3人五右衛門!?
リオンさん頑張って\(*⌒0⌒)♪
「勝ったつもりかリオン!お前は魔力だけは人並み外れている様だが、世間とは魔力だけでどうこう出来る物ではないのだよ!」
高笑いするアルド。
・・・アルドの自信の根拠って、やはりアレだよなー。
そろそろミオとアクアにも活躍してもらおうかな。
「アルド。お前の自信の源とは、入江の沖合で回遊している大小100隻余りの船団の事か?」
一応確認しておかないとね。
「な!!!??ななななにを言っている!?ええいっ!もはや問答無用だ!」
・・・もはや語るに落ちたな・・・。
だがアルドは大声で、
「閣下!思わぬ僥倖でございますぞ!例の我が弟、リオンが態々ノコノコと我が前に現れました!すぐさま捕虜と致します!」
・・・3年前から人の話を聞かないところは全然変わってないなアルド・・・。
そうこうしてるうちに(アルドと比べても)更に偉そうな初老の男がこちらにやって来た。
「貴様がリオンか。我がトリマ王国を裏切って逃亡した不埒者め!本来ならば打首モノであるが、特別に帰参を許して遣わすぞ!」
身も心も偉そうな奴だな。
と、俺が思う間もなくメイが動いた!
「・・・我が国王陛下の温情に重ね重ね感謝してこれからはっグギャラべァッ!」
・・・メイの一撃は偉そうなジジイに最後まで言わせなかった。
その前に首を跳ねたからだ。
「・・・いい加減・・・無礼千万・・・。如何にリオン様のバカ兄貴でも・・・一国の国王に対して・・・非礼が過ぎる・・・。」
この暴挙に、アルドはハニワになっていた。
素早く再起動したアルドは、
「閣下!?・・・きっ貴様正気か!?貴様は故国であるトリマ王国に弓引いたのだぞ!?そんな事が許されるとでも思っているのか!!??リオォォォーーン!!!」
とここで、ルイーゼが割り込む。
「・・・許されるのだよ、アルドとやら。何故ならばリオン様はフォーチュンの国王だからだ!当たり前だが将軍風情よりも国王の方が偉い。トリマの国王とは名目上は同格だが、リオン様は恐れ多くも創造神マーフ様の代理人だ!トリマ王国風情がとやかく出来ると思うなよ!恥を知れ!」
再びハニワになるアルド。
そろそろダブル精霊が活躍する頃合だな。
「アルド。お前達に面白い余興を見せてやろう。」
俺は徐に右手を真上に高々と掲げた!
次の瞬間!上空から次々と隕石の様に大小様々な船が港の周囲に落下して来た!
ドゴンドゴンドゴン!!!
硬い地面に激突した船は文字通り木っ端微塵に砕け散った!
勿論乗っていた船員は全員名誉の戦死だ!
「・・・アルド。お前の切り札の船団は船員共々全滅した。大人しく降伏しろ。さもなくば皆殺しにせざるを得ない。」
最後通牒だ・・・。
既に入江内の船団は俺の重力魔法で宙に浮かされて無力化されているからね( ̄▽ ̄;)
だがアルドは・・・、
「・・・もはやこれまで・・・!皆の者!斬れい斬れい!斬って捨てい!」
愚かな・・・。
もはや挽回出来るかどうかの分別すら失ったのかバカ兄貴よ・・・。
事ここに至ってはやむを得ない。
「助さん!格さん!弥七!懲らしめてやりなさい!」
相手は1000人。だが俺の愛するメイ、ロゼッタ、ルイーゼならまさしく千人力だ!
「・・・その言葉・・・待っていた・・・♡リオン様・・・愛してる♡・・・皆殺し♡」
「リオン様♡私も愛しておりまするぞぅ♡残らず刀の錆にしてくれまする♡痴れ者共め〜!首を洗って待っておれ〜!」
「リオン様♡漸く下賜して頂いた我がレイピアの試し斬りが出来そうです♡この恩に報いるべく!蹂躙致します!」
・・・3人のバーサーカーが大暴れしている間に、ルイーゼ配下の騎士と兵士が、数千人の人質達を解放して回ってくださいましたm(_ _)m
で、アルド以外は全員戦死致しましたとさ。
メイは納刀しながら、
「・・・また・・・つまらぬものを斬ってしまった・・・無念無想・・・。」
ロゼッタも納刀しながら、
「ぬるい!ぬるすぎますぞぅ♡お陰でまたつまらぬものを斬ってしまいましたぞぅ♡」
ロゼッタもまた、
「リオン様ありがとうございました!コレで帝国は救われました!あっえーと・・・。まっまた、つまらぬものを斬ってしまいましたぁ!・・・で、いいんですか?」
うーむ・・・。まさしく3人五右衛門だのう。
アルドの処罰は次回!
弟がチートだと大変だね(*^^*)




