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悠里はやれば出来る子なのです

悠里は以外と策士♡

いや参ったよ・・・。

あの後ハニワから再起動した嫁達に、改めて悠里が魔法を使える様になった経緯を説明する羽目になったんだ。

「・・・無限の魔力がある俺が言うのもなんだが、悠里は流石に地球でラノベを読みまくっていただけはある。はっきりいって、この世界基準では比類なき天才魔導師だと言える。何しろ、地水火風の四大属性魔法は勿論、治癒魔法に結界魔法、重力魔法に時空魔法、果ては飛行魔法に転移魔法まで既にマスターした。魔力が有限である以外はほぼ俺と同等の実力だと言えるな。まさしく末恐ろしいとはこのことだ。」

なんてことを嫁達に説明していると、いつの間にか忍び寄っていた何者かに俺の左手が恋人繋ぎされてしまった!

またしてもデジャブ!

・・・もはや議論するまでもなく、ユーノである。

因みにタマモも来ていた。

ユーノは俺の手をニギニギしながら、

「パパ。もうすぐお昼。私は餌付けの時間を忘れない。私はお腹空いた。早く餌付けして欲しい。」

そういえばもうそんな時間かー。

ならば俺はランチを頑張ろうぞぅ!

さて今回はどんなランチにしようかな。

うーんうーん・・・。悩むなぁ。

まぁメニューを考えてる間に悠里の問題を解決するとしますか。

俺はソファーでぐったりしている悠里に、

「悠里。もうすぐランチだけど、起き上がるのも辛い様なら、マナポーションを飲んでベッドで休んでいてもいいぞ。後で何か差し入れしてやるから。」

すると悠里はビクッ!と反応して、

「・・・これはまさしくタナボタだよぅ・・・!?リオン様の匂い嗅ぎ放題の上に、リオン様からの食事の差し入れ♡ふぁぁぁ!?美味し過ぎるシチュエーションだよぅ♡」

・・・何やらブツブツ言いながらも、とりあえず肯定の意思を示したから、再び悠里をお姫様抱っこして悠里のベッドへと向かった。

向かったんだが・・・。

何故か途中で悠里が、

「・・・そっちじゃ、ないよぅ・・・。こっちだ・・・よぅ・・・。」

と、謎の指示をだしてきた。

促されるがままに悠里をお姫様抱っこしながら歩みを進めて行くと・・・。

・・・何故か俺達の前には俺のベッドが・・・。

すると抱っこされていた悠里が光の速さで(何度も言うが俺の)ベッドの中に潜り込んで、

「クンカクンカッ!うーんうーん、頭が痛いよぅ。クンカクンカッうーんうーん。早くポーションと差し入れ欲しいよぅ。」

・・・何やら怪しげな擬音が聞こえた様な気もするけど、まぁ深く考えたら負けだ。

まぁともかく、まずは嫁達への餌付けが先決だな。

悩んだ末に、メニュー決定〜。

前菜はアジのなめろう。

生のアジを叩いて、同じく刻んだネギと大葉、そして味噌、醤油、みりん、砂糖、少量のスダチ汁を加えて良く混ぜる。

ふっふっふ。松尾純米大吟醸が進むぞぅ!

続いては世界樹の若葉を使ったかき揚げだ。

一口大に切ったクルマエビと一緒にカラリと揚げたかき揚げは、同じく酒が進む事請け合いである。

天つゆか抹茶塩で召し上がれ。

メインにはエビチリ。辛さは控えめ。代わりにタマネギとニンニクをバッチリ効かせた。

食後の口臭にはくれぐれも注意しろよ!

主食には豚肉たっぷりの肉うどん。

豚肉の代わりに野菜たっぷりのエルフver.も用意したよ。

さあ!食べるが良い!


「なめろう美味いのじゃあ!アジとネギと大葉と味噌ダレが絶品なのじゃぁぁぁぁ〜♡久々の肉うどんも美味いのじゃあ!松尾純米大吟醸お代わりなのじゃあ!」

「リオンさん世界樹の若葉のかき揚げ美味しいですぅ♡まさか世界樹の若葉をかき揚げにするなんて、その発想はありませんでしたぁ〜♡かき揚げと松尾純米大吟醸お代わりですぅ!」

「リオン様なめろう美味いです。肉うどんも美味しいです♡松尾純米大吟醸お代わりです♡」

「・・・なめろうは悪魔の味・・・お酒が止まらない・・・お代わり・・・エビチリはタマネギとニンニクのガツンとした刺激が堪らない♡・・・どんどんお代わり・・・松尾純米大吟醸も当然お代わり・・・。」

「リオン様松尾純米大吟醸が全然足りておりませんぞぅ!なめろうに肉うどん!エビチリにかき揚げ!どれもこれも松尾純米大吟醸が進みまする♡松尾純米大吟醸一升瓶にて大量に持て〜い!」

「リオン神様♡神聖なる世界樹の若葉のかき揚げ美味しいです♡私もお付達も力がみなぎってきます♡野菜たっぷりのうどんも合わせてお代わりです♡松尾純米大吟醸もお代わりです♡」

「全くリオンちゃんてば油断も隙もないの!事もあろうに世界樹の若葉をかき揚げにするなんてリオンちゃんじゃなければ思いつかない発想なの!罰当たりなの!勿論罰はリオンちゃんが喰らうの!ミオはかき揚げを美味しく頂くのみなの♡♡松尾純米大吟醸お代わりなの♡」

「ミオちゃんの言う通りなのです。まさかの世界樹の若葉のかき揚げなのです!まさしく大胆不敵なのです!サクサクで非常に美味なのです♡なめろうなんても〜一度食べたら病みつきになるのです♡禁断症状なのです!相変わらずエビチリの美味しい事と言ったら王政復古なのです♡後で口臭がエラい事になると分かっていても食べる手が止まらないのです!肉うどんに至ってはアクア是が非でも完食せずにはいられないのです!松尾純米大吟醸お代わりなのです♡」

「やはりパパの餌付けは最高♡前に食べたサラダも美味しかったけど、この世界樹の若葉のかき揚げもとても美味しい♡食感がまたサクサクでこの天つゆに良く合う♡松尾純米大吟醸お代わり♡」

「ふ〜む。リオンよ相変わらずそなたの発想には脱帽じゃな。まさか世界樹の若葉をかき揚げにするとは・・・。これまた妾の神力がマシマシになるのじゃ♡なめろうとはまた懐かしいのぅ。うむうむ、これはまたまた御神酒が進むという物じゃ♡肉うどんも美味いのじゃ♡ぐびぐびっ!御神酒が幾らでも呑めるのじゃあ♡」

よしよし(^_^)ノ

なんとか嫁達への餌付け完了〜。


ランチ後。

嫁達はやはり午後のお昼寝でござる。

タマモは自分の社へと帰って行った。

ユーノは・・・。

「私はパパに用がある。パパの用事が終わったら改めて話す。」

という事なので、まずは悠里の為に差し入れとポーションを届けてやりますかね。

で、(何故か俺のベッドに立てこもっている)悠里の元へ。

・・・。

・・・・・・・。

・・・・・・・・・・。

何だコレは・・・。

(俺の)ベッドの上で・・・。

(俺の)布団が激しく動いておりますm(*_ _)m

しかも何やら怪しげな声が・・・。

「クンカクンカッ!スーハースーハーッ!クンカクンカッ!スーハースーハーッ!やっぱりリオン様の匂いは良い匂いだよぅ!ずっと嗅いでいたいよぅ♡」

・・・悠里、匂いフェチであった件・・・。

やむなく声をかける事にした。

「・・・大分元気になった様だな悠里。」

その瞬間、布団の動きがピタッ!と止んで、同時に「ギクゥッ!!」という声が確かに聞こえた!

その後は布団が((;゜Д゜)ガクガクブルブルと震えております( ^_^ )

まぁシルフィーみたく自慰行為してないだけまだマシかな。

仕方ないので助け舟を出してやった(*^^*)

「悠里。ポーションと差し入れを持って来てやったぞ。」

言いながら掛け布団を引っペがしてやる。

!?!?

なんといつの間にか悠里はすっぽんぽんになっていた!

「・・・なんで服を脱いだんだ?」

悠里は顔を真っ赤にしながらも、

「だってだって!リオン様のお布団を全身の素肌で感じたかったんだよぅ♡けっ決してやましい動機じゃないよぅ!ほっ本当だよぅ!」

ヤレヤレ・・・。

俺はまずポーションを悠里に渡す。

因みに渡したのはエクスマナポーションだ。

一発で魔力がMAXになるスグレモノだ。

早速悠里はポーションを飲んだ。

「グビッグビッ!・・・ぷはぁっ!わぁー!倦怠感が治ったよぅ!しかもラノベのポーションと違って不味くないよぅ〜♡それどころか爽やかなフルーツ味でとても美味しいよぅ♡リオン様ありがとう♡」

まぁ当然だな。シルフィーの作るポーションは全て飲んで美味しいポーションなのだよ。

では続いて悠里に差し入れを渡す。

それは、『焼きおにぎり』だ!

しかも中には、たっぷりのオカカが入ったリオン特別バージョンなり。

ぬか漬けとワカメの味噌汁も渡した。

案の定悠里はバクバク食べだした!

「パクパクッ!うわぁーん!この焼きおにぎり美味しいよぅ♡中にオカカが有り得ないくらいたっぷり入っているよぅ!バリバリッ久しぶりのぬか漬けも味噌汁も美味しいよぅ〜♡コレで私の魔力も胃袋もリオン様の匂いもフルチャージ完了だよぅ〜♡」

・・・オイ待てぇーい!!

前の二つはいいとして、俺の匂いってどういう事だ!

というツッコミをいれようとしたら、悠里に先手を打たれた!

ムニュゥゥゥゥゥッ♡

「リオン様には御礼に悠里の匂い成分を存分に楽しんでくださいよぅ♡」

・・・うーん良き匂いでござるな〜♡

って違ーう!!

・・・いや・・・違わないでござる・・・。

こうして悠里のお胸様にてまんまと誤魔化されてしまったリオンであった・・・。

続く。


相変わらず嫁達のお胸様には極端に弱いリオンちゃん♡

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