方針転換
山賊の一団と共に、我々の一団も山賊の集落に向かった。板材でできた橋を渡り、小道を歩き続ける。青々とした木々の間から日の光がさす。気持ちのいい日だ。馬とそれにつながれた馬を走らせる。そんな景色がすごい速さで過ぎ去っていく。しばらくすると、集落らしきものが見えてくる。石器時代を思わせるような建物が見えてくる。少ししたらその集落についていた。
家々は、木や枝、葉などで作られたまるで縄文時代の竪穴住居のような建物が立ち並ぶ。畑もあるが土地が少ない上に、土壌もあまりよくないようで、見ただけで集落を支えきれないのがわかるほどだった。
「大変そうね。」サリーは、言葉をこぼした。
その日は、その集落に泊めてもらいお礼に、持っていた物資の少しを分け与えた。その日の夜、首領と話し合った。自分たちの目的と、その後は、君たちを助けたい。その様な内容のことを伝えた。首領は、これをもっていなさいと言って、首領は、自分たあちの部下に対する略奪、攻撃を禁止するという内容のものだった。ピーターたちは、一同感謝した。
次の日になり、我々は、集落を出てまた一路北進した。2日ほど主街道から外れた道を進み続けると、主街道にぶつかった。その後は、主街道を進む。更に、5日ほど経つと家々が立ち並ぶ街道沿いの村が見えてきた。ここが街道最後の北端に位置する村だ。僕たちは、一度そこにより明日、国境を越えることにした。
その日泊まる宿をとると各自必要なものの調達や情報収集に乗り出した。
昼過ぎに村につき一通り見て回った。街道にあるため人が来るのだろう。木材や土壁で作られた自分たちが住んでいた村のような建物が立ち並び、それだけではなく、巨大な倉庫、畑、それに加え酒場や宿もありとても、にぎわっていた。村のはずれには、馬をつなぐ場所もあり、たくさんの荷車に馬車などが並び、村で休む商人に村の中心の市場では、様々なものが様々な地域からきた商人によって売られていた。
ピーターは、北方の隣国のルソン共和国から来た貿易商人に、共和国について尋ねた。
「私は、ルソン共和国を通りそのまま魔王領へ侵入し、魔王城を目指したいのですが、現在のルソン共和国について教えて頂けませんか。」それに対して、商人は、「現在少々複雑なのだが東部の都市が魔王に対して弱腰なルソン共和国に対し独立して、東ルソン都市国家連合国という国家が生まれている。ルソン共和国では、あまり魔王討伐は歓迎されない国は、対立を禁止している。だから、東に移動して、フィレンツェ帝国というところを目指しなさい。そこから、東ルソンを通るのが一番いいだろう。」と教えてくれた。
その日の夜、全員にピーターは、今後の方針を伝えた。それは、まずここから、東に向かう道を通り、ルソン領が王国に入り組んでいる所をフィレンツェへと向かう行商人と称し通過して、王国へ戻りそのままフィレンツェ帝国を目指す。と伝えられた。
全員その方針で合意し東を目指すことにするのだった。




