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さよならを教えるのは、誰?  作者: 小樹谷 有陽
入学の困難
3/4

入学前の困難はまだ続くよー

長い闘い(5分程度)を終え、制服に着替えた俺は、学校が指定した条件に引っ掛からない(白いことと、靴紐で、メーカーのロゴが目立たないこと)PAMAの新しい靴を履く。

 

履き終わるとお父さんが靴を履きに来たので玄関を足早にでると案の定、雨がどっさり降ってた。


「うわぁ、すげえ雨だな」


むしろなぜ、他の都道府県は絶好の晴れ日和なのかが分からない。どんな状態かというと、

 

 まず雨がすごくて地面は雨の波紋によって見えず、風がまるで竜が飛ぶかのように、いろんな方角から風が吹く。


「今年はなんかすごいなぁ」


と靴を履き終えたお父さんが家の鍵を閉めながら言う。


「じゃあ、行こうか」


「お、おう!わかった。雨!てめぇなんが怖くねぇ!野郎を消し去ってやーる!」


そう意気込み傘を差す。すると、神の天罰だろうか。今までより強い風が吹いた瞬間、木の小枝が傘の軸に当たる。その反動は見た目よりも強く


「っっっつ!」


さらに小枝が自分の手に軽く刺さったのだ。そのせいで一瞬俺は力を緩めてしまう。


「あ!しまった!」


その一瞬の判断で俺の傘は天高く舞い上がった。


「嘘だろ、おい」


とりあえずお父さんが車を開けてたので、すぐに乗る。この間8~10秒、それなのに、制服はびしょ濡れ。


「この後、入学式なのに、ここまで濡れるなんて」


 1分前、わくわくしながら着た新品の制服は1分後、びしょ濡れになってた。


「へあっくしゅん!」


さらに残念なことに制服の予備がないので入学式は濡れた制服のまま、迎えないとダメというのが物凄く辛い、くそー、こんなことになるんだったら予備の制服買っておけばよかった。


「まあ、あれだ、ドンマイ」


「‥‥‥」


「嘘だ!こんなごドー!!!」


 今思えばレインコート着てれば濡れなかったんじゃね?と思ったのはここだけの話。


・・・あ、レインコートは駄目て言われてたんだった。厳しいなー中学校。




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