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・初日・(前編)

雪の降る夜のこと僕は、ご主人の涙を見た

僕の名前は咲 雄である


春 ご主人は人知れず泣いていた。

なんで泣いているかは解らない僕は猫だ

だけどこのままじゃ駄目だ、ご主人が泣いている

僕ら猫は人間の感情に疎い、だけどご主人をほおっておくことができない

何故なら僕ら猫は、慰めずにはいられない

それが猫なのだから

これは、悲しみを知らない猫の物語である


・初日・

去年の四月のこと、ご主人は高校に入学した

今日は二年生になって初日、ご主人が慌ただしく家から出て行った

?「行ってきます」

咲(朝から慌ただしいなご主人は)

僕のご主人は、田中正雪たなかまさゆき15歳

普通の高校生で、陸上部に所属し、猫が大好きな男だ

そんな彼と僕のいつも道理の日常である

咲(さあ、ご主人が学校行ったし、家から抜け出して散歩しよう)

咲が二階に上がる外から涼しい風が吹いてきた

咲(今日もここから出よう)

咲は、そう思うと窓から屋根に屋根から塀に飛び移った

近所のおばあさん「おはよう咲ちゃん」

咲「にゃー」

このおばあさんには散歩行くとき毎回会う

今日行くのはご主人が通う仰ヶ原高校あおぎがはらこうこう

咲(さあ今日もご主人の1日を眺めよう)

?「ホームルームを始める」

?「起立、きょうつけ、礼」

?「お願いします」

いつも道理の朝が始まった、そうただただ思った

今日は始業式、この後体育館に行くらしい

咲(俺は二階の窓からのぞこう)


・二時間後・

咲(長い、長すぎる)

咲(暇だなー)

?「では、始業式を終わります」

咲(やっと終わった)

咲(ご主人は、寝ているな)

咲(まあ、校長先生の話長いもんな)

咲(そろそろ、三階の教室に行こうかな)

咲はそう考えると手すりつたいに歩いて行った、、、、。

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