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さよならを教えるのは、誰?  作者: 小樹谷 有陽
プロローグ
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プロローグ

 朝、軽快な音楽(V系バンド)が自室の中で流れる。今は何時なのだろうか、6時か7時か、いや7時だと遅刻は確実なのだが7時にしては暗い。


「今、何時だよ」


眠そうな声を出しながら、俺、尾御田 紘夜 (おおだ こうや)はスマホを見る


 AT4:00


 は?いやいや6時ならともかく4時てこれはないだろ。いくら中学校の入学式でもこれはさすがにオーバーすぎるだろ。俺は遠足が楽しみで寝れない小学生か!


「・・・・・・」


けど、ここで寝てしまうと今度こそ遅刻する時間に起きてしまうかもしれないから、もう起きておくことにした。とりあえず部屋の電気をつけて、手元のゲーム機に手をやる。

 

 レースゲーや推理ゲーをやって、時刻は何時だろうか。


 AT6:30


ちょうどいい感じになったので自室を出て階段を降り、リビングに入る。


「あー、おはよう紘夜」


と言ってきたのは俺のお父さん尾御田 隆二 (おおだ りゅうじ)だった。お父さんは病名は長くて覚えてないが片手が使えなくなってる。なので基本的に俺がご飯を作ってる。そうはいっても、昨日予約した炊飯と残った味噌汁と今から作る卵焼きと、作るものはそこまで豪華ではない。


「いただきまーす」


と卵焼きを一口頬張る。

 うん、美味い。食べた瞬間甘い味がほんわか口の中に広がる。さらに白米を頬張ればもう最高に美味い。


「そういえば、今日だよな、入学式」


「そうだけど、お父さんちゃんと仕事、休み入れてるよね?」


「もちろんだ」


小学生から中学生になるが、まだ子供だと思われているのかは知らないが、親と同行するように、と言われている。そんなことを思ってるとニュースのアナウンサーが言った


「今日は晴れ、さらに桜の満開と、新入生の皆さんはいい入学式になりそうです」


その言葉を聞きカーテンを開ける、が、


「おいおい、これはないだろう」


空は黒雲で雨がすごく降ってた。



初投稿ですが、楽しんでって下さい。

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