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恩着せがましいミオの要求

ミオに借りを作るのはハイリスク・・・。

翌日。

俺の嫁達は朝から屋台にて食べまくっているんだが・・・。

一人だけ俺の朝寝を邪魔しに来た奴がおります!(怒)

「リオンちゃん!ミオは今まで色々とリオンちゃんの尻拭いをさせられてきたと思うの!自分で言うのもなんだけど、リオンちゃんにとってミオはものすごく献身的な嫁だと思うの!まさに理想的な嫁なの!だったらリオンちゃんもミオに便宜を図るべきだと思うの!」

・・・いきなりな恩着せがましい言い分なんだけど・・・・。

「もしリオンちゃんがそんなの知らないなんて言おう物ならリオンちゃんは恩知らずなの!ミオ最終手段に打って出るしかないの!」

言うが早いか、ミオは(ある意味予想はしていたが)俺に抱き着いて来ました♡

ムニュゥゥゥゥ〜♡

おのれまたしてもこのパターンかい!!

「・・・えへへー♡やっぱりリオンちゃんの身体は気持ちいいの〜♡クンカクンカッ!リオンちゃんの匂いも絶品なの♡まさしく大地の匂いなの!もう離さないなの♡」

・・・なんだか『最終手段』という割には、ただ単にイチャイチャデレデレしているだけの様な気が・・・。

ミオは顔を真っ赤にしながら強弁する。

「細かい事はどうでもいいなの!リオンちゃんがミオの献身的な行為に対してどれだけ感謝しているかが大事なの!リオンちゃんに少しでも感謝の気持ちがあるのなら、ミオに対して便宜を図って当然なの!これでミオに便宜を図らないのならリオンちゃんは恩知らずなの!恥知らずなの!死んで詫びろなの!」

・・・相変わらずミオは口が悪い・・・。

「・・・それでミオはミオは俺にどんな便宜を図って欲しいんだ?」

するとミオは(相変わらずとても大きな)胸を張って、

「ミオはまたまたウナギが食べたいの!今日の宴はウナギ尽くしなの!ダメと言うならリオンちゃんが首を縦に振るまでミオの胸を押し付けるなの♡リオンちゃん!覚悟するなの♡」

言いながら(豊満な)胸を押し付けるミオ。

ムニュゥゥゥ〜♡

このリオンにとって唯一にして最大の弱点を攻められては俺の抵抗は無意味であった・・・。

泣く泣くミオの要求を受け入れざるを得なかった・・・。

と、言う訳で今晩の宴はウナギ尽くしに決定〜♡


とはいえ、まだ朝だ。

ミオは屋台に出かけて行ったから、ここいらで例の世界樹の実を『鑑定』して見ようかな。

鑑定!

ピロロローン!


『世界樹の実』

創造神が作り上げた世界樹の実。

果実の中心にある種を地面に撒けば世界樹になる。

その果肉は非常に美味。

まさしくこの世のものとも思えない程。

但し、ハイエルフが調薬する事によって、霊薬『エリクサー』を生成する事ができる。

因みに、キラービーの大好物。


・・・。

・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・。

ヤヴァイじゃねえかぁぁぁぁぁ!!!


・・・いや、ここは現実逃避あるのみ。

ひとまずキラービーの巣へ行こう・・・。


キラービーの巣へと到着すると、真っ先に巨大な体躯の女王蜂がまとわりついて来た。

早速俺は女王蜂に世界樹の実を『餌付け』した。

女王蜂は物凄い勢いで世界樹の実を食べまくっている♡

そのうちに他のキラービー達が世界樹の実の香りに釣られて群がってまいりました♡

俺は勿論気前よく世界樹の実を餌付け致しました♡

キラービー達は勿論女王蜂も全員8の字ダンスを踊りまくっておりました♡

見ればキラービー達は全員お腹が一回り太くなっております♡

さしずめキラービー版ぽっこりお腹といった感じかな。

そのうちに外回り(所謂蜜集め)していたキラービー達も集まって来て、『自分達も欲しい!』とばかりにキレッキレの8の字ダンスを踊りだしたから、これまた世界樹の実を出して餌付けしてやりました♡

やはり貪る様に爆食しておりました。

女王蜂からは謝礼としてまたしても世界樹の花の蜂蜜を大量に頂きました(*^^*)

勿論中の種はしっかりと回収してアイテムボックスに収納しました♡

また何処に種を撒くか考えないといけないな。


さてキラービー達への餌付けも無事完了した事だし、一度飛空艇へと戻るとするかな。

そろそろお昼時だしね。

まぁ屋台に入り浸ってる嫁達がランチに来るかどうかは甚だ疑問だが・・・。

と、そう思っていた時期が俺にもありました・・・。


暗に相違して、既に飛空艇には嫁達プラス、タマモが勢揃い致しておりました!

ぐぬぬ・・・。

致し方ない・・・。

ならばランチを食わせてやろうぞぅ!

今回のランチは再びの餅尽くしじゃあ!

但し前回と同じメニューでは芸がないから、新たなメニューである!

即ちさしあたっては餅巾着に味付け済みの挽き肉を入れた肉入り餅巾着!醤油ベースのスープにて煮付けました(*^^*)

更には大量の餅を投入した白味噌仕立ての本場京都風のお雑煮。肉無しだからシルフィー達エルフも美味しく食べられるよ!

あとは各種大福。

中身は味付け済みの挽き肉入りの中華大福や、定番のあんこ入りの大福。果ては前世で俺の好物だった、敢えて商品名は伏せるが、大福の中にアイスクリームが入った大福を用意しました(*^^*)

ではランチを開始致す!


「リオンやはり餅は美味いのじゃぁぁ♡今回は餅巾着の中に挽き肉が入っているのじゃぁ!モグモグッ!屋台では味わえぬ深いぃ味わいなのじゃぁぁ♡松尾純米大吟醸お代わりなのじゃ♡」

「リオンさん♡このお雑煮というのは美味しいですぅ♡上品な白味噌仕立てがまた秀逸ですぅ!中のお餅がモチモチでもうやみつきですぅ♡松尾純米大吟醸お代わりですぅ♡」

「リオン様♡大福美味しいです♡特にあんこ入りとアイスクリーム入りが好みです♡松尾純米大吟醸お代わりです♡」

相変わらずの胸焼け娘のアリシア・・・。

「・・・やっぱりお餅美味しい♡・・・挽き肉入りの餅巾着お代わり・・・同じく挽き肉入りの大福もお代わり♡・・・松尾純米大吟醸どんどんお代わり・・・。」

「リオン様!お腹の子供はまだまだ餅を要求しておりまする♡餅巾着も大福もお代わり致す!松尾純米大吟醸どんどんお代わりなのだぁぁ♡」

「リオン神様♡私とお付達にお雑煮とアイスクリーム入りの大福と松尾純米大吟醸お代わりです♡」

「わぁーい♡昼から豪勢だよぅ♡ハムハムッ!挽き肉入りの餅巾着美味しいよぅ!わぁぁぁ!?この大福中に挽き肉が入ってるよぅ!?松尾純米大吟醸お代わりですよぅ♡」

「ミオ感動したなの!お雑煮という食べ物は野菜たっぷりなの!野菜とお餅が白味噌仕立てでとても美味しいの♡極めつけがアイスクリーム入りの大福なの!お餅とアイスクリームがこんなに合うなんて思わなかったなの!松尾純米大吟醸お代わりなの!」

「相変わらずお餅は美味しいのです♡餅巾着に挽き肉が入っているなんても〜一気呵成なのです♡お雑煮の完成度はもはや三寒四温なのです♡大福の中身はまさしく摩訶不思議なのです!挽き肉か!?はたまたあんこなのか!?それとも未知なるアイスクリームなのか!?食べてみるまで分からないのです!アクア大興奮なのです♡松尾純米大吟醸お代わりなのです!」

「リオン!妾は餅なぞ久しぶりに食べたぞよ♡モグモグッ!うむ!これはまさしく本場京都の白味噌仕立てのお雑煮じゃ♡美味いのぅ♡大福も非常に美味じゃ♡ぐびぐびっ!やはりそなたから捧げられたこの徳利は便利じゃのぅ♡お陰で何時でも御神酒が呑めるというものじゃ♡」

因みにやはり快盗ルイーゼは全種類を綺麗さっぱりと盗んで行きました♡


まる。



嫁達に餌付けするのも大変だ・・・。

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