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水の聖者~20の柱~  作者: 森川 悠梨
序章 世界の誕生、辺境の街
2/33

バイコーン討伐

「ヒヒイイィィィィーン!!」

「ブルルルルッ」

「ヒイーン!」


 馬のような鳴き声が響く平原。

 2本の角を携えた2メートルほどの黒い馬の魔物の群れが、1人の少年と1匹の鷲の魔物へと襲いかかっている。


 言うまでもなくバイコーンの群れであり、少年――アルスレンドは白と黒の双剣を持ってバイコーンを一撃で絶命させている。

 鷲の魔物――極夜は嘴や足の鉤爪、そして名前の通りの雷を利用した攻撃で、こちらも一撃でバイコーンを絶命させていた。


 バイコーンの群れは30匹ほど。人々からすれば脅威ともなるが、アルスレンドと極夜にとっては赤子以下のレベルでしかない。


 バイコーンの群れはあっという間に蹂躙され、その数を減らしている。彼らにとって人間は脅威ではなく――むしろいい餌である

 ――、仲間を殺された仇ということで積極的にアルスレンドと極夜に襲いかかっていた。


 怒りで格の差を理解できないのか、逃げ出す様子もなく襲いかかるバイコーンの群れ。

 その戦い――ではなく蹂躙――は、5分と経たずに半数以上が絶命している。


 時間がある程度かかっている理由は、バイコーンが自ら襲いかかってくるのを待って自分たちはほとんど場所を動かないからだろう。

 しかしそれでも圧倒的なスピードでバイコーンは死体を積み重ねており、アルスレンドと極夜はまったく疲れた様子もなくただ淡々と敵を狩り尽くしていた。


 しかし周りから見ればアルスレンド達はバイコーンの群れに囲まれているように見えるわけで。


「おーい! 助けはいるか!」


 そんな声が外からかかる。そんな声に反応した数匹のバイコーンはそちらへと一瞬だけ視線を向けるが、脅威でないと判断したのかすぐに視線を逸らして中央にいるアルスレンドと極夜へと突っ込んでいく。


「問題ない! 危ないから離れろ!」

「え? でも、この数よ!?」

「すぐに終わるから離れてろ!」


 剣を持った男と魔法発動体であろう杖を持った女、そして弓を持った女にバトルアックスを持った男と随分とバランスの良い4人組の若いパーティは、アルスレンドを見て心配そうに声を上げる。


 しかし彼はそんなこと知ったことではないとばかりにバイコーンとの戦闘に意識を戻す。

 冒険者が冒険者を助けるのは、あくまで相手が困っていると確信した場合と確認した場合のみだ。それ以外の場合は獲物の横取りということで基本的には勝手に介入するのはマナー違反というのが暗黙の了解だ。


 そのため手助けは不要と言われた4人組のパーティも、アルスレンドの許可がなかったために下手に手出しはできないでいるのだ。


 しかしその後5分もせずに最後の1匹の胴体を切断し、または頭部を吹き飛ばして戦闘を終了すると、アルスレンドは剣についたバイコーンの血を振り払ってから左手の白刃を鞘に仕舞う。


 そして右手に黒刃を持ったまま、100メートルほど離れたところで彼の戦闘を見ていた4人組のパーティへと視線を向けた。

 アルスレンドは魔道具でもある外套を着ており頭巾も被っているので、相手には顔は見えていないはずだ。


 しかしそれでも声から男であるということはわかっており、100メートルほど離れているとは言ってもバイコーンとの大きさの差を見れば割と小柄なことがわかる。


 それを見て、4人は驚きを隠せないでいた。更に言えばバイコーンとあれだけ激しい戦闘をしていたというのに外套には血の一滴も付いていない。

 それだけの技術を持った冒険者であるというのは、その場で彼の戦闘を見ていた4人には充分わかっていた。


「おい、あんた。大丈夫か? 怪我、とか」


 4人で歩み寄りながら、剣を携えた戦士風の男がアルスレンドに話しかける。

 アルスレンドは右手に黒刃を持ったまま、極夜を呼び寄せて生活魔法第1番、『洗浄クリーン』をかけて嘴や鉤爪、体についたバイコーンの血を洗ってやる。


 そして左腕に留まらせると、4人組のパーティへと視線を向けてうなずいた。


「ああ。ちょっと心配をかけたようですまない。まあ、これくらいの数、逃げなかっただけ楽だったがな」

「え、Aランクの魔物相手に楽だったって……」

「にしてもその魔物、もしかしてSランクの魔物の雷鳥サンダーバードじゃ?」

「えっ!? 雷鳥!?」


 Sランクの魔物と聞いて驚愕の表情を浮かべたのは、弓術士の女以外の3人だった。

 慌てて後ろに下がるが、従魔が付ける首飾りを見てほっと息を吐く。


「な、なんだ。従魔か。驚いた……」

「凄いよ。Sランクの魔物を従魔にしてるなんて」

「綺麗だね。ねえ、ちょっと撫でても?」


 正確には極夜の場合は普通の雷鳥とは違いSSランクよりも遥かに格上の魔物になっているのだが、まさかそれを全て話すわけにも行かず黙ってうなずいていた。


「うわっ、すごい! フワフワしてるわよ! 気持ちいい!」

「う、うそ!? 私も、良い?」

「ああ。構わない」


 続いて弓術士の女も目を輝かせて、極夜の胸の辺りを撫で始める。


「グルルルゥゥ……」


 極夜としては胸の辺りが一番好きな場所で、撫でられるのが気持ちいいのか目を細めて喉を鳴らしている。

 そんな極夜の様子に2人の女は喜んで胸元を撫でている。


 が、しかし。


「おい、騒ぐのはいいが、その辺にしとけ。悪いな」

「いや、構わないさ。極夜も喜んでるしな。人に撫でられるのも嫌いじゃないんだし」

「そうか。そう言ってもらえると助かるよ。あ、俺はテル。C級の獅子の牙というパーティのリーダーをやっている。よろしくな。で、こっちのバトルアックスを持っている男はタルク。弓術士のそいつはアンナで、魔法使いのそいつはレムだ」


 テルと名乗った戦士風の男がパーティメンバーの紹介をし、タルクと呼ばれたバトルアックスの男と極夜を撫でていたアンナとレムも極夜から離れて挨拶をする。


「よろしく頼む」

「よろしくねー!」

「よろしく」

「ああ、よろしく。俺はアルスレンドだ。アルとでも呼んでくれ。こいつは極夜。見ての通り雷鳥サンダーバードだよ。一応、ラージの街の冒険者。ソロだ」


 アルスレンドも同じように自己紹介をすると、テル達獅子の牙の面々は目を見開いた。

 今の時代、ソロで活動する冒険者は限りなく少ない。何故なら、魔物の質が高すぎてソロで活動すればパーティを組むよりも危険を伴うからだ。


 実際この場でバイコーンの群れと戦っていたのはアルスレンド1人と従魔の極夜1匹であり、Sランクの魔物が1匹いたとしてもAランクのバイコーンの群れを相手にするのは普通なら難しいことである。

 しかしアルスレンドと極夜はテル達の目の前でその難しいことを軽くこなしており、ソロで活動する相応の実力を持っていることはすでに証明されている。


 そのためか簡単に納得することが出来たのはある意味で幸運だっただろう。


「さて」


 短く呟きながら、アルスレンドは頭巾を外す。

 すると白銀の髪と狼の耳がそこに晒され、テル達は更に目を見開くことになった。


 数少ない白銀の髪を持つ少年。それも青い目を持つ整った顔立ち。間違いなく、少数民族でもあり戦闘民族でもあるレイヴァだ。


 そこで、獅子の牙の面々は彼の戦闘能力の高さに納得の表情を浮かべるのだった。


「珍しいね。レイヴァだったなんて」

「ああ、よく言われる。まあ少数民族なんだし仕方ないよ」


 自慢ではないのだが、アルスレンドも自分の顔が整っていることは自覚している。自らの兄姉たちも同様に整った顔立ちの者達のみである。


 白銀の髪と整った顔立ち、そして戦闘能力を目的として悪徳商売人などに高値で取引されることがあるレイヴァ。

 それはアルスレンドでも同じで、以前にもそのような経験をしたことがある。


 嫌な思い出が頭の中に浮かんできたが、やがて我に返り頭を横に振って無理矢理それを頭から離す。


「まずはやることがあるからな。悪いけど、俺はバイコーンを解体しなきゃいけないから、ここでお別れだな」

「ああ、よければ手伝おうか? この数を1人でやるのも大変だろう?」


 テルがそう申し出る。その提案に数秒考えたアルスレンドだが、やがてうなずく。


「ああ、頼むよ。けど、タダというわけにもいかないな。じゃあ……バイコーン4匹でどうだ?」

「4匹? そんなにいいのか?」

「ああ、構わない。これだけの数を1人でやるところを、5人でやらせてもらうんだからな。これくらいの出費、安いものさ。金にはあまり困ってないし。何なら、10匹くらいやってもいいんだぞ?」

「い、いやいやいや、それはさすがに無理だ。けど、これだけの数、どうやって持ち帰るんだ? 見たところ、荷車の類もないようだし」

「ん? そこはほら、これだよ」


 テルの疑問を解決すべく、アルスレンドは目の前で収納魔法を見せてやった。

 目の前にあったバイコーンの死体がどこかに消え、次の瞬間には再びバイコーンの死体が現れた。


 だと言うのに彼らは驚きの表情を浮かべるでもなく、むしろ納得の表情を浮かべた。


「なるほど、収納魔法の使い手だったのか。いや、さすがだな」

「これくらいどうってことないさ。お前達はこれからどこに向かうんだ?」

「ラージの街に向かっていたところよ。これからその街を拠点にするためにね」

「へえ……良かったら、お前達に譲る4匹分は俺が運ぼうか?」

「本当に? いえ、お願い。こちらとしてもさすがに1匹500キロもあるバイコーンを1人1匹持つのは大変だしね」

「俺も賛成だ。流石に俺でも、500キロは御免だしな」


 レムの言葉にタルクが同意する。パーティの中では一番力が強いからなのか、他のメンバーがその言葉を聞いた瞬間、じゃあ無理だとばかりに諦めの表情を浮かべた。


「俺からもお願いできるか?」

「ああ、問題ない。ただし、ギルドまでという条件付きになるが」

「構わない。……けど、本当にいいのか、4匹も?」

「いいよ。30匹もいるんだし。とにかく早く始めよう。素材の方はわかるな?」

「ええ、問題ないわ。1度だけだけど、私たちバイコーンの解体はやったことあるし」

「そうだな。まあ、時間はかかるだろうが1人でやるよりはマシだと思うぞ」

「まあ丁寧にやってくれれば気にしないさ」


 アルスレンドの細かいことを気にしないという気さくな性格もあり、多少素材に傷がついても許すという言葉を受け、早速5人はバイコーンの解体に取り掛かった。

 極夜には解体ができないので周囲の警戒をしてもらって、アルスレンドと獅子の牙の5人はさっさと解体を進めていく。


 バイコーンの討伐証明部位は尻尾の先。2本の角には本来猛毒があり、それで身体に傷をつけられれば確実に死が待っているとまで云われている。

 一角獣ユニコーンの角がどんな病でも治せると云われているのだから、正反対の存在とも言えるバイコーンの角は猛毒だと初めて言われた時でも納得の表情を浮かべたアルスレンドだった。


 バイコーンの肉はそのまま食用なので保存、蹄や骨は装飾品などに使われるのでこれも回収し、慣れた手つきでバイコーンの解体をすること約1時間。

 30匹のバイコーンの解体を1時間で終わらせたのが、ここにいるメンバーがどれほど解体に慣れているのかということの証であろう。


「ふう……ありがとうな、助かったよ。本当に10匹やろうか?」

「いやいや、いいよ。俺たち何もしてないし」

「強いて言うなら解体だけだぞ」

「それで4匹貰えるんだから充分儲けものだよね」

「ふあー、疲れたぁー!」


 この中で一番体力がないであろうレムが息を吐きながら地面に座った。もっとも、すでに解体したバイコーンの死体はすべて収納魔法によって回収済みであり、地面が汚れていないのを確認して、だが。


「はあ……まったく。すまないが、少し休憩してからラージへ行かないか? レムのこともあるし、何よりお前達も戦闘の後だろ?」

「そう、か。いや、俺は別に構わないが」

「え? あんなに激しい戦闘してその後すぐに解体したのに、疲れてないの?」

「さすがに狼の獣人ってのは俺たち人間と体力が違うからな。しかも前衛なんだし、それなりに体力を鍛えてたっておかしくはないだろ」


 タルクがそう言うと、アルスレンドは無言でうなずいた。


「グルルルッ」

「おう、そうだな。悪いが俺達はちょっと用事があってな。ギルドで待ってるから、後で来てくれ」

「え? お、おう……」


 生返事だが、アルスレンドは気にした様子もなく頭巾を被り、最後に告げる。


「いなかったら、ギルドのカウンターで俺の名前を出してくれればいい。喜んで連絡を取ってくれるさ」

「は? 喜んで? ……ああ、わかった」


 今度こそ最後にと微笑んでうなずくと、極夜とともにラージの街の方向へと走っていった。


「速いねー」

「ああ。あの人、ランクはいくつなんだろうな?」

「Sランクの雷鳥サンダーバード従えてるってことは……S級?」

「いやいや、それは行き過ぎよ。高くてAじゃない?」

「うーん、いや、Aランクの魔物の群れをあんなに圧倒的に倒してたんだかから、やっぱりS……だと思うな。俺も」

「えー、私も、Sはさすがに……」


 どの時代でも、冒険者ランクというのは同じものである。

 低ランクであればあるほどに人数は多く、高ランクになればなるほどに少なくなる。


 それはもちろんS級でもSS級でも同じである。

 SS級に至っては世界中を探しても数人程度しかおらず、S級にしても十数人程度だ。

 A級ならばまだ数十人ほどはいるのだが、それでも世界人口や冒険者の数を思えば少ないとしか言えない。


 そんな少ない人口しか存在しないS級の冒険者はさすがに……というのが女性陣の意見なのだが、それでもあの実力とソロで挑む自信、それに解体の手馴れた技術すべてを総合してもS級の可能性は高い、というのが男性陣の意見だった。


 そんな疑問を残したまま、アルスレンドは彼らの前から一度消えるのだった。





 場所は変わり、辺境の小さな林の中。

 アルスレンドがバイコーンを倒し終わった後に横取りをしようと考える冒険者が存在した。


「へへっ、あいつ馬鹿だぜ。用事があるから1人で先に帰るとか、やっぱり水の魔術剣士のあの噂、嘘なんじゃないのか?」

「はは、噂は噂だ。俺は噂だけじゃ信じないぜ」

「よし、いいな? あいつがあの4人から充分に離れたら一気に襲撃をかけるぞ。ただし、殺すなよ。雷鳥もできれば捕獲しろ。高く売れるんだからな。それから収納魔法でしまい込んでるバイコーンやその他の金品すべてを奪うんだ。それと、あまり傷をつけるな。毒の方は?」

「大丈夫っす。いつでも行けまっせ」

「よし、奴を追え」

『へい』





「来てるな」


 呆れた表情と声で呟くアルスレンド。用事とは横取りをしようなどと愚かなことを考える冒険者たちの退治で、解体作業で疲れていて尚且つ関係のないテル達を巻き込むのを嫌い、先に出てきた感じだ。

 それに、1人になった方が相手も出てきやすいので、いい餌となる。


『主、我が撃退しましょうか?』

「やめとけ。お前だと全員を気絶させるのは難しい。1度は痛い目に遭わせたいからな。人は魔物よりも知能があるんだから、力の差を理解すれば逃げ出すかもしれないし。……まあ、その差を理解出来るやつならば、だが」


 チラリ、と、西の方向にある林へと視線を向ける。それほど距離が離れておらず、バイコーンとの戦闘があったところにも林が続いていてそれほど距離が離れていなかった所。

 隠れて盗み聞きするには最適だったのだろうが、アルスレンドにとっては普通に聞こえる範囲である。


 五感の鋭いアルスレンドと極夜のコンビに挑むのは無謀にも程がある。


 ラージの街出身の冒険者でアルスレンドをよく知っている者が見れば、まずはそう言われるだろう。

 生憎と今回アルスレンドに奇襲をかけようとしている者達は彼のことを噂でしか知らず、その噂をハッタリだと決めつけて襲いかかろうとしているのだ。


 アルスレンドの身長と体格を見れば誰もがそう思うだろうが。


 そして、テル達4人から充分に距離が離れた頃。


「おい、ガキ。バイコーンの素材と金目のものを全てこちらに寄越しな」

「まあ、お前も俺達の金になるんだがな」

「ついでにその雷鳥もいただこうか?」

「へへへっ、ま、お前に拒否権はないがな」


 林の中から前後を囲むようにして出てきた冒険者達。アルスレンドは立ち止まって沈黙した。

 そして男達は下品な笑みを浮かべながらアルスレンドを囲う。


「おら、痛い目にあいたくなきゃさっさとしろ」

「怖くて動けねえか? なら俺が……へぶっ!?」

『え……?』


 アルスレンドは後ろから歩み寄ってきた男の顔面――正確には眉間――を拳で殴ると、男は地面に倒れて沈黙した。


「な、何しやがったてめー!」


 更に後ろから剣を抜いて男が駆け寄ってくる。袈裟懸けで降ろされた剣を、1歩右へ身を引いただけで躱し、振り降ろされた腕の脇から体を回転させて拳を叩き込み気絶させる。


 そして今度はまた後ろにいる男の首筋へ向かって回し蹴りを食らわせて気絶させ、その勢いでついでに隣の男にも食らわせた。


 地面に足をついてから睡眠薬スリーパーを付与した双剣を抜き、男達の身体に薄く傷をつけて一瞬で地面へと縫い付ける。

 そうして1分とせずに、20人近くいた男達は地面に縫い付けられることになった。


「……極夜、こいつらバイコーンを狙ってたな?」

『うむ。ついでに我と主、それから主の持ち物も狙っておった』

「ほっとくか。持って帰るの面倒臭いし」

『そうだの。我もこれらを運ぶのは御免だ』


 極夜の言葉を合図にしたかのように、アルスレンドは再びラージの街へと歩き始めた。

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