自慢癖は嫁達だけではなかった件・・・
ユーノの衝撃的な発言!
悠里のお胸様を堪能した後。
待機しているユーノに会いに行った。
会うなりユーノは俺の左手に対して恋人繋ぎをしてきた!
「パパ。おかえり。」
俺の左手をニギニギしながらそんな事を言われると少し照れくさい。
見ればユーノも言ってて気恥ずかしかったのか、相変わらずの無表情ながらも顔を真っ赤にしている。
「・・・自分で言ってなんだけど、恥ずかしい。パパに恥をかかされた。穴があったら入りたい。」
無表情で恥じらうユーノは中々に可愛いのぅ♡
「・・・ところでユーノ。さっき何やら話があるとか言ってなかったか?」
問われたユーノは両手を、ポンッ!、と叩いて、
「忘れてた。コイツはうっかりだった。うっかり八兵衛。パパに大至急知らせるべき事案があった。私がランチに来る前から、世界樹のフェアリー達が騒いでいた。すぐに向かった方がいいと思う。」
それを早く言わんかーい!!
・・・という訳で早速俺は世界樹へと転移した。
だが・・・俺が転移して早々に、エラい事になったのだ!
パタパタパタパタパタパターーーーッ!!
まさしく無数のフェアリー(とピクシー達)が俺へと群がってきやがりました!
「リオン様お腹空いたー♡」
「リオン様蜂蜜食べたいー♡」
「ジャム頂戴〜♡」
「私達も進化したいですぅー♡」
もれなく俺を止まり木にしております(*^^*)
えーい!このプーさん妖精共めー!
・・・ん?
何だか妙に数が増えていないか!?
それに先程全員フェアリーに進化した筈なのに何故か元のピクシー達が大勢混じっているぞぅ!?
「フェアリーはともかく、この大量のピクシー達は一体どうしたんだ?」
俺の呟きに、フェアリー達は全員身体を反らした。どうやら胸を張っているらしい。そして皆口々に、
「あのねー。私達妖精はねー。どんなに離れていてもー、念話で会話ができるのー。」
「それでねー、大陸中のピクシー達にー、この場所に世界樹が生えたんだよーって教えてあげたんだー♪♪」
「ついでにとても美味しい蜂蜜と〜♡」
「とても美味しいジャムが食べ放題で〜♪」
「おまけに世界樹の実を食べてフェアリーに進化したんだよーって自慢しまくったんだよー♡」
「ねぇねぇー。私達エラいでしょー♡<( ¯﹀¯ )>エッヘン!」
「そうしたらねぇー。それを聞いた大陸中の妖精達がー。ズルい!コスい!自分達も今すぐ引っ越す!って言ってー。大挙して押しかけて来ちゃったんだー。」
「因みにー。私達妖精はー。自在に仲間のところに転移出来るんだよー。」
おのれまたしても自慢から始まる面倒なトラブルかーい!
しかもコイツら邪心なく無邪気にやらかすから余計に始末が悪いぞぅ!!
見ればフェアリー達は俺の近くでホバリングしているのに対して、ピクシー達は(暑苦しいくらいに)俺に群がってまとわりついて来ております!
皆口々に、
「ねぇねぇ〜♡あなたリオン様って言うんだってねぇ〜。」
「それでそれでぇー。是非とも私達にも〜♡美味しい蜂蜜と〜♡」
「美味しいジャムと〜♪」
「美味しい世界樹の実を食べさせて〜♪♪」
「私達も進化したいの〜♡」
うーん。フェアリー達の自慢癖の所為で、まさかの大陸中からピクシー達が押しかけて来てしまった・・・。
フェアリーに進化した奴らはおおよそ100くらいだったけど、流石に大陸中から集結したピクシー達は、概算で優に1000を越える数だな。
まぁ来てしまったモノは致し方ないな・・・。
ならまずはピクシー達を世界樹の実で進化させるとしようかな。
早速アイテムボックスから世界樹の実を出しまくる。
二つに割って、中の種を取り出したら、ピクシー達に片っ端から餌付けしまくる。
ピクシー達は、まさしく蜜に群がる蟻の様に世界樹の実に集まって果肉を貪っています(*^^*)
「美味しい〜♡」
「正直自慢話された時は話半分だと思ったけど〜♪想像以上だったよー♡」
「リオン様もっと欲しい〜♪」
その時、フェアリー達も俺の周りに集結して、
「リオン様〜♡ピクシー達だけズルいよー!」
「私達にも世界樹の実をよろ〜♪」
「食べたい食べたい〜〜!!」
むぅ・・・やむを得ない。
仕方なくフェアリー達にも世界樹の実を餌付けする羽目になったよ・・・。
そして・・・目出度く(?)ピクシー達は全員フェアリーに進化したよ。
おまけに蜂蜜とジャムもしっかりとタカられてしまいましたm(_ _)m
そしてやはりフェアリー達は食うだけ食ったらもう用済みとばかりに、
「美味しかった〜♪」
「お腹いっぱいになったら何だか眠くなった〜♡寝る〜♪」
「また蜂蜜よろ〜♡」
「ジャムもねぇ〜♡」
「勿論あの美味しい世界樹の実も食べるよー♪」
「またお腹空いたら食べさせてねぇ〜♪」
「じゃあねぇ〜♪」
やれやれ・・・。
めいっぱいフェアリー達に振り回されて、俺はもはやグロッキー状態でござる・・・。
なので続きは次回でござる!
すまぬ・・・。
何故かこの世界ではみんなが自慢しまくるのです♡




