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空の上でのクルージング

嫁達はお昼寝♡リオンは仕事(泣)

俺達の拠点が城から飛空挺に変わっても俺のする事は変わらない。

毎日せっせと朝昼晩3食嫁達に餌付けしまくるのみ。

さて、ランチ修了後はやはり嫁達は眺めの良いココ特別貴賓室にてお昼寝タイムに突入した。

ルイーゼは皇帝の分の餅とけんちん汁とお汁粉をマジックバッグに詰め込んで皇妃と共に(俺が新たに設置した転移門にて)帝国へと帰還しております(*^^*)

俺はついでに飛空挺からシルフィーの村との間にも新たに転移門を設置した。

どうせ嫁達は夜の宴までグッスリ寝るつもりだろうから、ひとつシルフィーの村に視察(という名目の遊び)に行こうかな。

また何か餌付けしてもいいしね( ´∀`)

転移すると、村のエルフ達が口々に、

「リオン神様〜!」

「リオン神様♡」

「餌付け大明神様〜♡」

などと叫びながら群がって来た!

・・・ちょっと待て〜い!最後の『餌付け大明神』てのはなんなんだ!?

みんなそんなに俺の餌付けを待ちわびていたのか!?

むむむ・・・。エルフ達の食い意地恐るべし・・・!

まぁいきなり餌付けという訳にもいかないから、まずは村のあちこちを(名目上は視察だから一応)見て回る。

途中、養蚕の為の桑畑に差し掛かった。

エルフの大人達は一生懸命蚕の為の桑の葉を採取している傍らで、子供たちは鈴なりに実っている桑の実をパクパクと食べているよ。

いつもまとわりついてくる子供の1人が、口のまわりを紫色にしながら、

「あ〜♡王たま〜♡この桑の実おいちいでち〜♡」

実は俺の力でフォーチュン全土の大地の力がマシマシになった所為か、桑の木で言うとぶっちゃけ毎日桑の実が大量に採れる様になったんだよ。

まぁお陰でエルフ達は大喜びだから悪いことじゃ無いんだけどね♡

因みに大量に採取した桑の実、エルフ達が食べきれない分は俺がエルフ達にブランデーに漬け込む桑の実酒の作り方を教えたよ(*^^*)

エルフ達は案の定いつものありがたやー踊りを踊っていたよ♡

一通り視察(という名目のブラブラ)し終えた俺は、そろそろ頃合かなと、エルフ達お待ちかねの餌付け作業に入るでごわす(笑)

今回餌付けするのは、先日シルフィー達に大好評であったチョコレートフォンデュだ。

エルフ達の前に大量のチョコレート入りの鍋と、パンと各種フルーツを並べる。

たちまち村中のエルフ達がワラワラと集まってきおった!

全員チョコレートの甘い香りに興奮状態である。

さあ!おあがりよ!

・・・。

・・・・・・。

・・・・・・・・・。

エルフ達は唯ひたすらパンと各種フルーツをチョコレートに潜らせては口に運んでおります。

漸く子供たちの1人が、

「王たま〜!コレすごくおいちいでち〜!フルーツどんどんおかわりでち〜♡」

その後は皆さん堰を切ったように口々に、

「王様〜♡チョコレートのパン美味しいです〜♡」

「王様〜!バナナとチョコレートの組み合わせが最高です〜♡」

「リオン神様♡チョコレートの甘みとフルーツの酸味で我らエルフはもう病みつきです!コレはもはやいくらでも食べられます♡」

等々、エルフ達は大絶賛でごわした!

うむ、見事に餌付けは完了だな。

では村長のマジックバッグにエルフの各村へ全員に行き渡る量のチョコレートフォンデュとパンとフルーツを収納して、しっかりと配送する様に指示して俺は一旦飛空挺に帰還する事にした。


帰還するなりまたしても嫁達からの催促に晒された!

「リオンよそろそろオヤツの時間なのじゃあ♡我は些か小腹が空いたのじゃ♡」

「リオンさんのオヤツ楽しみですぅ♡」

「リオン様オヤツと一緒に紅茶もお願いいたします♡」

「・・・リオン様オヤツ食べたい・・・。」

「リオン様♡このロゼッタとお腹の子供は大層燃費が悪いのでござる!一刻も早くオヤツを食べねばお腹の子供が死んでしまいますぞぅ♡」

だから子供をダシに脅迫するのはやめろ!

「リオン神様〜とてもお腹が空きました〜♡」

「今日のオヤツは何かなあ?悠里楽しみだよぅ♡」

「リオンちゃん!これだけ期待させておいてショボイオヤツだったらただじゃおかないの!ギタギタにしてやるなの!」

「いまやリオン様のオヤツが待ち遠しくて仕方ないのです♡」

・・・まぁ丁度オヤツ時ではあるな・・・。

ならば出さねばなるまい!

今回のオヤツはプリンとゼリーにした。

プリンは上にカラメルがのった一般的なプリンと、チョコレートプリンだ。

ゼリーは所謂フルーツポンチ味で、中に様々なフルーツがそのまま1口大で散りばめられてる俺自慢の1品。

嫁達の事だからどうせ呑むだろう。(アリシア以外は)

オヤツの時間じゃあ!

「リオンチョコレートプリン美味いのじゃぁぁぁ♡プリンとビールお代わりなのじゃあ♡」

・・・やはり呑み出したか・・・。

「リオンさんリオンさん!?こっコレがアニメや漫画でみんな美味しそうに食べていた憧れのプリン・・・!?わぁー♡感無量ですぅ♡こんなにも美味しかったなんて知らなかったですぅ!ビールお代わりですぅ!」

「リオン様プリンと紅茶お代わりです♡」

「・・・プリン美味い・・・お代わり♡・・・チョコレートプリン美味い・・・お代わり♡・・・ビールお代わり・・・。」

「大変ですぞぅ!お腹の子供からの指令でござる!プリンが全然足りぬと仰せでござる!故にプリンを大量にどんどんお代わりを要求致す!」

「リオン神様♡プリンも美味しいですけど、このゼリーはそれ以上です♡プルプルとしたゼリーの中に様々なフルーツが入ってます♡美味しすぎます!ゼリーとビールお代わりです♡」

「わぁぁぁぁぁん!まさかプリンとゼリーが食べ放題だなんて夢みたいだよぅ〜♡ぐびぐびっビールお代わりですよぅ♡」

「リオンちゃん!コレまた隠匿罪なの!リオンちゃんはどれだけミオに隠し事をすれば気が済むの!有り得ないの!罰としてミオにプリンとゼリーどんどん持ってくるの!ビールもお代わりなの!」

「相変わらずリオン様は無量無辺なのです♡プリン美味しいのです♡チョコレートプリンの美味しい事といったらもう舌禍に尽くし難いのです♡ゼリーに至ってはもはや久遠実成なのです!中のフルーツは美味いを通り越しているのです!感謝感激なのです♡晴耕雨読なのです♡蟄居閉門なのです!空前絶後なのです♡ビールお代わりなのです♡」

・・・ま、一応嫁達へのオヤツの餌付けは成功だな。

後は皇帝一家にオヤツを届ければミッションコンプリートだ。

早速転移すると・・・

リオンは食堂で奇襲攻撃を食らった!

何と既に3人とも舌なめずりしながら待ち構えていやがりました!

「おお!待っておったぞリオン王。何やらエリザベートが直にリオン王が美味しいオヤツを持って来てくれると言うのでな。どんなオヤツが届くかと楽しみにしておったのだ。」

「ごきげんよう、リオン王。私の直感については今更説明は不要ですわね♡今日のオヤツは何かしら〜♡とても楽しみですわ〜♡」

「リオン様態々ありがとうございます。じっ実は私も密かに楽しみにしておりました♡」

・・・とりあえず確実なのは、皇妃に対しては如何なるサプライズも絶対に成功しないであろうという事だ。

些か釈然としないが、まぁさておきオヤツタイム開始〜♡

「プリンという食べ物は美味しいのう♡上に乗った生クリームがまた最高だな。ごくっごくっぷはぁ!リオン王。お手数だがまた後で酔いを覚ましてくれんか?まだ公務が残っておるのだ。」

「相変わらずリオン王は隅に置けないですわね♡このプリンとゼリーはまさしくお茶会のお茶漬けにピッタリですわ〜♡リオン王!後でプリンとゼリーをルイーゼのマジックバッグに大量に収納するんですのよ〜!」

・・・またしても皇妃の理不尽なる無茶振り・・・。

「リオン様申し訳ありません!母を掣肘できる者は、帝国はおろかこの大陸にもおりません!どうか母の要求を受け入れて下さいませ!」

まぁいいけどね。愛するルイーゼの母親だしね。

要求通り大量のプリンとゼリーをルイーゼのマジックバッグに収納してやったよ♡

そして皇帝の酔いを覚まして漸く帝国のオヤツミッションコンプリート!

今度こそ飛空挺に帰還して宴の準備・・・

と思ったら・・・。

なんとルイーゼと皇妃がコバンザメの如く付いてきおった!


次回も波乱の予感!?

お楽しみに♡



オヤツエピソードが長引いて、またしても宴まで行かなかった・・・ぐぬぬ・・・。

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