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森を抜けて

 2日の日が過ぎ、方針転換に対する物資の用意をすると東に向けて村を立った。

 我々は、東へ東へと馬を走らせられるのならばどんな道も進んでいった。

 村を出たところでは、石畳のところもあったが道を外れ始めると、その道は、整備されておらずがたがた道を通って行った。

 森の中で、その日は、日が落ちてしまったので、私達は、木と木を縄でつなぎ密集した木々に張った縄に天幕を張ると、その上に、葉を乗せると毛布をその中に入れ、荷車や馬もつないだうえで同じように隠し、周りからばれないようにした。そして、木々の少ない森の空き地のようなところに、薪を組み焚き火を始めた。

 その日は、パンと野菜を煮込んだスープに、干し肉というものを温めて食べた。みんなで談笑しながらご飯を食べ終わると、見張りの当番の順を決めると見張り以外は、先ほど作った天幕の中に入った。そして、寝ることにした。見張りの二人、今日は、ジョンとオスカルだったのだが、この二人は、焚き火の周りで、剣を持ちながら互いに、周りを監視しながら会話を楽しんだ。暫くして、見張りの時間が終わり交代のタイミングになったので、次の見張りのピーターとマークを起こすと入れ違いにそのまま寝た。

 そんなことをしながら、夜が明けるのを待ち、夜が明けるとその時の見張り当番は、全員を起こすと、各自で、水筒とパンを一本そして、干し肉にリンゴを一つとるとまた、焚き火の周りを囲んで、朝食をとった。

 朝食を食べ終え、今日の目的地と経路を決めると、それぞれ荷車や馬を隠していた天幕や寝ていた天幕を片付けると荷車に乗せ馬につなぎ各自配置につき出発の字準備を整えると、ここと国境部の間にある中規模の町グレスターに向けて移動を始めた。

 景色の変わらない森の中のガタガタの木が生えているかどうかでしか見分けのつかないような道を全力で走り抜けた。激しく揺れる荷車を暫く走らせると通行に支障が出ない浅い川に出た。川を安全のためゆっくりと渡る。渡り終えた後、少し時間があり余裕があるので、近場の木の枝をとがらせると魚を捕まえた。ここで休息をとることにしたのだ。ちょうどいい時間なので、魚を焼きそれを全員で食べた。今までは、町で調達した保存食品などを食べていたので、久しぶりに温かい魚を食べた。

 また、移動を再開し、少し移動したとき、遠くに人工物が見えてきた。だんだん近づいてきたそれを見ると、それは、目指していた建物とは、似ても似つかないレンガなどは、一切使われておらずあるのは、枝や葉で作られた建物に、わずかにある倉庫などに、板材が使われているようなまるでこの間の山賊の集落のようなところだった。

 面倒ごとを避けるためその集落を迂回しようとするも、すでに時は遅く、山賊に周りを囲まれてしまった。

「荷物をすべておいていけ。」この集落を束ねていつであろう人が言う。

 それに対して、「これを見よ」と、ピーターがこの間の紙を見せる。

「すまなかった。ここから、あなた方が目指しているところへとより早く行けるようになる近道を教えてやろう。」と、彼は、言った。

 そして、彼らは、先導を始める。今まで通ってきた道から外れた道を迷わないよう彼らの指示を聞きながら進み続ける。

 しばらくの間、彼らとともに進み続けると、細いだけれども今日通ってきた中では、一番ちゃんとした道に出た。その道は、今日の目的地より先の道だ。

「なぜ、ここまで来ているんだ。」思わずピーターが言う。

 この辺りは、かつて魔物や野生動物が頻繫に出没する危険な森だった。その為、この森を迂回した道が作られ、本当なら、一時間ほどで抜けられるところだが迂回経路のせいで、2日間かけなければいけなくなっていたのだ。しかし、この問題も王国軍による魔物の討伐や周辺住民の狩りによって野生動物が減少しそこを山賊が縄張りとするようになったため、その後も、人が近寄らず元の迂回路を通り続けたため国やその地を治める領主もその森を結局整備せずそのままにしていた。

 ピーターたちは、あくまでこの森に住みつつ東へと抜ける道で通行人を襲っていると、思っていたが実際は、森全域を本当の意味で山賊が管理していたのだ。

 そして、その過程で森をむやみに通ろうとする人や勝手に住処にしようとする魔物を襲い略奪していたのだ。その過程で、森の中の木を少し間引き馬を走らせられる程度の道を密かに作っていたのだ。それを今回は、使わせていただいた訳だがそんなことを密かにしていた山賊達に、ピーターたちは、驚くのだった。

 結果として、山賊のおかげで二日もかかるはずだった道のりを数時間で駆け抜けることができたので1日早く次の大きな町サープリノまでこれたのでその町に一日早く入り、ここから先の日程を考え始めるのだった。

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