またしてもミオのゴリ押し
考えてみれば自慢されまくるミオもまた被害者・・・。
さてもうすぐランチなんだが・・・。
今日はどんなメニューにしようかな?
と、帰還してきた飛空艇にて。
またしても闖入者アリ!
「リオンちゃん!相変わらずのロクデナシなの!穀潰しなの!も〜全く有り得ないの!地獄の果てまで追いかけて始末するなの!」
・・・最近漸くミオの悪口雑言に慣れてきた・・・。
「も〜全くしょうがないの♡ロクデナシのリオンちゃんはミオがいないと本当にダメダメなの♡穀潰しのリオンちゃんはミオがお世話しなければ人間失格なの♡地獄の果てまで追いかけてお世話するなの♡」
・・・相変わらずツンとデレが激しく交互に発現するミオ・・・。
「・・・それでミオ。一体何が言いたいんだ?」
それが分からないと対応策が取れない。
するとミオは(やはりとても大きな)胸を張って、
「今日のランチのメニューの要望なの!今日のランチは是非ともコナモノとかいう料理にして欲しいの!マーフちゃんやムーちゃんがやたらと自慢してくるの!ミオ悔しいの!恨み骨髄なの!何としてでもコナモノとかいう料理を食べないと腹の虫がおさまらないの!言う事聞かないのならミオはリオンちゃんにミオの胸を押し付けるの♡ムニュウゥゥゥ♡なの♡」
・・・うむ(´・ω・`)極楽浄土じゃあ♡
・・・ゲフンゲフンッ!
つまりコナモノってのは、所謂たこ焼きとお好み焼きって事だよな・・・。
マーフ達め中々めんどくさい事を〜!
まぁ別にいいけどね。
ならば今日のランチはたこ焼きとお好み焼きじゃあ!
ではランチだ。
予告通りのコナモノ祭りである。
今回お好み焼きは、定番のミックスの他に、豚玉、イカ玉、エビ玉を用意した。
皆の衆!好みのお好み焼きを好きに焼くがよい!
俺は俺でたこ焼きを焼きまくる!
普通のたこ焼きに、ダシに浸した和風たこ焼きに、オタフクソース使用の広島風たこ焼きである。
問答無用でランチ開始である。
「リオン!相変わらずお好み焼き美味いのじゃあ♡ミックスと豚玉と松尾純米大吟醸お代わりなのじゃぁぁぁ♡」
「リオンさん♡相変わらずたこ焼き美味しいですぅぅぅ♡調子に乗ってミオちゃんに自慢しまくったんですけどぅ♡リオンさんなら何とかしてくれると信じてましたぁ♡松尾純米大吟醸お代わりですぅ♡」
・・・全く他力本願もここ迄来ると1周回って清々しいな・・・。
「リオン様♡お好み焼き美味しいです♡私にイカ玉お代わりです♡松尾純米大吟醸お代わりです♡」
「・・・たこ焼き美味しい・・・お代わり♡・・・和風たこ焼きもお代わり♡・・・松尾純米大吟醸お代わり♡・・・。」
「クックック・・・!我がリオン様のぉぉぉぉぉう!料理わぁぁぁぁぁぁぁぁっ!世界一ぃぃぃぃぃぃぃー!うぉぉ〜!ミックス豚玉イカ玉ぁぁ!次にたこ焼き和風たこ焼きに広島風たこ焼きどんどんお代わりなのだぁぁぁぁ!松尾純米大吟醸お代わりなのだぁぁぁぁ!」
お前は某シュトロハイム少佐か!!!
「リオン神様♡私とお付達にたこ焼きとお好み焼きと松尾純米大吟醸お代わりです♡」
「やっぱりたこ焼きもお好み焼きも美味しいよぅぅぅ♡あの時は食べれなくて涙を飲んだけれどもぅ!今食べられて幸せだよぅ〜♡広島風たこ焼きってオタフクソースが美味しいよぅ♡松尾純米大吟醸お代わりだよぅ♡」
「リオンちゃんたらも〜本当に憎たらしいの♡美味し過ぎるの♡ミオもう全てをさらけ出すの♡すっぽんぽんになるの♡ミックスと豚玉とイカ玉お代わりなの♡たこ焼きと和風たこ焼きと広島風たこ焼きもお代わりなの♡松尾純米大吟醸お代わりなの♡」
「・・!アクア蒙が祓われたのです♡美味しいのです♡お好み焼きは空前絶後なのです♡たこ焼きは加藤隼戦闘隊なのです♡和風たこ焼きは三種の神器なのです♡広島風たこ焼きに至っては東郷平八郎なのです♡松尾純米大吟醸お代わりなのです♡」
因みに快盗ルイーゼは、カップに入ったミックス、豚玉、イカ玉、エビ玉を素早くマジックバッグに収納、同じく各種たこ焼きも収納して、顔を真っ赤にして俯きながら(俺とは一切目を合わせずに)光の速さで帝国へと去って行きました。
どうやらお好み焼きは帝国で焼くようだ。
・・・まぁ無事にランチは完了したという事でいいのかな?
続く。
毎回振り回されるリオンもまた被害者・・・。




