むかしむかしあるところに・・・。
短いのは毎度の事・・・?
ランチも無事完了した嫁達は性懲りも無く午後のお昼寝に入り、現在展望室にて絶賛微睡んでおります。
タマモも自分の社に戻って同じく微睡み中。
俺はと言うと、どうせお昼寝しても必ず誰かに邪魔されるフラグが立つから、諦めて各地へ視察(にかこつけての徘徊)する事にした。
まずはシルフィーの村だ。
ちょうど以前から製作していたある物が完成したから、エルフ達に批評してもらおうと思ったんだ。
という訳でシルフィーの村へ転移門を使って移動。
「王たま〜♡いらっしゃいでち〜♡」
「王様〜♡会いたかったです〜♡」
「リオン神様♡ようこそいらっしゃいました(*^^*)」
例によってエルフ達にまとわりつかれる俺。
俺は早速例の物をエルフの子供達に渡す。
それこそが、俺が気合い入れて作成した、『絵本』だ!
俺の前世において、古今東西のありとあらゆる『昔話』、それこそイソップ童話やグリム童話、桃太郎や一寸法師なんかの逸話までを網羅した数百冊の珠玉の絵本だ!
いや前にも言ったけど、この世界ってマジで娯楽が無いのよ。
案の定エルフ達は、子供のみならず大人達までもまさしく全員俺の持ち込んだ絵本を夢中で読みふけっております(^_^)
「王たま〜♡桃から産まれた桃太郎が鬼退治するお話し凄く面白いでち〜♡」
「王様〜♡この一休さんというお話し面白いです〜♡早く屏風から虎を追い出してください!なんてくだりは秀逸です!」
「リオン神様!この本は面白いです!特に3匹の子豚の話は大変為になります!」
・・・まぁ絵本だからね。
どれも教育的な話ばかりなのよね。
俺もそれを期待してエルフ達に情操教育しようとした訳で・・・。
みんなに大好評でした!
こうして、エルフ達に絵本を『餌付け』した俺は、またまた意気揚々と飛空艇へと帰還致しました。
短いけど、続きは次回・・・。
スマン。
ああ!そうさ!短いのは毎度の事ですよぅ!




