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実際にお金を出す方は大変です

何処ぞのガキ大将みたいにやたらリサイタルしたがる創造神・・・。

朝食後。

やはりというか・・・。

毎朝恒例の創造神のリサイタルだ・・・。

「〇イ!ブ〇!〇イ!ビク〇リ〜♪コ〇バイン〜ワンツースリー♪フォーファイ〜ブしゅつげきだ〜♪」

・・・どうやらダ竜とダ女神達はまたしても徹夜であのアニメを観ていたようだな。

一応解説すると、五人の子供たち(内一人はお約束通り紅一点)が地球征服を企む悪の異星人達から、地球を守るべく、五体のメカを合体させて巨大ロボとなって戦うアニメだ。

ちなみに主題歌は、前世の日本では『兄貴』の通称で呼ばれていたアノ人だ!

ほらそろそろサビに入るぞぅ。

「ちょう〜でんじ〇〜ヨ〜♪ちょう〜でんじ〇ツマキ〜♪ちょう〜でんじ〇ピン♪」

相変わらず無駄な美声で完璧にんだから始末に負えないよ。

ほらEDが始まった。

「し〜んちょうごじゅうな〜なめ〜とる♪た〜いじゅう〜ごひゃくご〜じゅうとん♪」

そもそもなんでコイツらが観るアニメは毎回昭和の懐かしアニメなんだ!?

そういや合体時の掛け声が、水田で使う稲刈り機と同じ名前なのが昔から謎だったなぁ。

「リオンよ我は超電磁で動いてるのじゃあ!超〜電磁〜〇〜ツ〜マ〜キ〜!からの〜!超〜電磁〇ピ〜ンなのじゃぁぁ!」

だから俺に向かって本当にスピンしながら突っ込んで来るな!怖すぎるぞぅ!

「リオンさん♡〇ンバインオッケー♡コン〇インオッケーですぅ!」

ムニュゥゥゥゥ♡

だからマーフよ!どさくさに紛れて俺にお胸様を押し付けるなー!

・・・一応気持ちよかったから良しとするか(´・_・`)

さてマーフ達とのイチャイチャを消化したから、そろそろ仕事しますかね。


向かったのは、(行きたくないけど)鬼より怖い皇妃のところである。

先日の帝国内の各都市の冒険者ギルドのギルマス達への大粛清・・・ッゲフンゲフンッ!こっ国内からの退去要請への結果を拝聴しなきゃならないからね( ̄▽ ̄;)

到着後、早速ルイーゼに誘われて皇妃の元へ。

「あらあら。リオン王お待ちしておりましたわよ〜。」

相変わらず扇で口元を隠して嫣然と微笑んでおられるな・・・。

「・・・それで皇妃。お互い時間を無駄にしたくないだろうから、早速本題に入ろうかな。ぶっちゃけ各都市のギルマス達は大人しく退去したのか?それとも・・・。」

すると皇妃は、(やはりというか)いつものように扇をパチンッ!と閉じると、その扇を俺にビシィッ!と突き付けて、

「残念ながらリオン王の懸念は無駄になりましてよ〜。ギルマス達は全員、大人しく退去しましてよ〜♡まぁ、この私の名前で退去要請を致しましたから、ソレの意味を理解出来ない程彼等も無能ではなかった様でしたわね〜。お陰でセバスの出番も無し。些か歯ごたえが無さすぎて肩透かしもいい所ですわよ。」

なるほど。

皇妃の裏の顔(つまりはセバスチャンの闇仕事)の事を、ギルマス達は把握していたのか・・・。

まぁ無駄な血が流れなかった訳だからベストとまではいかないまでもベターといったところかな。

さてそうなると残る問題はだ・・・。

「・・・ギルマス達の進退に関しては重畳ですな。さてそうなると次の問題です。各都市のギルドの財務状況はどうなっておりましたかな?」

俺の言葉に皇妃は再び扇をシュバッ!と広げて口元を隠すと、高笑いしだした!

「オホホホホ〜!概ねリオン王の予想通りですわよ〜。何処のギルドでも金庫は空っぽ!倉庫もゴミとガラクタしか残っていませんでしたわよ〜!さぁさぁリオン王!ここからがリオン王の役目ですわよ!すぐさま帝国各地のギルドをハシゴして金貨をばらまいて来なさい!そうですわね〜。だいたい一箇所あたり金貨2000枚位あれば当座は足りる筈ですわね。さあ!さっさと転移しなさい!!」

・・・やはり皇妃は人遣いが荒い(´・ω・`)

仕方がない。

帝国各地のギルドを行脚するとしますか!


うん。大変だったなぁ( ̄▽ ̄;)

何しろ行く都市行く都市で、冒険者に対する報酬の不払いが発生していて、どこも喧々諤々の大騒動になっていたんだ。

残された各地のサブマスに皇妃からの命令だと説明して金貨を渡した。

もちろん今後はサブマスがギルマスに昇格する事と、今後は帝国がギルドを統括するからセンターギルドとは縁を切る事も併せて通達した。

で、今俺は疲労困憊状態のまま、悪鬼羅刹・・・ゲフンゲフンッ!もとい皇妃の御前におりまする・・・。

「・・・皇妃。一応帝国内の全都市に金貨をばらまいて・・・ゲフンゲフンッ!渡して来た。皇妃からの言伝もしっかり伝えて来たぞ。いやぁー流石に今回はくたびれたな。」

と言い終えると俺は踵を返して飛空挺に帰ろうとしたその刹那!

ムニュゥゥゥゥ♡

(もはや定番の)二つの巨大なナニカが俺に押し当てられる!

いや分かってるよ!

誰が何処の部分を押し当てているのかはね。

しかし相変わらずえ〜匂いじゃぁぁ♡

はっ!?イカンイカン!危うく堪能するところでござった!

その犯人であるルイーゼは(あざとく俺にお胸様を押し付けながら)

「リオン様♡疲れを癒す為に何卒私のお胸様をご利用ください♡」

・・・結局ルイーゼに絆されて、お昼近くまでルイーゼとイチャイチャしまくりました♡


なので今度こそ嫁達へランチを餌付けするべく、飛空挺に帰還じゃあ!


だがしかし今回はここまで〜♡

まる。

皇妃にはこき使われて、ルイーゼに絆されてるリオンちゃん♡ご愁傷さま(-∧-)合掌・・・

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