飲茶なのに誰もお茶を飲まない件
最近料理関係の本ばかり読んでいます。
毎度おなじみの食事会だ。
今回は飲茶にしてみようかな。
餃子、春巻き、焼売、小籠包等各種取り揃えた。
・・・・但し、アイツら全員お茶なんぞ飲まないだろうがな!
俺と扶養家族達はもれなく飲兵衛なのだ!
なのでビールに焼酎、日本酒の大吟醸、それにとっておきのシャンパンを用意した。
「リオン!餃子も美味いのじゃぁー!グビグビ。ぷはぁ。ビールお代わりなのじゃ!」オッサン臭いダ竜。
「リオンさんリオンさん!この春巻き、中にエビチリが入ってますぅ♡あ、大吟醸お代わりですぅ。」最早居酒屋のようだ。
「リオン様。焼売とこの『ドン・ペリニヨン』のロゼの組み合わせは最高ですね。」流石育ちの良さが滲み出てるな。
「・・・・リオン様。この小籠包と中華スープ美味しい・・・・お代わり。それとグレープフルーツサワー追加・・・・」
「ぐぬぬ・・・せっかくリオン様に脂肪を除去して頂いたというのに、またしても肥満の危機だと!?ええい!南無三!餃子も春巻きも焼売も全て食べ尽くしてくれようぞ!リオン様!『ドン・ペリニヨン』もう一本追加だ!」
早晩食べ尽くされるのは想定内。
俺は大皿によそったある物をみんなの前に出した。
「「「「「「!!!!!!!??」」」」」」
(ΦωΦ)フフフ…これぞ禁断の食べ物、鶏の唐揚げだ!
しかも悪魔の調味料と謳われた、マヨネーズとの組み合わせだ。刮目せよ!
「リオン!この唐揚げもまた美味いのじゃぁー!しかもマヨネーズというのがまた唐揚げと合うのじゃ。」
「リオンさん!この取り合わせは最早エクスタシーですぅ♡どんどん大吟醸お代わりしますぅ!」
「リオン様!シャンパンがどんどん進みます。もう一本お代わりしますね。」
「・・・・唐揚げどんどん持って来て。グレープフルーツサワー追加・・・・」アイテムボックスからじゃんじゃん出す俺。
「ぐぬぬ・・・ここへ来てまさかの揚げ物だと!?リオン様はそう迄して私をデブにしたいのか!?ええい!死なば諸共だぁぁぁ!これより玉砕致す!!」明日にはデブ爆誕だな。
「リオン神様!ワインとこの唐揚げというのはとても合います!もう我々エルフ達は貴方無しでは生きられません!」
相変わらず思いが重いエルフ。
お付達も泣きながら爆食してるし。
一応全体にくどい食べ物なのでトマトとモッツァレラチーズの和え物と唐揚げにかける輪切りのレモンは用意してある。
こうしてフォーチュンにおいて、混沌の宴は続いて行くのであーる。酒の神バッカスに栄光あれ!
こうして毎日サドンデスになって行くのです。




