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マジックバッグばら撒き事件

リオンの常識は世間の非常識♡

さてランチの為に飛空挺に帰還しようとしたけど・・・。

よく考えたらまだお昼には早かったのよね。

だから俺はルイーゼのクランハウスに向かったのよ(´・ω・`)

もちろんルイーゼも呼び寄せた。


到着するなりクランメンバー達から、

「「「「いらっしゃいませー♡リオン様ー♡」」」」

・・・などと盛大に歓迎されてしまった/(-_-)\

俺の予感では今後このクランハウスへは色々と頻繁に『行き来』する事がある気がする為、一応飛空挺との間に転移門を接地したm(_ _)m

ルイーゼにはその転移門でクランハウスまで来る様に言っておいたよ。

ほーれ早速ルイーゼが自分の寝室→飛空挺→クランハウスというルートで転移してきおった。

クランメンバーも口々に、

「わぁー♡まさしく通い妻です〜♡」

「ルイーゼ様の愛の力です〜♡」

「あの男嫌いのルイーゼ様にもようやく春が♡」

クランメンバーからの盛大なる応援歌に、顔を真っ赤にしながらも俺と腕を組んでしかも組んだ手を恋人繋ぎまでしやがって!まるで『自分がリオンの妻じゃあ♡』と全身で主張しまくっておりますm(*_ _)m

これにはさしものクランメンバー達も、

「ルイーゼ様が砂糖吐きまくって乙www」

「このままだと私達糖尿病になるー!」

「もういい加減ご馳走様でーす\(^o^)/」

それを聞いたルイーゼは、

「なっ何を言っているのだ!そもそもお前達が散々煽るから、こちらも無い勇気を振り絞って腕を組んだり手を恋人繋ぎしたりして、色々とサービスしたのだぞぅ!今更砂糖を吐くなどと言うなんぞひどすぎるでは無いかー!」

という抗議の声は、

「「「「ルイーゼ様だけが幸せになるのは妬ましいです〜♡」」」」

という、実に欲望に塗れたご意見に掻き消された!

まぁこの後なんやかんやあって、何とかその場は収まった(*’ー’)


で、場が落ち着いたところで。

「ルイーゼ。いきなりだけど、俺からクランメンバー達にプレゼントを贈りたいと思う。」

と言って俺がアイテムボックスから取り出したのは、65個の小さな物。

所謂俺の前世で言うところの、小さな小物入れ、所謂ポシェットだ。

其れをクランメンバーの一人一人に手渡す。

クランメンバー達はやはり微妙な表情だな。

ただルイーゼはやはりジト目だ。

「リオン様。そのポシェットは本当に『普通の』ポシェットなのでしょうか?」

俺はそれに対してやはり最大限のドヤ顔で、

「そんな訳あるか!仮にもフォーチュンの王からのプレゼントだぞ!全員に配ったのは何れもマジックバッグだ。ただなぁ・・・。昨夜やっつけ仕事で作ったから、容量も大した量じゃないし、時間停止でも無いんだよなぁ・・・。」

それに対してルイーゼはまさしく目を三角にして、

「そんなのは当たり前です!!!リオン様は私達に下賜したマジックバッグを基準にしてますけど!それがそもそも大間違いなんです!!はっきり言ってリオン様は超弩級の非常識なんですう!!!」

ルイーゼ、大激怒・・・。


・・・あれからルイーゼの(多大なるお説教混じりの)説明によると、普通(それでも国宝級)のマジックバッグはせいぜい荷馬車一台分が関の山で、しかも時間停止なんておとぎ話レベルの話だそうな。

「・・・だからこの!小さなポシェットにどれだけの魔法を付与したんですかぁ!?」

「・・・大した付与はしてないぞ。容量だって、せいぜいレッサードラゴンがギリギリ入るかどうかだ。時間だって、中で一秒過ぎるのに、外で一年必要なだけだ。ノープロブレムだよ。」

それを聞いたルイーゼ&クランメンバー達はもれなくハニワになった♡

・・・数分後、漸く再起動したルイーゼ達は・・・。

「リオン様・・・ちなみにこのマジックバッグ・・・。壊れたらどうなります?」

「・・・当然壊れたらその場で中身がぶちまけられるな。」

ルイーゼは激おこ!

「・・・そんなのは危険過ぎます!」

「それは問題無いぞ。それは相当に頑丈に作ったからな。掛け値なしに、『ドラゴンが踏んでも壊れない!ドラゴンのブレスを食らってもビクともしない!』代物だからな。まぁ安心してほしい」

それを聞いたルイーゼ&クランメンバー達は再びハニワになった♡

さて渡す物を渡したんで( *´︶`*)

俺はいよいよ嫁達にランチじゃあ!


まる。

こうして世間に非常識をばら撒くリオンちゃん♡

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