オーシャンブルー
ドヤ顔メイドがウザイ
・・・朝食は無難に終了した。
・・・約1名、茹でダコ状態のロゼッタ以外は・・・・
朝食に全く手を付けないから、密かにサンドイッチを用意しておいた。
案の定、ク〜〜〜〜ッっと腹のムシが鳴ったロゼッタ。
俺はロゼッタの頭をナデナデして、
「食べなよ。」サンドイッチを差し出す。
ロゼッタはボロボロと泣きながらサンドイッチを頬張る。
「リオン様〜♡ありがとうございます♡今晩も期待しております(*^^*)」相変わらずの現金騎士だな。
さて、今日も仕事をしよう。
ドワーフ達の集落へと向かう。
長のギム・アスベルに面会する。
「リオン様。今回はどういったご用件ですかな?」
先日のステンレスの量産で忙しいっぽいからな。
「ギム。銀と一緒に産出するコレに見覚えは無いかな?」
俺はある鉱石をギムに見せる。
「・・・コレはコボルトによって腐らされた銀じゃな。」
やはりか!!俺のラノベの知識通りだ!
俺がギムに見せたのは、コバルトだ。
地球では銀と一緒に産出する事が多い為、昔の人はコボルトという妖精が銀を腐らせると信じられていた。
ラノベでもその設定が広く採用されていたから、この世界でも、もしかしたらと思っていたんだ。
「・・・ギム。コレを細かく粉末にして、磁器の釉薬として使う事は可能か?」
そう!地球で革命が起きた『オーシャンブルー』の磁器が作れないかと思ったのだ。
地球では世界中の好事家がこぞってソレを求める程の一大センセーションを巻き起こしたのだ。
「ふむ・・・。出来なくはない。試行錯誤して試作したいので暫く時間を頂きたい。」
「うん。是非とも宜しく頼むよ。」はい今日の俺の仕事終わり!
また今日も夜ご飯だ。
季節も大分夏になって来ているからな。
久しぶりにイカ尽くしと行こうかな。
定番中の定番、イカの刺身はワサビ醤油で。
イカソーメンは俺の好物の煎り酒で。
イカのフライはタルタルソースで。
シンプルに酢と調味料の合わせタレに漬け込んだ酢イカ。
イカの身に混ぜご飯を詰め込んだ、イカ飯。
各種お酒を用意して、いざ行かん!宴の開始じゃな。
「リオン!イカの刺身が美味いのじゃぁぁ!松尾純米大吟醸お代わりなのじゃぁぁ!」まぁ昨日借り有るから良いか。
「リオンさん!イカソーメンのタレは甘酸っぱくてとても美味しいですぅぅぅ♡松尾純米大吟醸お代わりですぅ♡」
「リオン様。この酢イカはとても美味です!この酸味に白ワインが進みます。」
「・・・・イカ飯美味しい・・・・リオン様の妻として、元気な赤ちゃんを産む・・・・焼酎お代わり・・・。」
「リオン様!相変わらずイカのフライとタルタルソースの相性は抜群です!私も丈夫な赤ちゃんを産みます!ダメイドとは胸の大きさが違います!白ワインお代わり!」
「・・・胸の大きさの違いが、戦力の決定的な違いでは無い事を・・・教えてやる・・・。」
何やらバチバチしているメイドと騎士。
「リオン神様!酸味の効いた酢イカと白ワインが美味しいです!イカの刺身には松尾純米大吟醸がとても良く合います。何なら今晩ロゼッタの代わりに私が伽を務めますよ?」
「ダメだぁぁぁぁ!今晩はナイスバディ騎士の私が相手をするんだぁぁぁぁ♡」俺に抱き着いてダブルメロンを押し付けるロゼッタ。ムギュウ!
そして悠里はと言うと・・・・
相変わらず泣きながら食べているんだが・・・
「グスッヒグッ。ふぇぇぇぇ〜ん!私は毎日美味しい食事を食べさせてもらってるだけで幸運ですよぅ〜!コレ以上は望んじゃいけないって分かってますよぅ!でもでもBBAの元社畜だって、夢ぐらい見たって良いじゃないですか〜!」
悠里は泣き上戸だったのか・・・・。
やはり全て食べ尽くされました。
いやこの際其れはどうでもいい!
・・・ロゼッタと添い寝では無い同衾をした・・・
例によって、
ーーーーーー自主規制ーーーーーーーー
またまた黄色い太陽。
そして隣にツヤツヤしているロゼッタ。
・・・確かにお胸様はロゼッタの方が大きかった・・・まる。
次回、波乱の予感!?




