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悠里の悪夢の後始末

悪夢の所為で悠里の食事のハイテンションが悪化した♡

昨夜は大変だった。

夜中に突然悠里が泣きながら抱き着いて来たのだ。

俺の胸に顔を埋めて、「リオン様リオン様リオン様ぁぁぁ!」

と泣きじゃくっていた。・・・補足しておくと、俺のお腹には悠里のダブルメロンの感触が・・・うん、極楽だ。

悠里の頭をナデナデしながら事情聴取をすると、どうやら悪夢にうなされていたらしい。

ただどんな夢かは悠里は「言えません!」の一点張りで、俺も無理に聞くつもりも無いからそのままにした。

其の後が大変だったのよ!

朝迄グッスリ熟睡する予定が、突然積極的になった悠里と激しい運動をして、気が付けば朝日が昇っていたよ!

オマケに俺は身体中キスマークだらけ・・・。

扶養家族達からも、

「一晩中悠里の絶叫が凄かったのじゃ。」

「一晩中ドッスンバッタンうるさかったですぅ♡」

「ユーリさんの声で眠れませんでした。」

「・・・安眠妨害・・・。ヤルなら静かにヤッて・・・。」

「ぐぬぬ・・・!一晩中あんな事やこんな事を・・・!羨ましいですぞぅ!」

どうやらコイツらの睡眠を妨げてしまった様だ。

悠里は顔を真っ赤にしてフリーズしてる。

今更ながら昨夜のご乱行に羞恥心がMAXになった様だ。

さておき、朝食なんだけど・・・。

フレンチトースト蜂蜜がけ、だし巻き玉子にポタージュスープというありきたりなメニューなんだが・・・。

再起動した悠里が何故か大号泣しながら爆食いしていた。

「ふえぇぇぇ〜ん♡これだよぅ♡地球のボロアパートの干からびたトーストじゃ無いよぅ〜!リオン様が作ってくれたフレンチトーストだよぅ〜♡幸せだよぅ〜♡」

・・・昨夜夢の中で何があったんだ悠里?

ちなみにシルフィーとお付達はしばらく出禁にした。

何せ彼奴らの所為で俺はフォーチュン全土天ぷら行脚の旅をする羽目になったんだからな!


さて今日も今日とて(シルフィー達の尻拭いの)天ぷら行脚に出かける。

めんどくさいから、予め城で大量に天ぷらを揚げて置いて、アイテムボックスに収納して各集落で取り出す事にした。

一々集落で揚げていたら余りに非効率だからね(*^^*)

「ふむ、この天ぷらというのは美味しいのう。」

「まこと酒がどんどん進むわい。」

「リオン様!またビールの樽を下賜して下され!」

・・・エルフと違ってドワーフは天ぷらだけじゃ済まないのよね。必ず大量の酒と抱き合わせなんだよな。

まあいいか。ビール、松尾純米大吟醸、米麦蕎麦の各種焼酎、ウイスキー、ブランデー、バーボン、ウォッカをドワーフ達にプレゼントしてやった。

・・・結果またしてもドワーフ達にもみくちゃにされてトラウマ案件に・・・。シクシク。


さてようやく苦難の天ぷら行脚を終えて帰還する事ができた。

時間も夕方。

・・・何だが。俺の部屋に誰か居るぞ?

(俺の)ベッドの上で丸まってる布団が1つ。

ベッドの周囲の床で丸まってる布団が10。

・・・こんなのもしかしなくても、出禁食らってるシルフィーと愉快な仲間たちしか居ねえよ!

「・・・一応聞くけど、何やってるんだ?」

すると合計11の布団がビクッと反応して、それぞれの布団から何やらブツブツと声が聞こえてきた。耳を澄ますと・・・

「・・・私じゃ無いんです〜全てシルフィー様が悪いんです〜」

「そもそも自慢しまくったのはシルフィー様ですぅぅぅ」

お付の連中、シルフィーに全部擦り付けるつもりだな。

そのシルフィーはというと・・・。

「リオン神様〜私は無実なんです〜お付の者達が勝手に自慢しまくったんです〜私は一切知らなかったんです〜」

・・・何処ぞの国の政治家かよ!自分は知らなかったそれは秘書が勝手にやった事だと言い訳してる日本の政治家みたいだな。

しかしまぁ呆れる程の擦り付け合いだなおい!

1周回って清々しさすら感じるよ。

うーん。仕方ない、赦してやるか。

出禁を継続したらコイツらもっとめんどくさい事をしでかしかねないからな!

・・・俺の部屋で合計11の布団で丸まってるというのも充分めんどくさい事では有るが。

「わかったよ。出禁は解除するから布団から出ろ。」

言うが早いか11の布団が宙に舞い!

シルフィーと愉快な仲間たちが俺に殺到して来た!

「リオン神様〜♡スリスリッありがとうございます♡」

「ありがとうございます♡」×10

・・・合計11のダブルメロンにもみくちゃにされるというのも中々に乙なモノだな。うーんマンダム。


さて気を取り直して宴だ!

今回はエビ祭りだ!

まずは桜エビ。タマネギと一緒にかき揚げにする。

甘エビは刺身で。

クルマエビは刺身、ボイル、エビフライで。

メインの伊勢エビは刺身、バターソテー、それに身と殻で煮込んだ濃厚な伊勢エビの味噌汁だ!

いざ!宴でござる!

「リオン!伊勢エビというのも美味いのじゃぁぁ!味噌汁もエビの風味が濃厚なのじゃ♡松尾純米大吟醸お代わりなのじゃぁぁ!」

「リオンさん♡桜エビのかき揚げ美味しいですぅ♡クルマエビのボイルも最高ですぅ!松尾純米大吟醸お代わりですぅ♡」

「リオン様♡甘エビとクルマエビのお刺身美味しいですね。わさび醤油がとても合います。松尾純米大吟醸お代わりです。」

「・・・伊勢エビのバターソテー美味い・・・味噌汁もエビの風味が濃厚・・・お代わり・・・松尾純米大吟醸もお代わり・・・。」

「リオン様♡エビフリャーお代わりですぞぅ!松尾純米大吟醸もお代わりだ!」

「リオン神様!また料理を下賜して頂きありがとうございます♡クルマエビの刺身と伊勢エビのバターソテーお代わりです(*^^*)松尾純米大吟醸もお代わりです♡」

「うわぁぁぁん!これだ!これだよぅ♡昨夜の夢みたいに夕食がおにぎり1つなんて嫌だぁぁぁぁ!」

イヤマジで昨夜の夢の中で何があったんだ?悠里・・・。

「凄いよぅ♡テレビでしか見た事ない伊勢エビが目の前にあるよぅ♡はぐっむぐっお刺身モチモチだよぅ!バターソテー!なんか高級レストランにいるみたいだよぅ♡ズズズッふわぁ〜♡お味噌汁もエビの風味が濃厚だよぅ〜♡ングッングッぷはぁ!松尾純米大吟醸お代わり〜!」

そして今回もまた全て食べ尽くされるのであった・・・。

イヤ悲しく無いよ?

朝から天ぷら揚げまくって亜人達の集落で天ぷら出しまくって、一日中揚げ物の匂いに囲まれていたら、俺の脳内は既にあっさり味を強烈に求めているのだ!

なので今日の俺はおにぎり1つとキュウリの浅漬け。

うーん満足。



そりゃ天ぷら専門店でバイトする様なものですからね。


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