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納得出来ないからリクエストです!

嫁達がリクエストしまくりです♡

かくして、嫁と(自称)娘と(一応)神様の三人に強制連行されて、飛空艇へと連れてこられました(*^^*)


・・・で、到着するなりタマモが・・・。

「リオンよ偶には妾も、りくえすと、というのをしてみたいのじゃ。」

徐ろに俺の服の裾を摘んでクイクイッとするから何事かと思えば・・・。

まぁ別にいいけどね。

だがしかし!これに乗じて悠里とユーノの二人が便乗してきおった!

「パパ。タマモばかりズルい。私もリクエストしたい。」

「えとえとぅーっ。悠里もリクエストしたいよぅ〜っ。」

全く前世のプロ野球じゃあるまいし、コイツらリクエストしまくりだなオイ!

・・・まぁ冗談はさておき、とりあえずコイツらのリクエストとやらを聞くとしようかな。

「・・・なら三人のリクエストを聞こう。」

すると三人が三人とも俺に対して、ズズズィッ!と迫って来た!近い近い近い!!

先ずはタマモ。

「うむうむ。実は妾は前からアイスクリームなる食べ物が食べたかったのじゃ。アレはすぐに溶けてしまうでな。なので社には今まで奉納されなかったのじゃ。じゃがのぅ。街ゆく人間達が夏場に実に美味しそうに食べておるのを見ておると是非とも一度食べて見たかったのじゃ♡リオンよなんとか食べさせてたもれ。」

ふーむ。まぁ(予想外に)マトモなリクエストだな。

続いて(何かとお騒がせな)ユーノは・・・。

「パパは魔力だけじゃなく料理の知識も無限大。パパはまだまだ私の知らない美味しい料理を知ってる筈♡なんでもいいから私の知らない美味しい料理食べさせて♡」

まぁこれも比較的妥当なリクエストだな。

最後に悠里だが・・・。

ムニュゥゥゥ〜〜〜♡

何故か俺に対しての理不尽なるお胸様攻撃!!

おのれ〜!なまじ柔らかくて気持ちいい感触と素晴らしき良き匂いの所為で文句が言えないでわないか〜!!

その元凶は俺にお胸様を押し付けながら、

「リオン様ぁー♡悠里感激だよぅ〜♡まさか宴の料理をリクエストできるなんてもう夢みたいだよぅ〜!」

悠里よ・・・。お前が宴の料理をリクエストする前に、今現在俺と悠里のホームベース上での激しいクロスプレイについて是非とも審判団にリクエストを要求したいんだが・・・。

果たしてセーフなのか?アウトなのか?それが問題だ。

主に倫理的な事で・・・。

俺の心配を他所に悠里は相変わらず俺の身体を激しくお胸様にて波状攻撃しながら、

「実は悠里は以前から食べたい料理があったんだよぅ!この後リオン様との激しい運動・・・ゲフンゲフンッ!じゃなかった、鶏の手羽先が食べたいんだよぅ!地球でずっと食べたかったけどぅ、貧乏で食べられなかったんだよぅ!リオン様お願いしますよぅ!」

・・・やれやれ一時はどうなるかと思ったけど、結果的には悠里のリクエストもまた常識的なリクエストだったな。

・・・さりげなく悠里の本音が漏れていたのは聞かなかつた事にしておく・・・。

ならば三人のリクエストを叶えてやろうぞぅ!

今回は異例ながらリクエストの内容を鑑み、先にメインから始める。

メインはまず悠里の希望である、鶏の手羽先だ!

甘辛ダレでじっくりと焼き上げた手羽先はまさしく絶品!

食べ終えた後の骨を入れる為の空のボウルも用意した。

もう一つのメインはスペアリブだ!

リオン特製のタレで骨ごとローストした肉を、骨を掴んで直にかぶりつくという豪快極まりない料理である。

これまた食べ終えた後の骨を入れる為の、大きめのバケツを用意しております(*^^*)

で、メインの二品が必然的に肉祭りとなってしまった為、それ以外の料理は比較的あっさり路線で行きます。

前菜としては卵豆腐。松尾純米大吟醸が進むぞぅ!

主食には昆布とアサリを、白醤油とみりんを加えて炊き込んだ、リオン特製の深川めしだ。

ご飯に昆布とアサリから二種類の極上のダシが染み込んで、まさしくエクセレントなのだぁ!

箸休めにはこれまたあっさり味のカブの浅漬け。

スープは最近味噌汁が続いたから、シルフィー達が食べられるように野菜オンリーのクリームシチューにした。

肉祭りとの相性も抜群だしな。

さてそろそろ宴の開始じゃあ!


「リオン!スペアリブ美味いのじゃぁぁ!あの!はじめ人間ギャートルズのマンモスの骨付き肉みたいなのじゃ〜♡バクバクッ!こうして骨を手掴みして直にかぶりつくのは実に豪快なのじゃぁぁ!松尾純米大吟醸お代わりなのじゃあ!」

「リオンさん私もムーちゃんに同意ですぅ!私の憧れの骨付きマンモス肉が食べられるなんて夢の様ですぅ♡ガツガツッ!♡〜やはり骨の周りの肉が美味しいですぅ〜♡松尾純米大吟醸お代わりですぅ!」

「リオン様手羽先美味しいです♡中の小骨の周りの肉も美味しいです♡卵豆腐と手羽先と深川めしとクリームシチューと松尾純米大吟醸お代わりです♡」

「・・・手羽先美味しい♡・・・どんどんお代わり・・・スペアリブ最高♡当然ながらお代わり・・・松尾純米大吟醸はお代わり当たり前・・・。」

「ワハハハハァァァァァァッ!!リオン様〜♡私は今幸福絶頂なのですぞぅ!!再びの肉祭り!!もはや思い残す事無し!!心置き無く討ち死に致す!リオン様〜!!武士道とは!死ぬことと見つけたりぃ!私は今肉と共に死にまする〜!私にスペアリブと手羽先と松尾純米大吟醸をどんどんお代わりなのだぁ〜!」

・・・頼むから俺の子供を道連れにしないで欲しい・・・。

「リオン神様♡私とお付達に卵豆腐と深川めしとカブの浅漬けとクリームシチューと松尾純米大吟醸お代わりです♡」

「リオン様〜♡スペアリブ美味いよぅ〜♡手羽先最高だよぅ!モグモグッ!お肉美味しいよぅ〜♡また後でリオン様に私のお胸様を捧げるよぅ♡」

悠里!恥ずかしいからあまり大声で叫ぶんじゃない!

「リオンちゃん!リオンちゃんてば鬼なの!悪魔なの!酷いなの!なんで今までこんな美味しい食べ物をミオに内緒にしておくの!有り得ないの!スペアリブ凄く美味しいの!手羽先に至ってはもう食べる手が止まらないの!」

「ミオちゃんに同意なのです!手羽先はまさしく天にも登る美味しさなのです♡深川めしなんて昆布とアサリ!旨味の二重奏なのです♡シチューはやはり定番の美味しさなのです♡スペアリブはも〜言葉に出来ないのです!小田和正なのです!隠忍自重なのです!久遠実成なのです!松尾純米大吟醸お代わりなのです♡」

「パパは相変わらずのサプライズ帝王♡何時も私の想定の斜め前を行く♡スペアリブ美味い♡手羽先も美味しい♡深川めしなんて美味しすぎる♡パパ大好き♡」

「リオンよあっぱれなのじゃ。卵豆腐なんぞ久々なのじゃ♡美味いのぅ。深川めしなんぞ何時以来であろうかの〜♡モグモグッ!箸休めのカブの浅漬けもまた絶品なのじゃ♡妾は御神酒が進むのじゃあ!」

・・・こうして狂乱の宴は幕を閉じた・・・。

やはり俺は食べられなかった・・・。

ぴえん。

嫁達に振り回されるリオンちゃん♡

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