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200文字小説

となり(200文字)

作者: うわの空

 一人暮らしの家に帰った男は、布団に寝ころんだ。

 重い女と別れられて清々したな、と思う。

 女は「別れるくらいなら死ぬ」が口癖だったが、男にとっては遊びだったのだ。

 左向きに寝ていると身体がこってきたので、男は寝返りを打った。



 眼前に血まみれの女の顔があった。



 別れたばかりの女が添い寝している。

 顔がいくらか潰れた女はぽつりと言った。


「ずっと一緒」


 男は思い出した。

 その女が添い寝する時、常に自分の右にいた事を――。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 1)結婚する前に別れられた事。 2)あと一歩(除霊後)で完全に分かれられる事。 [気になる点] 今度、問題なく左から右に寝返るために除霊代を支払わないといけないこと。
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