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ヤ〇ト!発進!?

赤毛のノッポさんに捧ぐ(* 'ᵕ' )☆

翌日。

何時もの様に嫁達に餌付けしていると、我がフォーチュンの信頼するヒルダ諜報部長より報告が入った。

『マスター。例の超大型飛空艇ですが、漸くリオン様の要望通りに塗装が完了しました。』

よっしゃーーー!

因みにこの超大型飛空艇とは、俺がこのフォーチュンに来てムーとの死闘(?)を繰り広げた後で、ヒルダに案内されて一度見聞していたんだよね。

その時に前世での某国民的スペースオペラの、主人公である皇帝陛下の親友にして腹心の『赤毛のノッポさん』の旗艦に瓜二つだーーーーー!って思ったわけよ。

いや実は俺は前世でその某国民的スペースオペラの大ファンだったのよ。

で、その登場人物の中でもとりわけファンだったのが、『赤毛のノッポさん』だったのだ!

だから、俺はヒルダに命じて、この自称『超大型飛空艇』というシロモノを赤く塗装する様に命じたんだよね。

勿論名前は、『バルバロッサ』だ!

パクリじゃなくて、オマージュだ!

俺は本心から、アノ『赤毛のノッポさん』がアソコで死ななかったらな〜!って夢想していたクチなのよ。

原作者の後書きでも、『赤毛のノッポさん』を死なせた事を後悔していたという様な文面を残していた。

だからこの超大型飛空艇を赤く塗装した訳だよ(*^^*)

よしよし(^_^)ノならば早速試験航海をしなければなるまい!

どうせ嫁達はこの後午前中のお昼寝モードになるだろうから、その間俺は存分にバルバロッサを飛ばしまくるとしましょうか。

それではいざ!乗り込もう!・・・と思いきや・・・

いつの間にか俺の前に嫁達が(ルイーゼ含めて)全員勢揃いしておりました。

しかも何故か(大魔神の)ルイーゼママまでおられます・・・。

「・・・みんなこの後お昼寝するんじゃないのか?」

一応そう聞いてみると、嫁達は口々に、

「何やら面白そうな事をしようとしている様なのじゃ♡リオンよ抜け駆けはズルいのじゃあ!我も付いて行くのじゃあ!」

「リオンさん水臭いですぅ!私だってあの飛空艇に乗ってみたいですぅ!いざ!出陣なのですぅ!」

「・・・創造神様からお昼寝などしている場合ではないと諭されました。よく分かりませんけど、私もリオン様に付いて行きます。」

「・・・リオン様のイケズ・・・。メイはリオン様といつも一緒・・・私はリオン様成分を常に補充していないと死んでしまう・・・だからどこまでもリオン様に付いて行く・・・。」

「リオン様酷いですぞぅ!このロゼッタ!リオン様と永遠の契りを結んだ仲ですぞぅ♡リオン様を御守りするのが我が使命♡どこまでもお供仕る♡」

「リオン神様♡何やら面白そうな事をなさるんですね?憚りながらこのシルフィーとお付達もお供致します♡」

「リオン様ぁぁぁぁ♡是非とも連れてってください〜!メイさん程じゃないけどぅ、私もリオン様成分を補充したいよぅ♡」

「ミオは予めマーフちゃんから聞いていたの!このミオに隠し事なんて通用しないの!例の飛空艇を飛ばそうとしている事は明々白々なの!相変わらずリオンちゃんは意地悪なの!悪魔の所業なの!何と言われても絶対に付いて行くの!」

「リオン様の隠蔽工作なのです!千思万考なのです!一子相伝なのです!死んでもくっついて行くのです!」

「リオン様。先程またまた母の直感が発現しまして、今すぐリオン様の元行かねばならぬと。自分も行くから急げと言われて取るものも取りあえず駆けつけた次第です。母はリオン様が何処へ行こうとも、スッポンの様に食らいつく様にと厳命致しました。」

「ホホホホホ〜!甘いですわよリオン王♡私の直感に不可能はありませんことよ〜!直感によれば、リオン王はこれから何やら空前絶後の事をなさるおつもりですわよね?その様な面白き事、私としては絶対に捨て置けませんわよ〜♡私も付いて行きますわよ!もし断ったら・・・。分かっておりますわよね・・・?」

・・・まぁ嫁達が自発的にお昼寝をしないと判断したのなら是非も無い。

それに嫁達はともかく、皇妃は既に例の黒いオーラが出始めている・・・。

拒否すればマジで俺の命が危ない!

仕方なく嫁達とルイーゼママを引き連れて、ぞろぞろとバルバロッサに乗艦した。

既にヒルダ諜報部長はバルバロッサの艦橋で待機していた。

「リオン様。並びに皆様方。戦艦バルバロッサへようこそおいでくださいました!」

言いながら踵をカチッと鳴らして見事な敬礼をする。

うーん。相変わらず美しい所作だな。

因みに乗艦した面子のそれぞれの反応はというと・・・。

アリシア、メイ、ロゼッタ、シルフィーとお付達は予想通りにハニワになっております♡

ルイーゼと皇妃に至ってはハニワを通り越してもはやムンクの叫び状態でござる。

悠里は悠里で、

「おおぉぉぉぉぉぉ!凄い♡スゴすぎるよぅ〜!王道の異世界ファンタジー要素に加えて、まさかのSF要素まで加味してくるなんて〜♡まさしくこの世界は私にとってエデンだよぅ〜♡」

はい、謎テンションになっております♡

平静を保っていたのは所謂人外の嫁達だけであります・・・。

「うむ、設備は城と大差無いのじゃ。ココでアニメやマンガを見まくるのもアリなのじゃあ♡」

「リオン後で美味しいお菓子が食べたいですぅ♡」

「ふーん。まぁ人間が作ったにしては上出来なの。古代文明も中々やるなの。ミオ褒めて遣わすなの。」

「まぁ及第点なのです。悪くないのです。質実剛健なのです。価格破壊なのです。夜露死苦なのです。一気通貫なのです。」

・・・他の嫁達とのテンションの落差が凄まじいな・・・。

まぁ人外の嫁達はそもそも自力で空飛べるし、転生魔法も使えるからね。

さて同行してきた嫁達+ルイーゼママには、艦体下部の見晴らしの良い特別展望室に移動してもらった。

因みにアイテムボックスから酒とツマミとお菓子をじゃんじゃん出して、メイド姿のゴーレム(もはやほとんどロボットだが、一応魔力で動く為分類上はゴーレム)に特別展望室にいそいそと運ばせる事にした。

こういうのは雰囲気を出さないとね♡

もうすぐ特別展望室において盛大に酒盛りが始まるだろう。

「ではヒルダ。予め打ち合わせた通りに、巡航速度にてフォーチュン国内を周回機動にてエンドレスで。昼前に城に帰還予定だ。」

「ハッ!了解致しました!時間がきましたら艦内通信にて連絡致します!どうかそれまでリオン様も特別展望室にてお寛ぎください。」

相変わらずヒルダ諜報部長は優秀だなあ。何事にもそつがない。

では俺も特別展望室に行くとしますか♡

続く。

おのれおのれ!発進したところ迄しか書けなかった・・・。

無念なり〜!


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