ルイーゼのクランに行ってみたら・・・
上手い話には裏がある
ではルイーゼと帝都ダンバスへ向かった。
行く道すがら、ルイーゼからクランの説明を受けた。
曰く、クランとは所謂パーティーの上位互換で、凡そ数十人から数百人の団体らしい。そこから冒険者ギルドの依頼に応じてそれぞれパーティーを編成して依頼に対処するんだそうな。
さてそうこうしているうちにルイーゼのクランハウスに到着しました(*^^*)
したんだが・・・。
中に入って見ると・・・。
この匂いは・・・。
いや前世では、俺は所謂『何でも屋』だったのよね。
その時に、たまたま某ミッション系の女子高の仕事を受けた事があって、(基本男子禁制なので)学校が休日の日曜日に仕事する羽目になったのよ( ̄▽ ̄;)
で、仕事現場がその女子高の更衣室で、仕事内容がその更衣室の壁の修繕だったのよ。
と言っても俺の役割は壁の中の石膏ボードの取り替えだった。
壁そのものは本職の大工さんが作成して取り付けるからノータッチだったけどね。
だがしかし!それ以外にも俺にとって忘れ難い経験をする羽目になったのだ!
(万が一の為に監視役の教職員が見張る中)
初めて更衣室に入った瞬間!!
ムワッァァァァ〜!!
・・・いやもうなんと言うべきか・・・。
男子更衣室の汗臭い匂いともまた違う・・・。
なんというか・・・
強いて言うならば女子特有の体臭が混ざりあった独特の匂いが充満しておりました。
付き添い(ほぼ監視役の)教職員が何故かドヤ顔で、
「・・・やっぱり匂いますよね?私も初めて嗅いだときは、貴方と同じように顔を顰めました(*^^*)まぁ今はもう慣れましたけどね。」
・・・と、言う事があったのよ。
まぁ何が言いたいかというと、
ルイーゼのクランハウス内の匂いは、
まさしくあの時の匂いなのだぁぁぁぁ!
これはすぐさまルイーゼに確認せねばなるまい!!
「・・・ルイーゼ。まさかとは思うけど、もしかしてこのクランって、クランメンバーは全員女性なのか?」
と俺が質問したと同時に!
クランハウスのあちらこちらから!
「「「「大当たり〜♪」」」」
まさしく大勢の女の子達がワラワラと出現してきおった!
うーむ( ¯ᒡ̱¯ )
しかしコレは些か問題だぞぅ!
はっきり言ってこのクランって、要するに『男子禁制』って事だろうがよ!
なんでそんなところに男の俺がノコノコ入らにゃならないんだ!?
なので俺は謹んでルイーゼに、
「ルイーゼ。悪いけどさっきの話はなかった事に・・・」
と言い終わる前に!
ムニュゥゥゥゥゥ〜♪
当のルイーゼからの抱き着き&お胸様攻撃♡
「ダメですぅぅぅ♡リオン様がこのクランに入るのはもう確定なんですぅぅぅ♡もはや決定事項なんですぅぅぅ♡」
因みにそれを見ていた他のクランメンバー達はと言うと・・・
見事に全員揃ってハニワになっていた・・・。
皆口々に、
「・・・私は夢を見ているのか・・・!?あの男嫌いの・・・ルイーゼ様が・・・メス顔になっておられる・・・!?」
「アノ!男と手を繋ぐくらいなら!男の手首を切り落とすと豪語されていたルイーゼ様が・・・。」
「ルイーゼ様のデヘ顔可愛いです〜♪」
・・・なんて事をクランメンバー達に言われたルイーゼは、まさしく顔を真っ赤にして今現在膝から崩れ落ちておりますm(*_ _)m
まぁ紆余曲折があったんだけど、なし崩し的に俺が女性ばかりのクランに加入する事が確定してしまいました(>_<)
無理やり
まる。
やっぱり裏があった




