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中々ヒルダの報告を受けられないリオン(泣)

果たしてヒルダのお説教とはどんなモノであったのか・・・。

ランチが終わりましたm(_ _)m

・・・だがしかし!ランチが終了するやいなや( ̄□ ̄;)またしても俺の背中に無情なる荷重が・・・。

「リオンリオーン♡リオンのお陰でパスタをたくさん食べれたのだー♡余はお腹いっぱいなのだー!これで余は心置き無くリオンの背中で熟睡できるのだー♡」

ぐぬぬ・・・ひっつき虫推参なり・・・。

リリスは俺の背中に引っ付くやいなや、やはり秒で熟睡しやがりました!

なのでやむなく俺は魔王をおんぶしたまま再びヒルダの居る施設へと赴きました(*^^*)


到着すると、(相変わらず惚れ惚れする所作の)敬礼でヒルダにお出迎えされました。

「お待ちしておりましたマスター!つい先程拷問・・・ゲフンゲフンッ!じっ尋問が終了致しました!・・・まぁ当該AIはしばらく再起不能でしょうが、コレも必要な犠牲というモノです。」

・・・今拷問って言ったよね?ここのAI大丈夫なのか?しかもしばらく再起不能?

・・・一体何をしたんだヒルダよ・・・。

見ればそのAIは部屋の隅で壁に向き合って体育座りでガクブル状態で、

「イエスマム!ヒィッ!すいませんすいませんすいません!ガンホ!ガンホ!ハラショー!」

などとぶつくさお経の様に唱えています(*^^*)

うーむ( ¯ᒡ̱¯ )見たところ精神が些か壊れてるみたいだ。凡そ損傷率50%といったところかな。

俺の様子を見て色々と察したのかヒルダは、

「マスター。御安心ください。我々AIには自己修復機能が標準装備されており、あの程度の損傷であれば一日もあれば完全に機能回復致します。寧ろ完全破壊しなかった私の慈悲深さを褒めてやりたいくらいです!」

うん、ソレをやったらこの施設が機能停止するからやらないでね?

「・・・それよりもマスター!あの無能で怠惰なボンクラAIは一日放置するとして、ごうも・・・いえ尋問の結果看過できない事実が判明しました。どの道あのポンコツが回復しなければこの施設を利用するのは不可能です。なので一度飛空艇に帰還して、詳しく報告致したいと思います(*^^*)」

・・・了解した。たしかにあのAIの様子だと、しばらく使い物にならないだろうからね。

ならばバルバロッサに帰還じゃあ!


だが・・・何故か帰還するなり嫁達に身柄を確保されてしまった!?何故に?

「リオンよ我は小腹が空いたのじゃあー!なのでちと早いがオヤツを出すのじゃあー♡」

「リオンさん私も小腹が空いたですぅ〜♡何か食べたいですぅ〜♡」

「リオン様私も小腹空いたです。」

「・・・最近私はオーバーワーク・・・このままだと栄養失調になる・・・お腹空いた・・・。」

嘘をつけ!最近ずっと食っちゃ寝生活を満喫している癖に!

「リオン様私は最近栄養失調気味ですぞぅ!見て下され!見るからにアバラが浮き出ておりまするぞぅ!早くオヤツを出して下され〜!」

だから嘘をつくな!お前はアバラが浮き出るどころかお腹ブヨブヨじゃねえか!!!

・・・まぁ触り心地が良いから許す(´・ω・`)

「リオン神様♡昔からエルフは燃費が非常に悪いのです!どうかオヤツを下賜してください♡」

「リオン様お腹空いたよぅ!妊娠してから何故かすぐにお腹空くんだよぅ!やっぱり二人分エネルギー消費しているからかな?」

「リオンちゃん!嫁の胃袋管理も夫の務めなの!ミオもうお腹ペコペコなの!さっさとオヤツ出すなの!」

「全くなのです!アクア精霊だから人間の物差しでは測れないのです!もうアクアは飢餓状態なのです!早いとこオヤツを出すのです!」

「パパ。ユーノもお腹空いた。オヤツちょうだい。娘を飢えさせるなんて育児放棄。児童虐待。児童相談所に言い付ける。だからオヤツちょうだい。」

「・・・リオンよ気の毒じゃが、大人しく嫁達の言う事を聞いた方が良いぞえ。昔から食い物の恨みは恐ろしいと申すからのぅ。ちなみに妾もご多分にもれずオヤツ欲しいのじゃ♡ささ、はよう出してたもれ♡」

「リオンリオーン♡余も小腹が空いたのだー♡早く余にオヤツを持ってくるのだー♡」

ぐぬぬ・・・かくなる上は致し方無し・・・。

嫁達にオヤツを餌付けしている間にヒルダから詳しく報告を聞く事といたそうかな。


という訳で、大皿の上に山盛りのクッキー。

同じく大皿の上に山盛りのクラッカー。及び周りには各種チーズやサーモン、ハム、ベーコンなど。それにケチャップやサルサソース、マヨネーズ。

名付けて、『甘党の嫁にはクッキー&緑茶!辛党の嫁にはクラッカーの上にお好きな具材と好みのソース!バイキングクラッカー作戦』という事じゃあ!

では無理やりオヤツ開始〜!

「リオンクラッカー美味いのじゃあぁぁぁ♡何よりもクラッカーの上に好きな具材を好きなだけのせて食べられるのが秀逸なのじゃあ!我はハムとチーズとサーモン山盛りのせなのじゃあ!松尾純米大吟醸もお代わりなのじゃあ!」

「リオンさん♡やはりクラッカー美味しいですぅ♡私はチーズとサワークリームどっさりのせですぅ〜♡松尾純米大吟醸もお代わりですぅ〜♡」

「リオン様私はクラッカーにサーモンとチーズ山盛りのせです〜♡松尾純米大吟醸もお代わりです〜♡」

「・・・流石リオン様・・・クラッカー美味しい♡特にハムとベーコンとチーズ山盛りのせは最高♡・・・もはや松尾純米大吟醸お代わりしかない♡・・・。」

「リオン様〜!!!再び私のターンですぞぅ!!!うぉぉぉ〜!!!もはやクラッカーなど不要なりぃぃぃぃぃぃぃっ!!!私はハムとベーコンとサーモンとチーズのみ食べまくるぞぅ!後は松尾純米大吟醸どんどんお代わりなりぃぃぃぃぃ!!!」

・・・ついにクラッカーすら棄てたロゼッタ・・・。

どうにかして欲しい・・・。

「リオン様〜♡クラッカー美味しいよぉ♡シクシクッ地球のセレブ達っていつもいつもこんなに美味しい食べ物を食べていたんだ〜!?やっぱり異世界に来てリオン様と出会えてよかったよぅ♡モグモグッ♡もう悠里がリオン様に提供できるモノってお胸様しかないよぅ♡」

ムニュゥゥゥゥ〜♡

おのれまたしても酔った勢いの悠里にお胸様を押し付けられたではないかー!

「リオンちゃん!またまた隠匿罪なの!ミオみたいな嫁に隠し事をするなんて重罪なの!有り得ないなの!罰としてミオにクラッカーとチーズとサーモンとベーコンとハムどんどんお代わりなの!松尾純米大吟醸もお代わりなの!やっぱり異論は認めないなの!」

「リオン様には言いたい事は山ほどあるのです!このままだとアクアマジで肥満の危機なのです!それもこれも全てはリオン様が美味しい食べ物を餌付けしまくった所為なのです!責任取ってもらうのです!責任取らないのは無責任なのです!クレイジーキャッツなのです!スーダラ節なのです!やっどうもなのです!月曜日はウンジャラゲなのです!サラリーマンは気楽な家業ときたもんだ!なのです!ハイそれま〜で〜よ〜♡なのです!こうなったらクラッカーに具材全部のせと松尾純米大吟醸どんどんお代わりなのです!」

・・・お前が言ったネタは全部中身40代〜50代の人間にしか分からないネタだぞぅ!




さて五月蝿い嫁達を黙らせた俺は、別室にて漸くヒルダからの報告を受ける事ができた。


だが続きは・・・

「次回なのだー♡」

・・・またしても傍若無人なる魔王に次回予告を奪われたリオンです・・・リオンです・・・リオンです・・・。



リオンのオヤツは毎回騒動と抱き合わせ(笑)

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