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変態少女純愛忌憚  作者: 高自由魂
1/1

ただ性欲が強いだけなんです!


 「ち⚪⚪ん舐めてみたい……」

 死んだ目をした少女、深山紡はボソリと呟いた。今時の女子高生としては致命的と言ってもいいほど、モラルが欠けているのが彼女の特徴だ。

 「巴はどう思う?」

 石清水巴、変態少女こと深山紡の友人ポジションその1。変態少女の友人にしてはかなりの常識人であるが、紡に慣れてしまったため羞恥心が無くなりつつある。

 「舐めたくはないし、その話に加わりたくない」 

 「まあそう言うなよ」

 「袖掴むな花摘みに行くんだよ」

 「シンプルに森林伐採って言えよ」

 「ちゃうわトイレじゃ」

 いつも通りのこのやり取り、正直慣れたためか、巴も返しが雑になってきていた。紡が拗ねるように窓の方に顔を窓の向ける。巴は気にせずトイレへ。

 「牡丹はどう思うのー?」

 椋鳥牡丹、私の名前だ。色々あって中学が違う紡と巴と仲良くなった。

 「とりあえず……ここでは止めよっか、その話」

 私たち(ほぼ紡の独り言)は、ずっと同級生に注目を受けながら教室で会話をしていた。

 「ぱいぱい」

 「了解の返事くらいボケないで……」

 

 

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