あたしだけの詩
あれから1週間が経った
土日も挟んだし、そろそろ元に戻ってるはず!
「おはよっ」
「・・・・・・・・・・・・」
「あーおー?」
「・・・・・・・・・・・・」
「あお!」
「・・・・・・!あぁおまえか。空か。」
うわ。戻ってるどころか先週よりもひどくなってるー
もう!いつまでそんな態度でいるつもり?!
蒼のバカ!!!
ただでさえ最近は話してくれないのに。
あたしの気持ちも考えなさいよバカっ!!!!!
あ゛あぁもう!こういう時ってネットが1番ストレスとれるんだよねー
ってかネット友ならあたしの気持ちわかってくれるし。
ん?なんだろう。詩?
ーーーーーこのとき見つけた詩は当時の自分にあまりにも重なって、目を離せなかった。
だってあたしそのものを知ってて書いたような内容だったから。
・・・・・・・・・聞いたことがある。自分にぴったり当てはまる詩が現れる。それは決まって恋に悩んでいる女の子宛。
その詩は彼女たちの心の拠り所となって彼女たちを強くする。そして、、、、、、恋を実らせる。
これには心暖まる噂があるの。
この詩を書いているのは1人の女の子。『頑張る女の子たちを応援したい!』っていう願いから書かれた詩で、 今はまだ恋する女の子にしか届いてないけど、本当はもっと、部活とか勉強とか、恋以外で頑張ってる女の子にも 届けたいらしい。でも、1人でやっていることだから限界があって、わかってるけど、それでも毎日たくさんの詩 を書いて送り続けてるんだって。
あたしはこの話を信じてるから、もし書いている子に出逢ったら、一緒にもっとたくさんの人に詩を届けてあげたい。
そっか。次はあたしの番なんだ。あたしが蒼と結ばれる番なんだ。