表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ひととま  作者: 珈琲
6/7

5

焼きたてのパンを並べ、7時のオープンからいい感じに売れていく。ご近所さんは、

「今日はパン少ないね」

「またハニーバターロール焼いてね!」

「あんこ入りもお願いね」



少なくて色々言われてしまった!



「ちょっと朝から忙しくてね。あんまり準備できなかったのよー。明日は定休日だから明後日からまた頑張るわ!」




ほぼほぼ店内のパンが売り切れたお昼すぎ。

エリックが起き、子ども達も目をこすりながら「お腹空いたー」「おはよー」と起きてきた。



エリックが客間を覗くと、2人ともまだ眠っていた。

ユウカはお昼にパンとナポリタンを用意してくれる。



食後にハルが客間を覗きに行くと、ノエルの方が先に目を覚ましていた。

ぼーっとしながら、

「…ここってどこ?助けてくれたんでしょ?ありがとね」とにっこり。


森では月明かりで銀色に見えていた瞳も髪も、淡い水色だとわかった。

(これはイケメン!お母さん好きそう!)

「イ………起きてよかった!ここは…ウチだよ!!」

ちょっと焦った。


……。



「…そうだね。天井あるもんね。家だよね」


「あ、ごめん、違くてさ。ウチなんだけど、どこっていうか…んーー、とりあえずお父さん達呼んでくるね!」

慌てて部屋を出て、みんなに声をかける。

「ねー、起きてたよー!!」




「…なるほどな…」

「……」

ヒスイは意識は戻っていたけれど、なんか動いてはいけない気がした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ