表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蒼い華  作者: ぽよまる
1/3

プロローグ

第2弾と言うよりもこっちが本命!

ガチで設定練りこんだマジモンの作品!

「 ピピピピッピピピピッ 」


耳障りな音が部屋に響く。うっすらと目を開ければ刺すような朝日が部屋の窓の隙間から差し込む。音の発生源へと手を伸ばし“ カチリ ”という機械音とともに頭に響く深い音が止まる。上半身を起こして軽く伸びをすると「 んん 〜〜〜 …… 」なんて声が漏れる。

変わらないいつもの朝、普段と変わらずリビングへ向かおうと自分の部屋の扉を開ければフワリと味噌の香りが鼻を通る。その香りに釣られるようにリビングへと入ればキッチンに“ 兄 ”の姿が。


『 今日は飯はしょうにぃのごはんか… 』


昨日は俺だったけどやはり兄の作るものには勝てない。


「 はよ、しょうにぃ、今日は和食なの? 」


眠い目を擦り、椅子に座りながら上記をを問いかける。


「 おはよ 、昨日オマエがヘッタクソなフレンチトースト作ったからな。 」


ケラッと笑いながらからかうように言われる。兄がこうやって自分をからかうのは昔からだ。不服ではあるものの兄いわく“ 愛あるイジメ ”らしいので良しとしよう。

だが嫌なものは嫌だ。頬を軽く膨らませムスッと効果音がつきそうなほど子供のように拗ねる。


「 ごめんぢゃん … 、 形は悪かったけど味は良かったからいーだろ ? 」


本当にごめんなど思ってないが一応程度に謝っておく。するとキッチンから「 ははっ 」と笑い声が聞こえてきた。その声にさらに頬を膨らませ不機嫌になればキッチンから「 ごめんごめん 」なんて言葉が笑い声混じりに聞こえてくる。タイミングを見計らったかのように< ピーッ >と白ご飯が炊けた音が聞こえる。それを合図に立ち上がり兄の居るキッチンへと朝食の準備に向かう。


「 食器は? 」「 4枚、2枚はここに置いて。おかずは3段目 」「 おーけー。持ってっとく 」「 量は? 」「 9で 」「 よく食うなぁ…。成長期 」「 しょうにぃもだろ 」


棚から皿を取り出し箸や飲み物を入れるコップなど必要なものを取り出しながらそんな会話をする。

いたって普通の会話。そこらの家族と何ら変わらない。“ 2人 ” だけであることを除いては……。

冷蔵庫の3段目から作り置されていたマカロニサラダとキャベツのみじん切りを取り出し、机に食器類をセッティングし終えたところで兄が茶碗に9割ほど入れた真っ白な米を2つ。桜色に色付いた鮭を一匹づつ皿を2枚。豆腐とワカメ、油揚げの入った味噌汁を2つ順番にカウンターへと乗せてゆく。出されたものから1つづつ机にセッティングしていく。

プロローグ長くなりそうなのでここで切ります!次も是非見てください!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ