表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

先輩と私シリーズ

犬を飼いに

作者: 尚文産商堂

あまり興味がなさそうな兄だけど、やっぱりというか、自分がお金を出すということになれば話は違うようだ。

兄の車に乗せてもらい、私も一緒にペットショップへと行く。


入るなり、すぐに兄は子犬コーナーに駆ける。

実は私の誕生日プレゼントとして、子犬を飼ってもらうことになったのだ。

両親から許可を得るとすぐに私は兄に言った。

ため息交じりの兄であったが、親が許すのであれば、ということと、ちゃんと世話をするということで、兄が買うことを許してくれた。

「ほら、ここから選べよ」

そういって私に見せてくれたのは、いろいろな犬種の子犬だ。

その中で、ひときわ目を引いたのは、大きな白い犬だ。

「くばーず?」

「ああ、クバーズか。もともと東欧の生まれらしいな」

兄が私が目を留めてつぶやいたことに反応して、ちらっと説明書を見ながら話す。

「ハンガリー生まれなんだ」

私が携帯で検索すると、すぐに出てきた。

それによると、寿命はだいたい9~12歳。

番犬にもってこいの犬種らしい。

「いいんじゃないか」

値段を見て、財布を確認して、それから兄が言った。

「じゃあ、この子にする」

私は兄に言うと、私の気が変わらないうちに店員さんを呼んだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ