海エルフがやって来たぞぅ その3
肌の色で差別しちゃダメですよねー
さっそく転移してきたシルフィーを見たシエラは、
「おおーい!シルフィーじゃねえかぁー!随分と久方ぶりだなぁー!なんだよなんだよ〜お前もこの国に世話になってるのか〜?ならお前もこの国の王様に口添えしてくれよ〜!」
些か口調が乱暴だが悪い人物では無さそうだな。
シルフィーも、
「リオン神様。このもの達は海を生活圏とする所謂海エルフです!私達森エルフとは長年にわたり友好関係にあります(*^^*)ちなみにダークエルフと呼んではなりません!其れは海エルフ達にとっては禁句となります!ゆめゆめそのように呼んではなりませぬ!」
シルフィーは俺に耳打ちしてきた・・・。
だがしかしシエラは中々に耳ざとかったらしく、
「いやー別に気にしちゃーいないよ〜。アタイらは生まれついて肌が黒い訳じゃなくてさ〜。一日中船の上で生活してるから常に日焼けしてるんだよねー。だから人間達にはダークエルフって呼ばれてるんだけど、まぁ致し方ないんだよねー。」
なるほど(´・ω・`)
其れは申し訳ない事をした・・・。
まぁそれはさておき、
愛する嫁である、シルフィーを間に挟んで、
我がフォーチュンと海エルフ達との間で折衝が執り行われた。
先方の海エルフ曰く、
『ここ数年の、慢性的なる不作によって、この大陸は常に穀物が不足している。故に飢えた民達が集落より弾き出されて海岸部に逃れ、漁業によって食べる術を得ようとする者が急増したらしい。結果として我々海エルフは根城としていた入江を追い出された。なので我々海エルフを是非とも受け容れて頂きたい。』
・・・というお願いをされてしまった・・・。
シルフィーからも、
「リオン神様!いきなりの無体なる願いですけれども!海エルフ達はものすごく良い人達なんです!どうかどうか私のお胸様に免じて♡海エルフ達を受け容れて下さいませ(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)」
またしてもシルフィーの最終兵器!
ムニュウゥゥゥゥゥ〜♡
・・・ウム(´・ω・`)
おのれまたしてもシルフィーの最終兵器かい!
・・・う〜む( ¯ᒡ̱¯ )
もはや抵抗は無意味であるな笑
ここは慎んで受け入れるしかあるまいΨ(・ω・ )Ψ
続きは次回なのだ〜
まる。
世の中色々あるのです




