唐揚げ騒動
最近料理の引き出しが枯渇しつつあるリオンです・・・。
こうして俺は、腹を空かせた魔王によって半ば引きづられる様に厨房へ・・・。
しかも厨房に着くやいなや魔王は再び俺の背中に引っ付いたのであります(*^^*)
「リオンリオーン♡やはりこの場所は居心地がいいのだー♡もはやここは余の定位置なのだー♡余は終生ここから一歩も動かないのだー！」
やめろ！暑苦しい！
・・・まぁ、言うだけ無駄か・・・。
なんといっても異世界の魔王だしなー。
気を取り直して宴の準備なのだ。
まずは前菜として、湯葉の刺身。
リオン手作りの、しかも出来たての湯葉をカットして、折り畳んだ湯葉を、昆布とかつお節で充分出汁をとった出汁汁に、醤油、みりん、砂糖少々にて味を整えたリオン特製のタレで食べてもらう。
メインは毎度おなじみ、リオン特製唐揚げじゃあ！
但し今回は、鶏肉を大きめにカットした、所謂ジャンボ唐揚げなのじゃあ！
決して一口では食べきれないボリューミーな巨大唐揚げ！とくと堪能するがよい！
お好みで、マヨネーズ、ケチャップ、レモン汁をつけて食べてねー♡
無論シルフィー達エルフの為に、スープを兼ねて『おでん』を用意したよ。
では宴開始！
「リオン今日の唐揚げは凄いのじゃあ！物凄く食べ応えがあるのじゃあ！ガツガツッ！中から肉汁がブワッと溢れてくるのじゃあ♡モグモグッ箸休めにおでんも中々なのじゃあ♡松尾純米大吟醸どんどんお代わりなのじゃあ！」
「リオンさんリオンさん♡唐揚げがボリューミーですぅ♡一口では食べきれないなんて私は大満足なんですぅ♡おでんの大根がまた口直しに最適ですぅ♡私も松尾純米大吟醸お代わりですぅ♡」
「リオン様♡この湯葉の刺身というのは美味しいです♡私に湯葉の刺身とおでんの玉子と大根としらたきとチクワをお代わりです。松尾純米大吟醸もお代わりです。」
「・・・口に入らない程の巨大唐揚げ・・・♡食べ応えはまさしくメガトンクラス・・・。一口齧れば宛ら肉汁の大洪水・・・これはもうお代わりするしかない♡松尾純米大吟醸もお代わり♡」
「リオン様ぁぁぁー！！この様な大きな唐揚げ天国とわぁぁぁぁー！まさしく感無量ですぞぅぅぅ♡ガブリッ！かぶりつくだけで肉汁が溢れてきますぞぅ！私はもはや他の食べ物なぞ眼中に無し！ただひたすら巨大唐揚げを食べまくるのみなのだー♡うぉぉぉぉ〜！！！BIG唐揚げどんどんお代わりなのだー！松尾純米大吟醸もどんどん持て〜い！」
・・・やはり唐揚げに傾倒したか・・・。
「唐揚げ祭りだぁぁぁぁー♡しかも有り得ないくらいのBIGサイズだよぅ♡ガブッ！♪〜わぁー肉汁が溢れてくるよぅ♡わぁー♡おでんだぁぁー♡大根に出汁が染みてて美味しいよぅ♡これはもう松尾純米大吟醸もどんどんお代わりするしかないよぅ♡」
「リオンちゃんてば相変わらずのサプライズ帝王なの！こんなにも大きな唐揚げなんて掟破りなの！外側カリカリッ！中から肉汁の津波なの！有り得ないなの！ミオもうお代わりするしかないの♡松尾純米大吟醸もどんどんお代わりなの！」
「リオン様ひどすぎるのです！唐揚げが巨大すぎるのです！アクアもう食べるしかないのです！傲岸不遜なのです！天地無用なのです！易姓革命なのです！口直しに食べるおでんもまた美味しいのです♡大根とチクワと結び昆布と牛スジもまたお代わりなのです♡松尾純米大吟醸は当然お代わりなのです♡」
「唐揚げが凄く大きい♡これは食べ応えがある。中からは肉汁が濁流の様に溢れてくる♡どんどんお代わり♡おでんは具材がスープの味が染み込んで絶品。どちらもお代わり♡松尾純米大吟醸もお代わり♡」
「リオンよまさか異世界で湯葉の刺身を食せるとは思わなんだ。昔は京の都でよく稲荷神社に奉納されたんじゃがのぅ。モグモグッ！うむ！まさしく出来たての湯葉じゃあ！付けるタレもまたよーく出汁の効いたまさしくエクセレントなのじゃあ♡しかもこのおでんの美味しいこと♡大根なんぞ味が染み込んで最高なのじゃあ♡妾の大好物のがんもどきも至高の味なのじゃあ♡コレは御神酒画進むのじゃあ♡」
「リオンリオーン♡この唐揚げというのは美味しいのだー♡食べる手が止まらないのだー♡おでんというのも美味いのだー♡余は玉子と大根とはんぺんというのをお代わりなのだー♡ついでに松尾純米大吟醸もどんどんお代わりなのだー♡」
・・・こうして何時ものように食べ尽くされるのであった・・・。
まる。
ぴえん( •̥-•̥ )
リオンよ油断するな！この後地獄の魔王の添い寝が待っているぞぅ！！
