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炙り出し

主人公含め登場人物はしばらく禁酒致します。悪しからず

亜人達を無事保護した。

だが一応炙り出しはしておかないとね。


サーチ魔法、絞り込み、生物、敵対心。

ここの集団を包み込むようにサーチ魔法を使う。

エルフ達は全員友好的。

ドワーフ達も全員友好的。

ホビット達は勿論友好的。


人族は・・・・・予想通り三人が敵対的。


やはり埋伏の毒を仕込んでいたか。

そもそも亜人に人族が紛れてる時点で怪しすぎるだろう。


人族の代表に話しかける。

「お前達は、『商人とその家族』で間違いないな?」

「はっはい。その通りです。」恭しく頭を下げる代表。

「・・・だがそれだと辻褄が合わない。北西のダンバス帝国は現在此方との国境を封鎖している。一方ルフラン王国とは半ば戦争状態だ。お前達はこの地で商人としては生きられないだろう?これからお前達はどうやって生きて行くつもりだ?」


人族代表は平伏すると、恭しく口上を述べた。

「なんでも致します!我等一同誠心誠意働きますので!何卒宜しくお願い致します!」額を地面に擦り付け、涙ながらに懇願してきた。うん。コイツらは信頼出来そうだな。


なら後は例の三人だな。

俺は三人をそれぞれ鑑定して、記憶も覗いておいた。


三人に話しかける。

「他の人達は合格だが、お前達三人はギルティだ。」

突然ビクン!と動揺する三人。

「「「いや我々は正真正銘商人でございます!」」」

慌てて平伏する三人。悪いがネタは上がってるんだよ。

「・・・宰相から密命を受けたんだよね?」

「「「!!・・・・・・・」」」三人とも顔が真っ青だ。

「・・・そして宰相から通信の魔道具を預かっている。」

「「「!?」」」顔と態度で、ギクッとしてるな。

「亜人達が何処へ連れて行かれるのか。行った先にアリシア達がいるのか。詳細に調査して魔道具で報告する様に宰相に命じられたな?」最早三人ともガクブルしている。

「安心しろ。三人とも命は助ける。とりあえず王都へ強制送還する。」すぐに三人を連れて王都に転移する。


いつもの様に城の中庭に三人を護送したら皆の所へ帰還。

そのまま全員で城へ転移する。


あらかじめ準備しておいた広場にて炊き出しを始める。

何しろ10000人分の炊き出しだからな。

アリシア達やヒルダにも手伝ってもらった。

パンとスープのみだけど、この際贅沢は言えないな。

個別の種族毎に話し合いは明日以降という事で。



次回こそは異世界知識チートするのじゃ!

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