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第二話

目を開けるとそこは森の中であった。


上半身を起こし手を前に向ける


「……オチろ」


ボコッという音と共に地面に一瞬で穴があいた


「夢じゃなかった…」


頭を抱える


もしかしたらタチの悪い悪夢かもと思ったのに!穴も消えてたから、夢だと思ったのに!

全然そんなことはなかったよ!


「はぁ〜」


深いため息を吐く


こんな落とし穴を作るだけの能力じゃ、女の子たちと仲良くなることなんて出来ないし、そもそもどうやって生きていけばいいんだよ


いくら考えてもいい案は浮かばない。


「…喉が乾いたな」


気付いたら目が覚めてから何も飲み食いしてないし、どのくらいの時間かわからないけど気を失っていた。

どうやらそこそこの時間気を失っていたのかもしれない。


「とりあえず女神様の手紙に書いてあった川を目指すか」


足に力を入れて立ち上がる、左手に握りっぱなしだった手紙もポッケに入れて川を目指し歩き出した



歩き出して数分後


「暑い」


軽く汗ばんできた、動き出すと暑さを感じる。日本と似た気候なら春か秋ぐらいなのかもしれない。


「近くにあるって書いてあったからそろそろ見つかってもいいと思うんだけどな」


服が汗を吸って肌に張り付いて気持ち悪い、思ったより通気性は良くないみたいだ、額の汗を袖で拭いながら歩みを進める


ふと、あることに気づく


「なんだかずっと登ってない?」


気がつくと緩やかな傾斜になっているのがわかる、もしかしたら森と言うより山なのかもしれない。


「けど、息苦しさとかはないからそこまで高くはないのかも」


何もわからないのから憶測でしかないのだが、何か考えてないと辛い、もう喉はカラカラだ


それでもあきらめず歩いているとやがて、水の流れるザァアアという音が聴こえてくる


「やった!川だ」


急いで音のする方へ駆け出すとそこにはゴツゴツとした岩がある渓流だった


「やっと水が飲めるぞ」


早足で川辺に向かい両手で綺麗な水をすくいゴクゴクと喉を鳴らしながら飲んでいく


「ふぅ〜生き返った〜」


川辺に座り込み一息つく、すると今度はグゥゥと腹の虫が大きく鳴き始めた。


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