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わかりにくい詩たち

高い所に愛がある

あっ


あんな高い所に愛があるよ


手を伸ばしても届かない


首が疲れるだけなほど高い所に





まるでクレーン車に吊り上げられて


初夏の空を爽やかに踊るように


じめついた地上とは違う超然とした風の中を


愛は自由に舞う





くるくると


回りながら


けろけろと


こちらを見下ろしながら


愛が何かを言った


何て言ったの?


聞こえない


そんな高い所にいる愛のことばは


私にはわからないから





私はアスファルトと土のあいだを歩きながら


地面に生えた草を見つめる


こんなに低い所に生えた草の気持ちを考える


曇り空に愛はあかるくケタケタと笑っている


そのあいだに私はいて


愛の上には高い空が広がっている



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― 新着の感想 ―
[良い点] いい! なんかいい! うまく言えないけどいい! [一言] イマジネーション広がります!!
[一言] 愛と、主人公と、依って立つ大地との、位置関係は 主人公が感じる愛というものへの感情そのもので 高尚な言葉で語られる愛は 自分をあざ笑っているように見える と、感じました でも、愛こそ、大地…
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