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札束ビンタをするリオン

ついにルイーゼを孕ませるリオン!

狂乱の宴が無事(?)終了した。

・・・したのはいいんだが・・・。

何故か(鬼より怖い大魔神の)皇妃とルイーゼが俺の寝室に押しかけて来ておる!?

・・・一応ココは(王様とはいえ)男の寝室なんだが・・・

すかさず皇妃は(わりと大きな)胸を張って、

「・・ミオ様からリオン王は筋金入りのヘタレだと伺いましたの。このままでは何時までたってもルイーゼがお・ん・な!になれませんわよ!些かお節介焼きですけれども、ルイーゼには今晩ココリオン王の寝室に泊まってくる様に厳命致しましたわ♡どうか存分に可愛がってくださいね〜♡」

ぐぬぬ・・・またしても皇妃の十八番、『相手の断れない要求』かよ!

因みにルイーゼはまたまた『ボンッ』という音と共にアワアワ言いながら腰を激しくクネクネさせております♡

まぁ俺にもソノ気がないわけではないからね。

受け入れるのには吝かじゃないよ。

全て皇妃の手のひらの上で踊らされてるのは釈然としないが・・・。

すると皇妃はいきなり例の黒いモヤをその身に纏い、

「・・・既にリオン王の受胎率が100%だという事は把握しておりますわよ♡コレでもし明日ルイーゼが懐妊していなかったら・・・リオン王・・・分かっているでしょうねぇ♡」

怖い怖い怖い!!!

小学生じゃあるまいし、仲良くお手手繋いで一緒に寝るだけなんてある訳ないでしょうが〜!

ちゃんとスル事はスルよ!

皇妃は言うだけ言って満足したのか、

「それではリオン王♡ごゆっくり♡ああそうそう、帰るついでにおみやとして先日の固形のチョコレートとブランデーをお願いしますわね〜♡」

・・・ちっとも『お願い』している態度じゃないんだが・・・。

言えない!口にしたら俺の命の危機だ!

やむなくルイーゼのマジックバッグに大量のチョコレートとブランデー、後は試供品として新商品のチェリーブランデーを収納して皇妃に手渡した。

「それではリオン王♡アディオス!アミーゴ!ミ・アモーレですわよ〜!」

・・・もう来るなと言いたいが・・・。

世の中には、言いたくても言えぬ事があるのでごわす・・・。

さてさて、この後の事だが・・・。

あまり詳しく描写するとBANされかねない為、大幅に割愛致す!

・・・ただ、ベッドの中のルイーゼは物凄く甘えん坊であった事だけココに記す。

お陰で、(敢えて何処とは言わないが)俺の身体の一部が、『暴れん坊将軍』になってしまい、我ながらかなり激しい運動となった・・・。

山田君!座布団1枚持って来てー♡


◇◇◇◇公序良俗の為、朝まで省略♡◇◇◇◇


朝。例によってまたまた朝日が黄色い・・・。

オマケに今の俺はルイーゼの抱き枕状態なのだ・・・。

いやもう昨夜はマジでルイーゼが寝かせてくれなかったのよ・・・。

何とかルイーゼを起こして、(やはり恋人繋ぎで)食堂へと向かう。

食堂に着くなりまたまた、

「昨夜はお楽しみでしたね♡」×9人の(盛大なる)祝福を受けた!

因みにシルフィーのお付達は全員、指を輪っかにして口の中に入れて、『ピーピーッ!』と口笛で祝福していたよ♡

見ればルイーゼは顔を真っ赤にして身体がプルプル震えている。

改めて昨夜の痴態を思い出したらしい( ̄▽ ̄;)

「・・・リオン様!昨夜の激しい運動の事は、2人だけの秘密ですよ!特に母には絶対に内密にしなければなりません!いいですか?指切りげんまんですからね!母には、極普通に当たり障り無く運動したと報告しますから。」

・・・ルイーゼよ・・・気の毒だが、ソレは恐らく皇妃には通用しないと思う・・・。

何しろ皇妃には『直感』という最終兵器があるからだ!

まぁ一々指摘するのも野暮だな。

後は運を天に任せるしかないな。


さて、悪いが朝食のシーンは割愛致す!

ただ、ルイーゼが他の嫁達から弄られまくっていた事は本人の為にも内緒だ!

朝食後、俺はルイーゼと共にいざ!帝国へと乗り込んだ。

相変わらず皇帝夫妻は食堂にて俺達2人を待ち構えておりました♡

「おお!リオン王!その様子では無事に閨を共にする事が出来た様であるな!うむ、重畳重畳!リオン王よ!娘ルイーゼを宜しく頼むぞぅ♡」

いつになく上機嫌な皇帝陛下。

それとは対照的にピリピリしている皇妃殿下・・・。

「・・・ルイーゼ・・・。まずは昨夜の報告を聞きましょうか?」

その言葉にビクッ!と形を震わせるルイーゼ。

「はっはひっ!ぶっ無事に夜伽を務めさせて頂きました!べっ別に何も特別な事はしませんでしたよ!?極々普通の閨でした!」

・・・ルイーゼ・・・。いくらなんでも挙動不審が過ぎるぞ・・・。

コレでは怪しんでくれと言ってる様なモノだ・・・。

案の定、

「・・・ルイーゼ。貴方の首筋に幾つもあるキスマークは何かしら?」

瞬間ルイーゼがビクッ!として慌てて両手で首筋を触り出した!

途端に皇妃が高笑いしながら、

「オーホッホッホ〜♡ルイーゼ!まだまだ修行が足りませんわよ〜♡私のカマかけにこうも見事に引っ掛かるとは、我が娘ながら些か先が思いやられるというモノですわよ〜♡」

そこまで言って皇妃は改めて俺に向き直って、

「・・・で?リオン王。昨夜は勿論ルイーゼと激しい運動をして、バッチリと孕ませたんでしょうね?」

「・・・問題ない。今朝の俺の鑑定でも、妊娠中なのは確認済みだ。ルイーゼは無事に身篭った。」

言いながら俺は2人に朝食を出して並べる。

2人共バクバクと朝食を食べながら、「そうか!リオン王よでかした!コレで我が帝国も安泰だ!」

「・・・リオン王を信じておりましたけれども、万に一つもリオン王が土壇場でヘタレるんじゃないかと私はルイーゼの母親として気が気ではありませんでしたのよ!お陰で私今朝から酷い睡眠不足なのですわよ〜。もぐもぐっこの料理美味しいですわね〜♡」

・・・ちっとも説得力がないんだが・・・。

まぁコレで一応、ルイーゼの懐妊報告は完了だな。

「では私はこれにて失礼いた・・・痛い痛い痛い!」

何と皇妃が目にも留まらぬ速さで素早く俺の肩を掴んだ!!

「・・・リオン王・・・。娘をキズモノにした以上!当然責任を取ってもらえますわよね?」

言い方!それじゃ人聞きが悪過ぎるから!元々ルイーゼは俺の婚約者ですからあ!頼むから俺がルイーゼを手篭めにしたみたいな表現はやめて〜!

皇妃はさながら獲物を目の前にした獰猛な肉食獣の様な目をギロリッ!として、

「・・・いえね♡連日のお茶会で、リオン王と私の思惑通り、私の身につけた真珠のネックレスを目にした貴族の奥方や令嬢がそれぞれ夫や父親に泣きついて、毎日夫ノワールにすがりついておりますのよ〜♡で、リオン王の指示通りに気前よく下賜しまくりましたの♡」

『俺の指示』って所に些か疑念を感じたが、まぁ皇妃の思惑通りって事だよな。

「・・・ですけれども、今度は下賜された貴族達の側で、些か問題が発生致しましたのよ。当たり前ですけれども、真珠を下賜された貴族達は、ソレを宝飾品に加工しなければなりませんの。ですけれども皆が金や銀、プラチナの地金を買い漁るお陰で、現在我が帝国において貴金属の地金が極端に不足してしまいましたんですの。・・・ここまで言えば聡明なリオン王ならお分かりですわね♡大至急帝国に金と銀とプラチナのインゴットを大量に献上してもらいますわよ!」

出た〜!皇妃の十八番、その2!!

所謂、『ザッカツアゲ!』

ぐぬぬ・・・。昨夜ルイーゼとあんな事やこんな事をした後ではやはり断れない・・・。

前世のアメリカだったら皇妃は間違い無くイタリアンマフィアのドンになれるぞぅ!

まぁ別にいいけどね。

ルイーゼに対して、『惚れた弱味』ってのがあるのも確かだし。

実際貴金属のインゴットはアイテムボックスの中にそれこそ○京ドーム10個分の中を山盛りに出来るくらいのインゴットが死蔵されているからね( ̄▽ ̄;)

「・・・そうですな・・・ここはルイーゼへの結納品として是非とも献上させて頂きます。」

言いながらまたまたルイーゼのマジックバッグに合計○京ドーム1つ分の貴金属のインゴットを収納する。

あっさりと要求が受け入れられた俺に皇妃は目を丸くして、

「・・・正直驚きましたわね・・・。我ながらかなりの無茶振りだったのは自覚しておりましたけれども・・・。まさか二つ返事で了承して頂けるとは・・・。」

「なあにお気になさらずに。これはいわば、私のルイーゼに対する、惚れた弱味というやつですよ♡」

言うと早速ルイーゼが、

『ボンッ!』っと顔を真っ赤にして、

「もっももももぅ〜〜♡なっ何が惚れた弱味ですかぁぁぁ〜♡はっ母上も何とか言ってやって下さい〜♡」

やはり激しくクネクネしております(*^^*)

「・・・後はまぁ、ルイーゼに対する甲斐性ですかな。例えばルイーゼの為ならば、俺は全財産を代償に差し出す!その覚悟があります。ならば少しでも、その覚悟の一端を表す必要がある!そうは思いませんかな?」

流石の皇妃もこれにはハニワになった。

「・・・負けましたわよリオン王・・・。リオン王なら必ずやルイーゼを幸せにして頂けますわね♡これからもルイーゼの事を宜しくお願いしますわね♡」

・・・かくして、ルイーゼのパパとママへのご挨拶は無事に(多額の賄賂で)コンプリートしたのだ。

そろそろ昼だが、続きは次回!


おのれまたしてもランチまで行かなかったか・・・。

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