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海エルフ達への社会的インフラを整備します

何やら嫌な予感が・・・。

(もう毎度の事)

さてまだまだ宴には時間があるな。

ならばあらかじめ海エルフ達への社会資本♡所謂インフラを整備すべきであーる!


まぁぶっちゃけフォーチュンの砂浜に桟橋と入り江にローマン・コンクリートで防波堤を建設して、陸地に例によって魔力ゴリ押しで宿泊施設と前世の一流旅館の大浴場をイメージした大きなお風呂を建設しました(*^^*)

あとはフォーバスみたいに各種屋台を設置して飛空挺のバルバロッサと同じメニューを海エルフ達に提供する様に手配致しましたm(_ _)m


さてさて、そうこうしているうちに漁に出ていた海エルフ達が帰還してきたぞぅ!

・・・もれなく全員ハニワ状態で・・・。

船を全て桟橋に舫った後、ハニワ状態から再起動したシエラが、俺に詰め寄ってきおった!

「リッリオン様!?一体全体なんなんだい!?漁から帰ってきてみれば!石の塊みたいな防波堤が入り江をぐるりと囲んでいやがるし、砂浜には立派な桟橋までありやがる!更には砂浜の奥にいつの間にか大きな建物まで建ってるじゃねーか!!!アタイらが漁をしている間に何があったんだい!?!?」

・・・まぁある意味当然の疑問だよなぁ。

「・・・一応俺からのサービスだ。シエラ達海エルフは、これからこの入り江を根城にするんだろ?ましてや今後大陸中から海エルフが殺到する予定だろ?ならあらかじめ受け入れ体制を整えておかないとな。万が一キャパオーバーする様なら、いつでも増築してやるからさ。まぁ要するに、シエラ達海エルフに好きに使っていいよー!って事だ。まぁ何はさておき、まずシエラ達は一風呂浴びてこい。ずっと海水を浴びてたから真水が恋しいだろうからな。」

それを聞いたシエラは再びハニワになってしまった!


数秒後、何とか再起動したシエラがまたもや俺に詰め寄ってきた!近い近い近い!!

「リオン様・・・。アタイは耳がどうかしちまったのかなぁ。今さぁー。リオン様から、風呂に入れって言われた様に聞こえた気がしたんだけど・・・。いやいや空耳だよな!だいたいお風呂なんて例えば王様だとか、貴族だとか、すげえ裕福な商人とかしか入れねえって!!だいたいアタイら海エルフは基本身体は海水で水浴びするんだよ。偶に川の河口近くで水浴びするくらいかな。だからリオン様!お風呂ってのは空耳だよな!あ!もしかしてリオン様のジョークだとか?いやーリオン様も人が悪いぜ〜♡」

・・・そうだったのか・・・。

だとしたらやはり例の仮設住宅は大問題だった訳だな(´-ω-)ウム

そりゃ皇妃が目を三角にして俺の肩を掴む訳だよな。

まぁ兎も角、(無理矢理)話を戻してシエラに、

「残念ながら空耳では無い。正真正銘のお風呂だ。シエラ達海エルフは毎日漁から帰還したら必ずお風呂に入ってもらう。一日の疲れもとれるし、何よりさっぱりするぞ。まぁ論より証拠!まずは入ってみろ。」

それを聞いたシエラ(と海エルフ達)はまさしく光の速さで大浴場に入って行った♡


『バシャーッ!!』

「うひょーっ!あったけぇ〜♡本当に疲れが抜けてくぜぇ〜♡」

『ザブーンッ!』

「シエラ様♡泳げるくらい大量のお湯なんて生まれて初めてです♡とっても気持ちいいです!もうこのお風呂から出たくないくらいです!」

・・・どうやら海エルフ達のお気に召したようだな。

では今のうちに海エルフ達に餌付けするべく、手配するとするかな。

と言っても、俺がイメージして作ったのは、所謂前世における『海の家』に近い。

厨房横のカウンターから料理を受け取って用意された椅子とテーブル(無論お好きな場所に)にセルフで運んで食べる形式だ。

最も厨房と言っても形だけで、実際はあらかじめシエラに下賜した俺謹製のマジックバッグに各種料理を収納して好きに食べてもらうんだけどね。

ちなみにルイーゼと同じく俺のアイテムボックスと中身共有にしておいた。

それは、シエラの話だと海エルフ達は所謂『貨幣』という物をほとんど使わないそうな。

つまりほぼほぼ漁で得た海産物を、人間達との間で穀物、野菜、果物等と物々交換していたらしい。

だが近年の人間達の畑の不作や酷い時には凶作により、海エルフ達に対する対価が捻出出来なくなり、やむなく海エルフ達を追い出して自分達で魚を確保しようとした訳だそうだ。

ただシエラ曰く、

「まぁ人間達じゃあ、アタイら海エルフ程魚は取れないと思うぜ〜。人間はアタイら程深く潜れねえし、航海術だってお粗末極まりないからなぁ。それにアタイら海エルフってさー、魔法でほぼ永久に潜っていられるんだよ。人間だとせいぜい1〜2分がせいぜいだろうしなー。あえて偉そうに言うけどさ、漁業なめんな!漁はそんなに甘くねえよってこった。」

・・・そういうモノなのか。


まっまぁそんな事よりも!

時はそろそろ夕方。

いよいよ宴だな(´-ω-)ウム


だがしかしここで残念なお知らせ・・・。


続きは次回!


すまぬ( ´・ω・`)


(´-ω-)ウムやはり宴に届かず・・・

すみませぬ・・・。

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