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ひととま  作者: 珈琲
第一章
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はじまり

むかーし、むかし。

森と湖と山と海ばかりだった頃のこと。

この世界には、二つの種族が仲良く暮らしておりました。


ひとつは 人族。

力は弱いけれど、器用で辛抱強く、仲間と力を合わせて生きる人たち。活発で愛嬌のある人たち。

文字を作り、文化を広げ、魔法に憧れを抱いていました。


もうひとつは 魔族。

生まれながらに魔法を使いこなし、強い力を持つ者たち。

その姿は美しく、人族も守り、国をまとめる人たち。


人族と魔族は互いに憧れあい、やがて混ざり合っていきました。

人族と魔族の間だから、彼らは「人間」と呼ばれるようになりました。


ところが……。

混ざることで魔法は弱まっていきます。

それを恐れた魔族たちは、禁じられた実験を始めてしまいました。

そしてある日、ひとつの失敗が世界を崩壊させてしまったのです。人間だった人たちはたくさんの魔物となり、人族も魔族も襲う魔物へと、変貌してしまいまし。


国々は滅び、文明は失われました。

人々は荒れ果てた大地を離れ、東の大陸に新たな国を築きました。

そして「もう二度と過ちをくりかえさぬように」と、禁忌を決め、国を守る騎士団をつくったのです。


それから、長い長い時が流れました。

人も魔族も人間も、災いを忘れ、平和に眠るように生きておりました。


けれどもーー。

かつて滅んだ西の大地で、ひっそりと息をひそめていた魔族の一部が、

東で幸せに暮らす人々をうらやむようになっていったのです……。

初めての投稿です。お手柔らかにお願いしますー。


シンプルに整理しました。お話の流れに変更はありません。

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