四話
4・ガチャ
▼○
その後寝室に必要な物を購入した。
合計6800DPを使用した。
残りDP100,000→93,200
次に作成したのは入り口だ。
入り口は苔の洞窟と同じ様にした。
これにはDP2000を使用。
そして現在このダンジョンは一階層のみなので全部で五階層に今の所する予定だ。
寝室の前の部屋には玉座の間を作った。
これは玉座の間10,000DPを使用して豪華版のを購入。
そしてトラップや迷路などを作成し5階層からなる、ダンジョンは完成したが、此処でまだモンスターを召喚していない事に気付いた。
玉座の間に戻り玉座に腰掛けてウィンドウを開いて見る。
残りのDPは8500残っている。
モンスターの項目を見ると今召喚出来るのは以下の通りだ。
スライム30DP
ゴブリン50DP
コボルト70DP
スケルトン100DP
スライム召喚陣3,000DP
ゴブリン召喚陣5,000DP
コボルト召喚陣7,000DP
スケルトン召喚陣10,000DP
ガチャ1回5000DP
と表示されていた。
召喚陣は設置するとその召喚陣が破壊されるまで10分おきに一体モンスターを召喚する。と説明文に書かれていた。
ガチャはランダムでモンスターを一体召喚出来るらしい。
此処は運を信じてガチャを回してみる。
回すと……
召喚陣の中から現れたのはエルダーリッチだ。
エルダーリッチはリッチの中でも上位にあたる種族だ。
傅くエルダーリッチのステータスを見る。
Level:1 〈エルダーリッチ〉
名前:ノーネーム
職業:魔導師
性別:男
所属:ダンジョンモンスター
ランク:28
HP:800/800
MP:3000/3000
STR:350
DEX:400
VIT:480
INT:320
AGI:210
MND:600
LUK:250
-スキル-
詠唱破棄 魔力回復率上昇LvIII
火魔法LvV 風魔法LvIV
となっていた。
「ほぅ、中々使えるな」と思わず声を出すと、傅くエルダーリッチが顔を下げたままに「ハッ、オホメニアズカリ。コウエイデス」と聞いてて鳥肌が立つ不快な声色で答えた。
まあ、イニティウムには普通の声に聞こえるが。
へぇ喋れたんだな。と違う事を考えていた。
「そうだ。お主に名を授けよう。プフェルトナァと名乗るが良い」
「ハッ、アリガタキシアワセ」
そう言いより一層プフェルトナァは頭を下げる。
するとウィンドウ画面に新たな知らせが来たので開いて見ると。
『召喚した。ダンジョンモンスターに名前をつけるとネームドモンスターに変わります。倒された場合再復活には通常より膨大なDPを消費する代わりに、成長など多岐にわたって補正が入り有能な部下になる事でしょう』と書かれていた。
もう一度ステータスを見ると
Level:1 〈エルダーリッチ〉
名前:プフェルトナァ
職業:魔導師
性別:男
所属:ネームドモンスター
ランク:28
HP:800/800
MP:3000/3000
STR:350
DEX:400
VIT:480
INT:320
AGI:210
MND:600
LUK:250
-スキル-
詠唱破棄 魔力回復率上昇LvIII
火魔法LvV 風魔法LvIV
成長促進LvI
と変化していた。
「プフェルトナァよ。お前には第三階層の守護者(門番)になってもらう」
「ウケタマワリマシタ。マスター」
「宜しい」
手で行けと合図すると、プフェルトナァは一礼して部屋の外へ出て行く。
玉座の間は最下層の五階層だ。
転移陣に向かったのだろう。
転移陣はイニティウムとダンジョンモンスターしか使用出来ない。
他の存在も使用できる様にするアイテムはあるが、今の所使う目処はない。
残りのDPは僅かに3500DPか。
苔の洞窟はゴブリンとスライムがメインなので、二回層の入り口の近くの隠し部屋にスライムの召喚陣を設置する。
そして残りの500DP全てを使いゴブリン10体を一階層に配置する。
するとウィンドウに『ダンジョンの名前を決めて下さい』と表情された。
名前は【虚無の世界】と名付けた。
するとウィンドウの端に残りダンジョン解放時間78:12:23と表示されていた。
DPを全て使い切り他にする事も無いのに約3日も待つのは暇なので今すぐ解放をタッチした。
すると残り時間をDPに変換と出て。
DPを7,900DP獲得しました。と表示され更には、早期解放特典5,000DP獲得と無料ガチャ券一枚が出た。
これで残りDPは12,900だ。
先ずは無料ガチャ券を使いガチャを回す。
すると召喚陣から出て来たモンスターは……
スケルトンジェネラルだ。
全身に赤黒い鎧を纏い左手にはカイトシールドを、右手にはシミターを装備している。
体格も良く大きさも2m近い。
「オヨビニヨリハセサンジマシタ。マスター」
それは無理に声を出している様な聞き取りづらい声だ。
スケルトンジェネラルのステータスを確認して見る。
Level:1 〈スケルトンジェネラル〉
名前:ノーネーム
職業:戦士
性別:男
所属:ダンジョンモンスター
ランク:16
HP:1000/1000
MP:900/900
STR:1010
DEX:950
VIT:780
INT:200
AGI:360
MND:150
LUK:200
-スキル-
剣術LvV
盾術LvIV
格闘LvIII
小隊指揮LvII
頑強LvI
となっている。
早速スケルトンジェネラルに名前をつける。
「貴様にはスクレットの名を授けよう」
「ハッ。アリガタキシアワセ」
Level:1 〈スケルトンジェネラル〉
名前:スクレット
職業:戦士
性別:男
所属:ネームドモンスター
ランク:16
HP:1000/1000
MP:900/900
STR:1010
DEX:950
VIT:780
INT:200
AGI:360
MND:150
LUK:200
-スキル-
剣術LvV
盾術LvIV
格闘LvIII
小隊指揮LvII
頑強LvI
物理耐性LvI
と変化していた。
「スクレット。お主には第二階層を守護してもらう。後で配下のスケルトンを送るので好きに配置するが良い」
「御意ニゴザイマス」
スクレットは立ち上がり第二階層に向かう。
スケルトン召喚陣を第二階層の隠し部屋に設定する。
これで残りDPは2,900だ。
これを全てゴブリンに使用する。
58体と先に召喚陣したゴブリン10体合わせて68体のゴブリンを第一階層に配置する。
これで準備は取り敢えず終わりだ。
後は獲物がやって来るまで待つだけだ。
To be continued……