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遂に俺に春が来た!!

初投稿というか、最後の投稿になるかもしれないというか。一人でも続きが見たいという方がいれば細々と続けていくかもしれませんが、正直自分でもなんだこの駄文と思っているので一話で終わるかもしれませんが是非よろしくお願いします。

俺こと坂本健司の日常は終わっている。なんの面白味もなく過ぎ去っていく。周りの奴らには可愛い幼馴染がいて羨ましがられたりするが、あいつは見てくれがいいだけで性格に難がある。


学校では猫を被っているからわからないのは当たり前だが、そんなわけで俺の幼馴染こと井上紅葉はモテる。紅葉アンチの俺でも見た目は最高評価を下すくらいには良い。性格も外では猫を被っているから聖人だと思われている。皆が騙されていて大変かわいそうである。


そんな紅葉から今日も話かけられる。




「今日は屋上だって。この後よろしく。」


と、俺にだけ聞こえる声で俺の席を通る時につぶやいた。それだけ言うと返事も聞かずにスタスタと歩いていく。いつもなら返事もせず言われた通りに行動を起こすだけ。しかし、今日だけは俺にも用事があった。あいつはもう教室にはいないので、仕方なくLIMEで「すまんが、今日は俺も先約がある。」と入れる。すると直ぐに返事がくる。「は?どういうこと?なんの用事?」と好戦的な返信だ。俺は「多分、お前と同じ。」とだけ返す。


俺たちの言ってる用事とは、告白されるということだ。紅葉はなぜか告白の場に俺を連れていきたがる。別に付き合っているわけでもないのに一緒にくる俺を見ると相手は諦めていくからだとは思うが。




そんな虫よけスプレー的な扱いを受けている俺の元に、今朝方ラブレターらしきものが入っていた。俺史上初の快挙であり、正直紅葉に付き合っている場合ではないのだ。


そんなわけで俺も俺で現場に向かうことにした。紅葉からめちゃくちゃLIMEが入っているがこんなのは無視だ。


今までモノクロだった俺の世界をカラフルにしてくれる女性がこの先に待っているはずなんだ。とてもかわいらしい文字だった。文字だけで好きになってしまいそうになるくらいだ。俺宛の名前の後ろにはご丁寧にハートマークまでついている。これは誰がどう見ても立派なラブレターだ。素晴らしいの一言に尽きる。俺を見つけるなんてなかなか見る目がある。その見る目を買って最早相手が誰であろうと付き合うまである。




俺はそんな大暴走の歓喜した感情を抱えながら、指定されていた体育館裏にたどり着いた。そこには人影があり、俺よりもでかいように見える。ほぅ、高身長か。俺が177だから中々の高身長と見える。高身長カップルか、悪くないだろう。さらに近づいていくとショートヘアであることがわかる。逆光になっていてなかなか見えないがあまり髪の毛があるようには見えない。そして、さらに俺は歩を進める。するとそこには、野球部のエースでクラスメイトの高橋がいた。一瞬、こいつが俺にラブレターを送ったやつかと思ったが、野球部のエースでここは体育館裏。こいつもさぞモテるだろうし、同じ用件できたのだろう。確かにこういうありきたりのところを指定するとバッティングしてしまうこともあるかもしれない。野球だけにね!!!ハハハハハ…。さて、こいつには俺の為にどいてもらおう。


そう決意し、声をかけようとしたところで高橋から声をかけられる。




「やっときてくれたか坂本。俺、最近お前のことが気になっているんだ!!!付き合ってくれないか?」


Oh .............usodaro???


俺の可愛い彼女は???


誰でも付き合うと言ったな。あれは嘘だ。

普段何の気なしに見ていたなろうも色々と書かされるところが多いのね。作家さんの苦労が少しだけわかったよ...

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