯は美味しい。見た目も綺麗でなんとも食欲をそそるものになっている。

無意識のうちに口いっぱいに頬張っており


「 喉に詰まらせるなよ 」


と微かに笑いながら自分を心配してくれる兄の声が聞こえる。思い出したかのようにグイーッと牛乳を飲みご飯を胃へ送る。笑う兄の顔を不服そうに見つめる。

兄の左目の中にはスペードのマーク。さらにその中「 A 」と文字が浮かんでいる。

それを見ればふと先程のニュースで言っていたことが頭をよぎる 。

次もプロローグかもしれないです。汗

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